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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > ビジネスパーソンの悩み相談⑯新しい仕事、職場にどう適応するか? (リーダーシップ領域/田久保 善彦)

ビジネスパーソンの悩み相談⑯新しい仕事、職場にどう適応するか?

田久保 善彦 リーダーシップ領域

18/12/21

ビジネスパーソンの悩みや質問にお答えするシリーズでお送りしていますが、今日のお悩みは「新しい職場にどう適用したら良いか」についてです。最近、「転職を考えている」もしくは「転職をした」という方もいらっしゃると思います。「新しい職場で早く馴染みたい、慣れたい、仕事に慣れたい」という思いがあると思いますが、どう進めていったらいいのかという質問です。

これは転職していく会社の状況や規模など様々な事に依存するため、一概にこうやったら良いといえない話ではありますが、一つ考えておいていただけたらと思っているのは「焦らない」ということです。「焦らない」とはどういうことかというと、学校を卒業して新入社員として会社に入った時というのは、右も左も分からないわけですし、周りも先輩ばかりです。焦る気持ちよりも、早く慣れよう!先輩に教えてもらおう!という気持ちが強かったと思います。

一方、転職する年齢や期待値にもよりますけれど、基本的に転職した時というのは、状況としては新入社員で入った時と同じで、どこにコピー機かあるのかもどうやって勤怠の管理をするのかもわからないという状況から始まります。ですから、あまり当日から活躍しようとか、次の日からモリモリ活躍して目立とうということを必要以上に思う必要はありません。焦って肩と肘に力が入りすぎると、逆によく分からないことになってしまう可能性が高いです。当然今までその会社にいた人からすれば、新しく入ってきた人がいきなりきて、何だかよく分からないことを言っている...ということになりかねません。そのため、私のオススメはしばらく「潜水艦のように潜る」というのがいいのではないかと思っています。もちろん、ただ潜っていればいいというわけではありません。

例えば、その職場で誰がキーパーソンなのか。誰が長くその職場にいて情報を握っているのか。誰の影響力が一番効いている職場なのかということを冷静にちゃんと見極めることも含めて、その部署の特性や文化を理解することがとても大事だと私は思っています。

新しい職場では、慣れるために職場の皆さんとランチに行くなどの交流はどんどん積極的にやってもらっていいと思いますが、いきなり会議に出て正論をベラベラ喋るということは、私は少なくても2、3週間から1か月ぐらいは辞めた方がいいのではないかと思っています。それよりも、まずはよく観察をし、どういう人間関係で、どういう人がどういう形で誰にどういう風に気を使っているのかを把握することを心がけてみてください。そうすると、「押してはいけないボタン」に気が付いてくるはずです。

「僕は期待をうけて、こういうポジションで、こういう形で入ったから」と翌日の会議から肩と肘に力を入れてモリモリ正しいことを正しく言わなければと、あまり格好いいプレゼンをしない文化の会社で、いきなりそうしたプレゼンを持っていくと、その瞬間に「あっ」と社員たちに引かれてしまうかもしれません。そうならないためにも会社の文化を見極める為の何週間かというのは、必ず必要だと思っています。

潜水艦のように潜って観察をし、そして自分がこれから働く職場に対する理解をしていく。これは転職もそうですけれど、例えば異動の場合でも同じことがいえると思います。同じ会社とはいえフロアや部署が違えば、それぞれ別の文化がそこにあるはずです。特に何か抜擢人事をされたときには、どのくらいの実力の人なのかをみんなが注目して見ていたりするわけです。そうすると逆に肩と肘に力が入りすぎて、勢いあまりすぎるということもあると思います。その辺はぜひ気を付けていただきたいと思います。

私が勤務しているグロービスでもビジネススクール通学中、もしくは卒業した後に多くの方が転職されますが、必ず先述のアドバイスをしています。
やはり新社員で入ると右も左も分からないのが当然、出来ないのが当然という前提で物事を見ますが、転職という事になると、今までのキャリア、プライドもあり、その辺が空回りしてしまいかねません。人間は「教えてください」と言われて嫌な気持ちがする人はあんまりいません。そのため、どういうポジションで入ろうが何をしようが、最初は「教えてください」というスタンスで入ったほうが、いろんな意味で無難だと思います。まさに潜水艦として潜っている間に状況をきちんと理解するということを覚えて頂けたらなと思います。

では、今日のまとめです。
仕事の場所が異動もしくは転職で変わった時に、初日からあまり焦らないということが重要です。その意味は、誰がキーパーソンなのか、どういう物の言い方をすることがこの会社のしきたりなのかなど会社の文化をきちんと理解しないままにいきなり正論を持ち込んでも、なかなかそこにいる従業員の方は受け止めてもらえないためです。しかし、人は優秀な方であればあるほど肩と肘に力が入ってしまい、いきなり出鼻から「頑張るぞ」と気合が入りすぎてしまいがちなので、是非このことを頭の片隅に留めておいていただければと思います。

分野: リーダーシップ |スピーカー: 田久保 善彦

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