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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > ビジネスパーソンの悩み相談⑭会社の方針と自分の考えが合わない時の対処方 (リーダーシップ領域/田久保 善彦)

ビジネスパーソンの悩み相談⑭会社の方針と自分の考えが合わない時の対処方

田久保 善彦 リーダーシップ領域

18/12/07

今回は、『会社の方針と自分の考えが合わない時、どうしたらいいんでしょうか?』という質問についてお話します。

会社の方針と自分の考えが合わないという場合にも、様々なレベルがあります。例えば、そもそも会社が掲げている理念、もしくは向こう5年間でどういう風になりたいんだというビジョン、中期計画のような大きな会社の方針(指針)に思い入れが持てないというレベル感で意見が合わない場合には、個人の力でそれらを変えることは、個人的には現実的でないと思っています。その場合、私は辞めるしかないと思っています。「この会社の方向性に私はついていけません」というのであれば、それはもう辞めるしかありません。ただ非常に難しいのは、そうは言ってもご飯を食べていかないといけないので辞められないと不満をもったまま仕事をする、そしてその不満はメンバーや部下、周りの人に影響し、会社としては良くない状況になります。これが「バッド・スパイラル/悪循環」です。

では、どうしたらいいのかと言うと、本当に心の底からその会社の方針に合わないのであれば「辞めます」と言える状況を作っておくということだと思います。ではどういう人なら「辞める」と宣言出来るのかと言うと、この会社を辞めてもご飯を食べられる状況の人です。そういった能力やネットワークを持っていることがやはり何よりも重要になります。

どうしてもその会社を辞めてしまうとにっちもさっちもいきませんという話になれば、もう辞められません。そうするとやりたくない仕事をやるしかない、そんな仕事をやっているからミスも増え、やる気もでず、数字も上がらない、上司に怒られると負のスパイラルに入ります。そういう時のために、やはり常にどこの会社でも「あなたを雇いたい」と言ってもらえるような能力開発をしておくことは、非常に大事です。

ビジネススクールでも、自分の人生に責任持てるということも含めて、能力開発していただく意味があるのかなと思っています。

一方、もう少し細かい小さな部分で方針が合わないということもあります。例えば、本当に個別に今回の課長の方針は合わない、今回のプロジェクトについてはいかがなものかと思っているといった場合です。これは対処の方法を考える余地があります。上司が言っていることについては、それはそれで割り切って対応し、プラスオンで自分のやり方で自分のやりたいことをやるということができたら最高です。この方法をやっていくと、プラスオンの所で自分の能力開発もできますし、結果的には上司も認めざるを得なくなり、徐々に自分の発言力も上がっていきます。ただ、いつもそんなに上手くいくとは限らないので、その場合は、次のことを試してみてください。今のあなたはその上司の方針を間違っていると思っているかもしれませんが、「本当に間違っているんだろうか」という問いを立ててみてください。もしかしたら課長にしか見えていない景色があるかもしれません。そういった情報を踏まえると課長の指示した内容が的を射ているかもしれません。しかし、そういった課長にしか見えていない方針というのは、なかなか説明するが難しかったり、詳細はメンバーに言えない場合があり、情報が省かれていたり伝えられないままに、「いいからやってくれ」となっている場合も結構あったりします。そうすると、課長が持っている情報を全部知らされていたら納得出来るけれども、部分的な情報だけでは納得できないということもあるのかもしれません。そのため、「何故こういうオーダーを上司は出してくるんだろう」、「自分の直接の上司はどういうプレッシャーを受けてるんだろう」というところを想像出来るようになれば、まさに上司の立場に立ってものを見ることが出来るようになれば、納得できることがあるかもしれません。しかし、自分の視点でしかものが考えられないと、「うちの課長は馬鹿なんだ」という話になりがちです。上司の立場、上司の置かれている状況に思いを馳せてみるというのも一つの手ではないかと思います。

では、今日のまとめです。
自分の考えと会社(上司)の考えが合わない場合についてお話ししました。根本的な考え方の部分の不一致であれば、今後どうするかは別として、能力開発をしていつでもその会社から離れられる実力を高めておくことは非常に重要です。一方で、個別の施策の話については、上司の立場に立って、「なぜこういうオーダーなんだろう」ということをもう1回考えてみると、実は納得出来る場合もあるかもしれないというお話でした。

分野: リーダーシップ |スピーカー: 田久保 善彦

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