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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > ビジネスパーソンの悩み相談㉑転職 (リーダーシップ領域/田久保 善彦)

ビジネスパーソンの悩み相談㉑転職

田久保 善彦 リーダーシップ領域

19/10/11

今日は転職のお話です。転職を考えた時にまず何をしたらいいのか、転職にいいタイミングはあるのかについて考えていきましょう。

「転職には旬がある」という言い方をすることもあります。確かに転職をするのであれば、今の時代でも若いにこしたことはないという考え方もあると思いますが、人生100年時代と言われる中で、定年退職した方はある意味トレーニングの必要がないため、とても良い営業マンをやってもらえるということで雇用し始めた大企業もあったりします。そのため、時代に応じて転職自体も変わってきています。

一番大事ことは何かというと、「転職したいな」と思った時に、本当にそうなのかということをしっかりと一回は考えてみていただきたいと思います。なぜなら、転職をするということは会社を変えるわけですから、今まで培った人脈などある種の資産をゼロベースで作り直すことを意味するからです。この状態で本当に自分はハッピーになれるのかということをまず一回立ち止まって考えてみて頂きたいと思います。

前回の話にもあるように、自分の意思にそぐわない異動があったときに「辞めます」と言って辞めてしまった場合、辞めた後は本当に大丈夫なのかという心配もありますし、もし自分の意図と合わない転職だったとしても、未来永劫20年その部署にいなければならないわけでもないわけですから、例えば1年、2年、10年越しながら次の機会を待つことも可能です。
自ら転職をしようと思ったときに、会社に例えばこういうチームに異動させてほしいと自らプロアクティブに会社に訴えるなど今まで培ってきたものを上手く使いながら、本当に自分が指向するようなことが出来る方法がないのかを十分に考えるべきでしょう。上司と喧嘩したからハイ辞めますというのは、私は、避けるべきだと考えます。
今いる会社の中でまだ出来る可能性があるのであれば、まず一旦それを模索してみる。しかし、それでも無いのであればその時はずっと我慢する人生を何十年も送っても仕方がないですから、転職を考えるということだと思います。

その時に重要なのは、自分の価値観に即して自分はこれから何がやりたい人間なのかということを理解することです。ただ、これが極めて難しいです。逆に言うとそういうことが無いままに単に向こうに行ったらお給料が良さそうだなどの理由で決めてしまうとよくわからないことになってしまうかもしれません。「転職」というのは、自分が仕事に何を求めるのか、自分はどれくらいのお金があればどれくらいの幸せを感じる人間なのかということはおぼろげながら分かると思いますから、転職を考えて今の会社の中でやれないという結論が出たならば、まずは「自分はいつまでにどういうことがやりたい人間なのか」、「誰とやりたいのか」、「どこでやりたいのか」を一旦ちゃんと棚卸をしてみることが大事です。

最初から具体的に考えるのは難しいですから、考えた一日目は抽象度が高くてもいいと思います。しかし、何回も何回もその思考を繰り返して段々狭めていくという工程が必要です。発散しっぱなしだと話が前に進みませんから、おぼろげながらでも「こういうことかな」ということが見えた時に、次に大事なことは、それは自分に出来るだろうかということを考えないといけません。極論を言うと、私が「どうしても今からプロ野球選手になりたい」と言っても無理です。つまり、やりたいかやりたくないかという軸も大事ですが、出来るか出来ないかという軸も非常に大事です。
今人手不足で割とイージーに転職ができるようなマーケットもありますが、そこであまり深く考えずにポーンと入ってしまうと、入った後から高いスキルを要求されて困ってしまうというということもあるわけです。本当に自分にそれができるのか。自分自身に問いかけておくことが非常に大事です。

「やりたい仕事」で尚且つ「自分に出来る」ということを確認した後には、最後のチェックポイントとして、「それが色んな意味でペイできるか」を確認してください。お給料をもらって生活しなければなりませんから、具体的に自分が欲しいなと思う給料の±10%くらいの間のお給料が払ってもらえるのか。それら全てが叶ったとしても、片道3時間の通勤時間など物理的に通えないような状況ではないか。何よりも人間関係を重視し和気藹々と仕事がしたいと思っている人が、殺伐とした個人プレイヤーばかりの会社に行っても幸せになれません。そういう意味では、まず社内でやれることを考える。そして、それがノーで本当に転職を考えるのであれば、本当に自分の価値観に即して自分は何をやりたいと思っているのかを棚卸する。そして、それは本当に今の自分の能力で出来るのか、若しくはこれから自分が開発していくスキルを使って可能なのだろうかということを考える。そして最後にトータルの意味でペイするのかを考える、というのが転職の時に考えておかなければいけないことではないかと思います。

ちなみに、出来るか出来ないかところは、シンプルに能力開発の問題ですから、例えば今は英語が出来ないけれど、5年スパンで考えたらどのくらいまで英語が出来るようになるかも含めて可能性を考えることです。出来ることを増やしておくというのは何よりも大事になってくるという理解をしていただけたらいいのではないかと思います。

分野: リーダーシップ |スピーカー: 田久保 善彦

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