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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > リーダーシップを発揮できる人、できない人 (リーダーシップ開発、倫理、価値観/村尾佳子)

リーダーシップを発揮できる人、できない人

村尾佳子 リーダーシップ開発、倫理、価値観

19/01/01

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
新年1回目の今日は「リーダーシップを発揮できる人、出来ない人」についてです。

そもそも「リーダーシップ」とは何かというと、「主体性を発揮すること」と表現することができます。「主体性」の反対は「反応的」です。「反応的」とは、言われたことをやることを意味します。それに対して「主体性」は、自分がこれをやりたいと思ってやっていくことです。「主体」は、自分が外部をもコントロールするという感覚を持ち、「反応」はあまり環境を変えられない、言われたことをやらないといけないということを意味し、考え方として全く異なります。

そもそもリーダーシップのリーダーとは、方向性を指し示す必要があります。よく「リーダー」と「マネージャー」の違いが話題になりますが、「マネージャー(マネジメント)」というのは、「決められたことを管理する人(こと)」を意味します。「リーダー(リーダーシップ)」は、「方向性を指し示しながらやるべきことを、未来を見据えて考える人(こと)」を指します。おそらくリーダーシップはこうした先を見ながら考える力がないと発揮できません。マネージャーの場合、極端な話リーダーシップがなくてもやることが決められてさえいればそれを管理すればいいので、マネージャーとして務めることは可能です。優れたマネージャーは、決められたことに向かってきちんと管理しているかどうかが重要です。管理ができればいいのです。しかし、それだけだと環境が変わってしまうと、今までやってきたことと同じことをやっていて成功するという保証はありません。やはり今までと違う環境になった瞬間に、何が変わって何を変えていかなければならないのかという方向を示さなければなりません。そうすると、次は圧倒的にそういったリーダーシップが必要とされることになります。そして次の方向性を考える時には、今後どうなったらいいのかという未来が見えていないとどこに行くべきかを指し示すことはできません。「うちの会社はこうあるべきだ」というような大事な自分の思いがないと方向性が出せません。リーダーシップを発揮するには、自分の仕事への思いが圧倒的に大事な部分の一つです。一方で、いくら思いがあっても、「いつも熱く語っているけれど何か言っていることがわからない」とか、「言っていることは正しそうだけれど、具体的に何をしたらいいのかわからない」と言われてしまう場合もあります。

人間は言葉でコミュニケーションをとりながら相手をやる気にさせていく、あるいは説得していく必要があるため、リーダーシップには「なぜその方向で動く必要があるのか」を論理的、構造的に皆にわかりやすく説明する力が大切な条件になります。その上で、それを「実現していく能力」があること、この2つの能力が欠かせません。更に言うと、リーダーシップは、色んな人を巻き込んでいくわけですから、誰を巻き込むべきか、一緒に実現する仲間を募る必要があります。誰がどういう役割を担っていて、どういうメンバー構成にすることがやりたいことを実現するために最適なのかを判断する判断力もリーダーシップを発揮するためには大切です。そのため、普段からどういう特性を持った人がいるのかに注目しておく必要があります。普段から一人一人に関心を持ってコミュニケーションをとっておくことは大事な特性だと思います。あとは、言うだけでは人はついてきません。やはり自分自身が行動しないと誰もついてこないわけです。意外とここを勘違いしている人が多いのですが、リーダーというポジションが付いた瞬間に、自分はリーダーだから動かない、指示するだけだと思っている方がいらっしゃいますが、「率先制覇」、仲間と一緒にやっていくことこそ大事です。イベントの後片付けを皆がやってくれているときに、自分はリーダーだからと見ている人もいるかもしれませんが、そういうときはやるべきだと思います。一緒に片付けることもチームとして非常に大事ですし、自分自身も行動していくという特性は絶対に大事な部分だと思います。やはり、そうしたところで信頼を積み重ねていかないと誰もついてきてくれません。

先ほど「人を巻き込む」という話をしましたけれども、自分がコントロール出来るものと、出来ないものを見分けることも大切です。コントロールできるものの中にも直接自分が指示できるところもあれば、直接は無理だけれど、誰かを使うと間接的にそこを動かせるという部分もあるかもしれません。コントロール出来る範囲がどこなのか、それは直接的/間接的に可能なものなのかをきちんと分けて考えておくことを仕分けておく必要があります。そもそもコントロール出来ないものについてはいくら考えても出来ません。そういったところをきちんと知識として理解しておきましょう。ちなみに、自分はリーダータイプなのか、マネージャータイプなのかを知るために、自分の口癖をチェックしてみるといいと思います。

リーダーシップを発揮している人は、「私は○○する」「私は○○が大事だと思う」など主語を「私」で語っています。結構、「○○しなければ駄目なんだよね」「やりたくないんだけどね」ということが口癖になっている人は、環境は変えられないと思っている反応的な人の口癖です。

皆さんも、ぜひ周囲の人を見ていただいて、「この人はリーダーだな」「この人はちょっと反応だな」ということを見ていくといいかもしれません。そして、出来るだけ「自分はこうする」ということを自分自身でも口癖化すると自分の主体性も意識的に開発されていくものだと思います。

では、今日のまとめです。
マネージャーは、この先AIに取って代わられる可能性がありますが、リーダーシップは人間にしか発揮できない能力です。その必要性はより高まっていくと考えられるため、まず自分はどうしたいのかを常に考える癖を付けていくことから始めてみてはいかがでしょうか。

分野: リーダーシップ開発/倫理/価値観 |スピーカー: 村尾佳子

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