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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 学ぶ力のある人 (リーダーシップ開発、倫理、価値観/村尾佳子)

学ぶ力のある人

村尾佳子 リーダーシップ開発、倫理、価値観

19/11/08

今日は、「学ぶ力のある人」について考えていきます。
最近「学び直し」が非常に話題になっています。
「学び」というと、日本人は反射的に「資格取得」を思い浮かべる方が多いようですが、実は勉強して資格を取るというのは、世界的にみてかなり日本人は好きなようです。Google先生のような検索サイトがいなかった時代は、知っていることそのものに価値があり、ビジネスにおいても知識の差で優位に立てたりしたこともありましたが、検索サイトができた今では、みんなスマホでその場で検索することができるため、それ自体には価値がなくなってしまいました。そのため、全ての資格が悪いわけではありませんが、知識を問われて答えを書くような資格は、世界的に見るとあまり重視されない傾向にあります。

「学び」はその目的に応じて、「趣味のようなプライベートの学び」と「仕事に繋がるような学び」に分けられます。趣味のような学びであれば、全国の駅名を調べて覚えるでもいいですし、旅行の場所を学んでいくというものでも、それが自分にとっての楽しみや喜びに繋がれば内容は何でもいいわけです。そんな中で、今日は「学び」の中でもあえて「仕事の学び」にフォーカスしてお話しします。

「仕事の学び」の目的は、例えば社内で求められる能力の資格試験のように、「この資格に合格しないと昇給(昇格)出来ません」というものと、純粋に"こういうことが出来るようになりたい(したい)"など「仕事で成果出すための学び」に分けることができます。「強制的にやらなければならないもの」と「自発的にやりたいもの」と言い換えることもできますが、学ぶ力のある人は、例え昇進・昇格に必要な、やらなければならない資格試験のような強制的なものであったとしても、何らかの自分なりの目的を設定しているのが特徴だと思います。すなわち、全てにおいて学ぶ力のある人は、「目的設定力」、つまり「意味づけ力」を持っていると言えるのではないかなと思います。

常に、「これをやったらこんなことが出来るようになるな」、「これってこういう所に繋がるな」というように、自分の成長に結びつけて考えることで、たとえ強制的な資格試験であったとしてもワクワクしてきます。

「学ぶ力」は、学ぶ目的と方法に分けて考えることが出来ますが、先程から言っているように、「何のための学びなのか」、今学んでいることが最終的にどういう所に繋がり、それが出来ると何が嬉しいのかが具体的にイメージ出来るかどうかが大切です。例えば、資格の勉強だとしても実務のシーンをイメージし、どういう場面で誰の役に立ちそうなのか、これが出来たら具体的にこういう場面で活躍できるのかが頭の中に動画でイメージが持てたりとかするとモチベーションを高く持ち続けることが出来ます。やはり具体的に動きでイメージ出来るということが重要です。同時に、目的があってもどういう方法でそれを達成するのかも大事です。その目的に対してベストな方法というのがあります。

例えば、英語の勉強をしたことのある人は多いと思いますが、「英語の勉強=単語を覚える、英会話の学校行くなど方法が色々とある中で、目に付いた所にいきなり飛びつくことはお勧めしません。大事なことは、思いついた方法に闇雲に飛びつくのではなく、まずは構造的に学ぶことが大切です。例えば、英語の勉強はどういう体系になっていて、その中の体系の中から、自分はどういう力がより必要とされているのか、仕事によっては「早く読む」ということ自体が大事な仕事もあれば、「聞き取る」あるいは「会話する」ことが大事な場合もあります。会話でも本格的なビジネスの会話なのか、最初の人間関係さえ作れればよいのかによって学び方は全く変わってきます。やはり目的に応じた方法をセットで考えていかないといけません。一口に英語と言っても学び方は色々あるわけですから、自分にとって必要な英語力はなんなのかをしっかりと見極めましょう。

私自身も英語を長いこと勉強していますが、あんなに頑張って時間を費やしてきたのに、なぜこの方法を知らなかったんだろう、このやり方であれば3年もかけたことがたった1年くらいで出来たのに...ということに後から気付くことがあります。その領域の体系全体を調べて、その方法を理解した上で何がベストなのかを探っていきましょう。

方法を考える上で、自分の特性を考えるということも欠かせません。集中力のある人もいれば、あまり上手ではない人もいます。一人でするのが好きな人もいれば、皆でした方が頑張れる人もいます。自分をよく知ることも学ぶ力に繋がっていきます。そんなところを体系的に、トータル的に考える必要があるわけです。学ぶ時間の確保の仕方、どういう場所で学ぶのかなど、意外と人によって違ってきますので、自分の特性をよく理解し、その目的に対してどういう方法があり、どういう風にそれが自分にマッチするのか、そんな所をトータルでしっかり考えるという事がとても大事ではないかと思います。

では、今日のまとめです。
「学ぶ力がある人」は、学びそのものが何に繋がるのかをしっかりとイメージして学ぶ方法を検討することにも時間をかけ、その上で自分に合った方法を決めています。まずは、自分の「学ぶ」について振り返るというふうな所から始めると良いのではないでしょうか。

分野: リーダーシップ開発/倫理/価値観 |スピーカー: 村尾佳子

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