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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 自分の意見がある人 (リーダーシップ開発、倫理、価値観/村尾佳子)

自分の意見がある人

村尾佳子 リーダーシップ開発、倫理、価値観

20/01/29

今日は、「自分の意見がある人」について考えていきます。
以前にも一度「自分の意見が言える人」についてお話させていただきましたが、そもそも「自分の意見が言える人」とは一体どういう人なのでしょうか。

「自分の意見が言える」ということは、そもそも何を問われているのか、その問いの本質をきちんと理解している必要があります。そして、その問いに答える形で自分の意見を持っていること、そしてその意見を正しく相手に伝えることができる必要があります。つまり、「自分の意見を言う」ということにも色んな段階があるわけです。

そのため、「自分の意見が言える」ようになるためには、そもそも「自分の意見を持っていること」が重要です。
よく会社の会議でも「○○さん、何か意見はありますか」と問われて、「特にありません」と答える人がいますが、「特にありません」を連発していると、そのうち本当に聞いてももらえなくなると思います。本当は意見があるけれども言わないのか、そもそも意見がないのか。これは全く異なります。もし本当に意見がないとすると、なぜ意見がないのかについて考えなければなりません。

意見がある人というのは、常に何らかのテーマについて考えているからこそ、自分がそれについてどう思うか、という考えを持っているわけです。「常に考える」というのはどういうことかというと、普段順調なことであったとしても、なぜ上手くいっているのかを考え、逆にもし課題がでてくるとすると、どういう時に出てくるるのだろうかなど、常に自分の中で疑問を持ち、自問自答することです。そして、自分で考えてもよく分からないことに直面した際には、自分で調べてみるという癖がそういう人には身についている場合が多いと感じます。「ふーん」ではなく、常に自分に問う姿勢を持っていることが大切です。

例えば、営業をしている人などに多いですが、無事に提案が通っていった最後に、決裁者から試されるような質問をされることがあります。「こういうことについてどう思う?」という質問であったり、あるいは「最近競合の○○の動きが~だが、そこはどうなの?」みたいな話であったり、業界についての会話に展開されるようなこともあると思います。その時に勉強していないと、「あぁ、そうなのですね、そうですよね」というだけでは寒い会話になるわけです。特に上位職になればなるほどこういう試し方をしています。常にこのような問いを投げながら、この人はどこまで勉強している人なのかなとか、どこまで関心を持てている人なのか、ということを試されていることに気付く必要があります。。勢いだけでやっていける営業は、おそらくある一定の年までで、それ以上のところでは、付加価値を求められていくようになると思います。

今の時代はどんなことでも調べられるため、単なる知識を問われることはあまりありません。そこからどういう解釈をしたのかなど、自分にない視点を相手は求めて問うてくる部分があると思います。それは社内でも社外でも、様々な場面で問われるシーンが増えているはずです。そんな時に、常に自分の新しい視点や自分なりのユニークな視点を出せるかどうかが、その人の存在価値になっていくと思います。そういう試すような質問をされた時に、きちんと答えられる/自分の意見が言える人に対しては、「良く勉強しているな」と相手は思います。

特に最近は「働き方改革について、御社の取り組みはどうですか?」という話題もいろんな場面で聞かれることが多いと思いますが、そうなると例えば「自社ではこういうふうな取り組みをしています」という事実を答えた上で、その取り組みそのものに対しての自分の考えをセットで言えると良いです。答えようとすると、最低限「働き方改革」とはいったい何なのか、同時に自分の会社の取り組みはどうなっているのかを正しく理解しておく必要があります。どんな情報も、何か意見に繋げられるように、解釈をしながら自分で常に考え続けることが大事です。「自分はこう思う」と言うためには、最低限何を知っていなければならないのか、何らかの枠組みを持っていないと、考え始めることさえできないわけです。例えば、マクロ環境の話では、それこそ経営のフレームワークであるPESTがあり、政治、経済、技術、社会という4つの枠組があります。だいたいこういう点についてはどうなのかと考える枠組みがあると、考え始めることができます。そういうことも含めて、普段から必要なインプットをし続けること非常に大事だと思います。

たくさんの情報が溢れている現代だからこそ、情報に触れ過ぎて、ある意味流れていってしまっているかもしれませんが、情報に触れるだけでは自分の思考は回っていきません。ただ「ふーん」で終わってしまっては意味がありません。ただ単にたくさんの情報に触れる必要はないので、それを丁寧に見ていき「これってどういう構造なのだろう」ということをちゃんと考える癖を付けていきましょう。意外とそういう意識がないまま情報に溺れてしまい、知っている気になっている人が多いのではないかと思います。それでは付加価値はゼロです。自分で意識的に考えるということが必要な時代にもう入っているのではないかと思います。

では、今日のまとめです。
自分の意見を持つためには、日常生活全てにおいて「課題は何か」を考え続け、自分は一体どういう意見を持っているのかを考え続けることが大切です。もし、今自分の意見を持てていないと思うのであれば、「どこが課題なのか」というところから振り返ってみると良いのではないでしょうか。

分野: リーダーシップ開発/倫理/価値観 |スピーカー: 村尾佳子

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