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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 短期エグゼクティブプログラムの紹介 (企業財務 M&A/村藤功)

短期エグゼクティブプログラムの紹介

村藤功 企業財務 M&A

19/09/13

エグゼクティブプログラムというのは、MBAプログラムと少し違います。MBAプログラムは30代の人達が中心ですけれど、エグゼクティブプログラムは40歳代とか50歳代の企業幹部が対象で、毎年10数人でやっています。エグゼクティブプログラムは2010年に始めたので、今年で10回目です。短期と言っているのは、11月から3月までと4か月で、学位はもらえないのだけれど修了証書はもらえるというようなプログラムです。毎年、個人プロジェクトをやっており、最終日にプレゼンテーションをやってもらおうと思っています。

また、今年は、12月に3泊4日で台湾視察に行きます。毎年海外視察に行っていますが、去年はタイに行きました。台湾視察の一つのポイントは米中貿易戦争です。米中貿易戦争では台湾も困るのですよ。日本とか韓国も困るのですけれど、台湾もとても困る。台湾は中国に工場をつくってアメリカに売るみたいなことをずっとやっていたわけです。アメリカが研究開発して、台湾で製造受託して、大陸で作るというのが台湾のパターンです。そのため、アメリカと中国に関税25%とか30%の戦いをされるととても困ります。アメリカは勿論、中国もとても重要なマーケットなので、どっちかが駄目だと言われたら動けなくなってしまいます。どうすればいいのということで、中に挟まれた台湾がこれからどうするつもりなのかは重要です。日本企業もアメリカ市場と中国市場のどちらも大事なので、両方のマーケットに合わせたサプライチェーンをこれから組み立てないといけないですね。台湾は何をどのように修正するのでしょうか。日本企業で台湾に出ているところもいっぱいありますから、どのように対応するのかということをちょっと台湾の意見をお伺いしに行く、ということです。

QBSのMBAプログラムもそうですが、エグゼクティブプログラムは、日本企業がアジアでどうすればいいかを一つのテーマにしています。バブル崩壊後30年くらい日本のGDPは500兆円で全然成長していません。2000年には名目GDPで中国とASEANとインド合わせても、日本より小さいという状況でした。ところが、購買力平価GDPという、インフレを調整した本当の経済の大きさで言うと、もう2018年に中国とASEANとインドを足すと日本の8倍くらいになってしまいました。日本が止まっていて、中国・ASEAN・インドはとてもすごい勢いで成長しているのです。購買力平価でも8倍になって、このままいけば、10年後には14倍になると言われています。日本企業はどうやって生き延びるかというと、成長するアジアでマーケットシェアをとる事が大事です。日本の成長しないマーケットの中でごちゃごちゃ戦っていても限界があり、成長するアジアのマーケットでシェアを取るというのが日本経済の生きる道です。その為、中国を見に行ったりとか、台湾を見に行ったりとか、タイを見に行ったりとかをしているのです。タイを見に行くというのは、ASEANをどうしようかという話です。台湾は大陸の一部でもあるのだけど大陸とは違っています。台湾でプランニングしてそれを中国で作るというのもあるのだけど、最近は中国でプランニングして中国で作るみたいなのが出てきています。今後台湾はいったいどのように生きのびればよいのでしょうか。昔、日本が原材料と部品を供給してリトルドラゴンという形で、韓国とか台湾とかシンガポールとか成長したわけですけど、それは過去の歴史の一時期でした。これからは一体どうするのでしょうか? トランプみたいな人が出て来たり、習近平みたいな人が出て来たりしているので、落ちついて考え直す必要があります。

また、個人プロジェクトが毎回行われています。10数人の経営幹部、それぞれ皆役員だったり本部長とか部長さんだったりすると、自分で予算を持っている人が多いです。責任者としてこんな新規事業どうかというのを、他の会社の幹部の前でプレゼンする。これを最終日に個人プロジェクトの発表としてやっています。本人が責任者なので、自分で考えたことを自分の会社としてやってしまうということも結構多く、これも結構楽しみなものだと言えます。

この短期エグゼクティブプログラムについて詳しくは、九州大学ビジネススクールのホームページでご覧頂けます。「社会連携」や「WHAT'S NEW」の項目で、今年はどんなエグゼクティブプログラムがやっているのかという12回の内容が掲載されています。ホームペ-ジから申込書をダウンロードして書いて申し込んで頂ければ大歓迎ということで、奮ってお越し頂きたいと思っております。

普段はなかなか話す機会のない、それぞれの企業の経営幹部同士で話が出来ますから、交流も広がるでしょう。経営幹部は偉い人達なので、会社の中だと部下にやれと命令すると議論の必要もなくやってしまったりします。しかし、他の会社の経営幹部がそこにいれば、「俺はこう思う」と言っても「いや、俺はちょっと違うと思う」となり、ちゃんと説得しないと皆なかなか納得しません。そういったグループディスカッションが貴重な機会だと思います。

分野: その他 財務戦略 |スピーカー: 村藤功

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