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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 幸福・成功のための哲学26潜在意識① (日本の会計、国際会計、税務会計、監査論、コーポレート・ガバナンス、西洋・東洋思想と倫理、経営哲学/岩崎勇)

幸福・成功のための哲学26潜在意識①

岩崎勇 日本の会計、国際会計、税務会計、監査論、コーポレート・ガバナンス、西洋・東洋思想と倫理、経営哲学

19/10/24

 松下幸之助・稲盛和夫の哲学においては、「幸福」や「成功」が中心的なものとなっている。前者の幸福の例でいえば、例えば、松下幸之助では、「繁栄による平和と幸福」(Peace and Happiness through Prosperity=PHP)の研究のために、周知のように、「PHP研究所」を設立し、様々な活動を行っている。ここでは、幸福とともに繁栄と平和とが掲げられている。他方、稲盛和夫では、京セラの経営理念として、「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること」として、物心両面の幸福を中心的なものとして考えている。

1 潜在意識の法則の意義
 心の法則の第9は、「潜在意識の法則」である。これは、前述の「一切唯心造」や「因果律」の法則を積極的に活用するという側面において、正しく潜在意識を活用すれば、心に思い描いたとおりに夢が実現する、というものである。つまり、顕在・潜在意識を活用して、善いことを思えば、善いことが実現し、反対に悪いことを思えば、悪いことが実現する、というものである。それゆえ、幸せや成功の実現のための強力な源泉となり、必須のものである。そして、「信じる者は、救われる」という言葉どおり、この法則の存在を信じて、正しく活用し、自己変革を行いながら、自己の尊い人生を生き抜くことが大切である。

2 潜在意識と顕在意識
 意識の種類には、一般に日常において自分で意識している「顕在意識」と、自分では意識していないが、心の奥底にある「潜在意識」の二つがある、と言われている。そして、その比率は、よく顕在意識は氷山にたとえられることが多い。すなわち、自分が普段意識している顕在意識は、水面からわずかに頭を出している氷山の一角である、といわれている。この潜在意識には、本能やこれまで経験してきた知識や体験などが保管され、潜在能力とも結びついて強力な能力を秘めている。この場合、能力に関して、通常人間は、潜在的な能力のせいぜい数十パーセントしか、現実には使用していない、と一般にいわれている。潜在能力の例としては、例えば、「火事場の馬鹿力」などはその典型例であろう。このような自己の潜在能力を信じ、心の態度を積極的にし、自己にエネルギーを吹き込みながら、最後まで耐え抜く忍耐力と持続力を与え、物事をやり遂げることが大切である。
 そして、この潜在意識のもつ能力を上手く引き出して、利用できれば、人は幸せにもなり、成功もできる。

3 潜在意識の活用
 どうすれば、夢を実現するために、潜在意識を上手く活用することができるのか。
 これに関しては、一般に「顕在意識による積極的な暗示を活用して、潜在意識を上手く働かせる」というものであり、次のような方法による。すなわち、積極的な心の態度で、夢を頭の中にできるだけ明確に描き、その夢を日夜常に顕在意識で強く思い、エネルギーを与え続け、その夢に向かって忍耐力を持って情熱的で誠実な努力を重ねる。この場合、実現するまで絶対に諦めないという覚悟を決め、絶対にその夢を実現できると暗示を与え続け、かつそれを信じ切ると共に、途中における失敗に挫けないで、夢を実現するまで努力を続けることである。
 なお、このうち最も大切なことは、例えば、昔の人が空を飛びたいという夢を持ち、それを飛行機に結び付けたのと同様に、できるだけ大きな夢を明確に持ち、エネルギーを与え続けることである。逆にいえば、「私なんかダメだ!」という不当な根拠のない自己能力の限定(「リミッター」)によって、大きな夢を持たないことが、最ももったいないことである。人生の最大の失敗は、挑戦してみないことである。いつの時代においても、小さい自己だからこそ、自己の「リミッターを外(はず)し」て、大きな夢や志を持つこと、すなわち「Boys be ambitious ! (少年よ、大志を抱け!) 」(ウィリアム・クラーク)、また、「人生に新しいことを始めるのに遅すぎるということはない」ということである。そして、積極的な暗示を活用して、その夢の実現を信念化し、失敗を恐れず、情熱的な努力を続けていくことである。

4 リミッター外し
 前述のように、我々は、自己の持つ潜在能力のせいぜい数十%しか、実際に使用していないといわれる。そして、前述の顕在意識の活用を通じて、この潜在能力を有効に活用すれば、夢の実現も困難ではない。よく自己の能力を考えるのに、兄弟・両親・祖父母や学歴などを見て、おおよその水準を決めていることが多い。しかし、それは根拠のない自己能力に対する限定に過ぎないことが多い。すなわち、このことは、少し自分の先祖を遡ってみれば、明白である。自分は、たった10代遡っても約2千人の可能性(血筋)を引いている。20代遡れば約200万人、30代遡っただけでも約21億人の可能性を引いているのである。この現実を直視すれば、自己の潜在能力は無限であるといい得る。
 この無限の潜在的な能力を信じ、自己を磨き上げ、それを最大限に引き出し、自己の力を発揮していくことが大切である。そのためには、現在の状況を基礎とする過去志向的な不当な自己能力に対する限定を止め、リミッターを外して、恐れや疲れを知らない真の若者のように、自由で大きな夢を持ち、それに挑戦し続けていくことによって自己の眠れる能力を新たに発見すること、すなわち未来志向的な未来力を持つことが大切である。

5 暗示と心の栄養
 このような夢を実現するための心のエネルギーは、どこから来るのであろうか。
 これに関して、夢を実現するための心のエネルギーの元となるものは、前述のように、「積極的な暗示」である。すなわち、その積極的な暗示が、夢の実現へのエネルギーに転化していくのである。言い換えれば、夢を実現し、幸せになるためには、身体を育てるのと同様に、心についても、常にそれを大きく育て上げることが必要である。それゆえ、心を健康に保ち、幸せに生きるためには、外部から入ってくる情報を良く吟味し、積極的なものだけを受け入れたり、また自らそれを与え続けること、すなわち心の栄養たる積極的な暗示を心に内外から与え続けることが必要である。

6 むすび
 成功・幸福のための哲学においては、成功し、幸福に生きるために、「潜在意識」上手く活用することが大切である。

分野: コーポレートガバナンス 財務会計 |スピーカー: 岩崎勇

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