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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 決断できる人、できない人 (リーダーシップ開発、倫理、価値観/村尾佳子)

決断できる人、できない人

村尾佳子 リーダーシップ開発、倫理、価値観

19/01/11

今日は「決断できる人、できない人」の差について考えていきます。
「決められない」というのはどういうことでしょうか。
決断するためには、決めるために必要な「情報」、何が大事なのかといった「判断軸」など必要な要素があります。決断ができない人は、これらに要因があることが多いです。その他にも、そもそも自信がないとか、影響範囲がよく分からない、視野が狭いなどの要素も関係してきます。

自分の下した決断がどこにいくのかが分からないと非常に怖いですよね。これが「影響の範囲」です。
「これは関係ない」と思って決断したことが、実は色んなところに関係する決断で、勝手に決めたことを怒られてしまう場合もあります。これから自分が下す決断はどういったところに影響を与えるのか、関わってくるのかといった影響範囲を考えておくことは非常に大事です。

では、決断のプロセスを一つずつ見ていきましょう。
決断するというのは、何らかの問題に対してどうしたら良いのか判断するわけですから、まず「問題の特定」が必要です。ここで躓く人が出てきます。
例えば、「問い合わせが多くて対応ができない」という問題があった場合、人を増やして対応できるようにしようと考えがちですが、「そもそもなぜそんなに多くの問い合わせがくるのか」、「ホームページがわかりにくいのではないか」ということを考える方が問題の本質を捉えています。
前者のように、「とりあえず目の前の問題を対処する」というやり方では、一見問題が解決できたように感じても、手間やコストが増えてしまって結果的に効率が悪くなるということがあります。「そもそも何が真の問題なのか」を特定するためには、正しい論理思考能力を持っていることが必要です。では、物事の本質を捉えるためにはどうしたらいいのかというと、「地道にトレーニングする」しかありません。

次に大事になってくるのは「対応の方向」です。何か問題があった際には、複数の解決策があるわけですが、その中には、因果関係がバラバラで層の異なるものも並んでいます。そのことを踏まえた上で、揃えていくことが非常に大事です。

そして、最後の一つに選択肢を絞るためには「判断軸」を作っておく必要があります。そのためには、普段から何が大事なのか、全体像を把握しておかなければなりません。
「決断」には、自分一人で決断できる内容から、経営の意思決定のような大きなものまで様々なレイヤーがあります。特に、上に行けば行くほどシンプルな問題ではなく、こっちを選ぶともう一方が取れないといったジレンマに陥る決断ばかりです。最後に意思決定する際に、コスト優先なのか、リソース優先なのか、といった決断を迫られてなかなか決められない上司は結構多いように感じます。更に他の部門が絡むとより一層問題は複雑になり、人間関係の問題もあり、ここで自分が決断するとあの人の顔が立たないなど考え込んでしまうと意思決定は難しくなります。そうこうしている間にメンバーからの信頼を失うという残念な構図になりがちです。私は、決断できない人の多くはこのようにみんなに良い顔をしようとして決断ができなくなってしまっているように思います。大事なのは、決断しないと何を失うのかということを自分自身に問うことです。「決断しない=現状維持」ではなく、タイミングを逸すると競合に負けてしまう、大事な社員が辞めてしまう、というようになんらかの損失があるわけです。ここで決断しないと何を失うのかを冷静に見極めて、最後は勇気をもつことが大切です。特に、ある程度のメンバーを通ってきた最後の意思決定ということであれば、何よりもメンバーの信頼を失います。「うちの上司は決められない人だから」と部下に感じさせることは避けたいです。そういうことも含めて、最後勇気をもって「自分はリーダーなんだから」と言い聞かせて勇気を持って決断してください。「様々なことを総合的に考えた結果、タイミング的に今ではない」と判断することは、これはこれであり得るものだと思います。「こういう理由で今ではないと判断しました」というは、根拠を持った一つの決断です。そこがなくて、「ちょっと今決められないからまたね」というのは単なる先延ばしです。この両者は大きな違いです。自分が「決断できない人かもしれない」という自覚のある人は、そもそもの原因は一体どこにあるかを考えてみてください。人によっては、新しいことがたくさん起きてきているため自分の今の知識では追いついていなくて、いくら説明されてもよくわからないという場合もあります。今までの経験の中では判断出来ないとなると、これは自分の能力不足ですから覚悟を持って勉強しにいくしかありません。「自分がリーダーだ」と自負してそういった立場に臨んでいくのであれば、「誰よりも考えたからこの意思決定について誰にも文句は言わせない」というくらいまで自分自身で腹括って、勉強して、知識を得て、考えきって決断するというのが理想ではないかと思います。

では、今日のまとめです。
この先AIなどで様々な選択肢を出してくれるようなツールも出てくると思いますが、「意思決定をする」ということは人間にしかできない能力です。「決断力」というのはこれから先、絶対的に必要な能力になっていくことが想定されるため、

分野: リーダーシップ開発/倫理/価値観 |スピーカー: 村尾佳子

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