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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > リーダーシップは型から入ろう⑤ 型(4) 結果を振り返り次の成長につなげよう (組織・リーダーシップ研究/芹沢宗一郎)

リーダーシップは型から入ろう⑤ 型(4) 結果を振り返り次の成長につなげよう

芹沢宗一郎 組織・リーダーシップ研究

19/07/19

「リーダーシップは型から入ろう」というシリーズでお話しています。リーダーシップに必要な3要素、「行動」「能力」「意識」の中の「行動」に焦点を当て、行動を4つのプロセスに分解してお話ししています。これまで行動の4つのプロセスとして、①目標を設定し、共有する ②計画を立てる ③実行する について一緒に考えてきました。最後の4つ目のプロセスは、「実行した結果をしっかり振り返って次の成長に繋げていく」です。

皆さんは普段振り返りをされることはありますか。
何か失敗をしたときに、次に同じ失敗しないように反省した経験のある方は多いと思いますが、実は振り返りは失敗した時だけではなく、成功した場合にも必要です。それは、なぜ上手くいったのかが分かればまた次に活かせるからです。つまり、振り返りをすることで再現性が担保出来るわけです。成功がまぐれで終わらなくなります。

まず目標が達成出来なかった場合のことを考えてみましょう。
当然、何故達成出来なかったのか、そもそも計画通りに行動出来ていたのか、という振り返りの視点がありますね。もし行動出来ていなかったとしたら何故行動出来なかったのかという理由を深掘りする必要があります。一方で、行動はしっかりしたけれども結果が出なかったというケースもあります。そうすると、それはなぜなのか。大事なのは今後具体的にどう行動したら成功に導けるかということをしっかり整理することです。

次に、失敗したことだけではなく、少しでも出来たこと、前進したことをしっかり振り返ることも非常に大切です。今は変化の大きい世の中ですから、当初の前提自体が変化し、立てた目標を計画通りに実行してもなかなか結果が出ないことがあります。おそらく以前より成功体験が持てない時代になっています。成功体験がなかなかもてないと人間はやる気や自信を失います。エネルギーがどんどん消耗していきます
たとえば、100のゴールに対して、90からスタートして97で終わってしまった場合、組織の中では「なぜ3足りなかったのか」と上司から追及されがちです。もちろん3足りなかった原因をちゃんと考えることは必要ですが、一方で、一生懸命努力して7前進したことに対してもやはり評価して欲しいと思うのが人間です。上司はそこもしっかり見てあげる必要があります。そして、自分自身も前進できた理由の振り返りをして自己肯定感をもつことが、今の時代非常に大切です。

どうしても日本人は足りなかったことばかりに目を向けてしまう傾向にあるように思います。リーダーが自分自身のことを自己肯定できないと、メンバーを褒めてあげることもできないと思います。まずは自分自身の自己肯定感を高め、メンバーに対しても一生懸命やって成長したところはしっかり承認してあげましょう。

自己肯定感を高めるためには、まず目標をより明確にしていくことで達成欲、やりたいという気持ちも高まります。そういう意味では今回4つのプロセスの一番初めにお伝えした「目標をしっかり明確にする」ことが重要です。
そして、2つめのプロセス「目標達成するためにどういうやり方を取ったらいいのか」については、これまでの経験則だけでプランニングしていると、変化つづける世の中ではなかなか結果が出ません。自分が経験してきているやり方だけではなく、他の道筋をいかにたくさんインプットするかが非常に大事です。他人から学ぶ、あるいは他の会社の経営のやり方から学ぶなどして引き出しを増やしていくことも自分自身の自信を高める一つのやり方です。

今回のシリーズでお話ししたこの4つのプロセスの一つ一つにきちんと向き合って取り組んでいけば、最終的に結果を振り返る時に自己肯定感をきちんと持った状態をつくれます。よく世の中ではこれをPDCA(Plan Do Check Action)と言い、成果を出すための合理的な思考行動サイクルとしてますが、PDCAは成果を出すためだけではなく、自分自身が成長するため、自分自身が自信をつけるための一つのサイクルでもあります。

では、今日のまとめです。
うまくいった時、あるいはうまくいかなかった時でも、必ず実践したことを振り返る習慣をつけましょう。そして、このPDCAを回していくことで自己肯定感も高まっていきます。さらには、個人の経験からの学びを組織にも展開していくことで、個人だけでなく組織全体も同時に成長できます。

分野: リーダーシップ 組織マネジメント |スピーカー: 芹沢宗一郎

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