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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 企画が通る人、通らない人 (リーダーシップ開発、倫理、価値観/村尾佳子)

企画が通る人、通らない人

村尾佳子 リーダーシップ開発、倫理、価値観

18/11/26

今日は「企画が通る人、通らない人」について考えていきます。社内社外様々な場面で仕事をしていると、小さなものから大きなものまで様々なプレゼンの機会が回ってきます。その際に、常にスムーズに企画が通る人と、常に突き返されてやり直しになる人にはっきりと明暗が分かれます。この両者には一体どういった違いがあるのでしょうか。

まず、スムーズに企画が通る人は、ゴールのイメージが明確です。何のための企画なのかをピシッと抑えてるため、大きく的を外しません。この企画が社内の中で、あるいは社外のお客さんの中でどういう位置付けで、どういうものを期待されているのか、そこの期待値を明確に描き、それに合わせた企画を出せるということが非常に大きな違いではないかと思います。

同時に、そこに至るまでには当然制約があるわけです。どれくらいの予算や人を使えるのか、リソースに関しては部内で閉じるべきなのか部外なのか。あるいはお客さん側もお客さんの中で完結するのか違う所まで巻き込むのか。そういう制約を事前に正しく理解しておくことも非常に大事です。また、企画して終わりではないため、実行段階の動きのイメージが描けるかも重要なポイントになります。実行段階になると様々な人々が関わってきます。お金を払う払わないに関わらず、どういう関係者がどのようにかかわるのか、お金で動くのか、お金ではコントロール出来ない話なのか、そうした細かい人の動きまで具体的に想定しておく必要があります。よく「誰が味方で誰が敵なのか」という話がありますが、これらをきちんと見分けて選別する必要があります。人は、三種類に分けることができます。何か企画が始まるとすると「積極的に応援してくれる人」、「言っても何もしない人」、それから「邪魔をする人」です。企画を通すためには、「邪魔をする人」を最低限排除しなければなりません。当然、実行段階で邪魔なのか、企画段階の邪魔なのか、邪魔にも様々な段階があります。企画が通るかどうかという場面を想定すると、その企画を通したいけれども「それ、うちできないよ」と言う人がいたり、あちこちで「あれ大した企画じゃないからやめた方がいいよ」と逆に足を引っ張るようなことを言ったりする人がいます。そういう人がいるかいないか、いるとするとどうやってそれを消すのか。そんな所も特に大きなプロジェクトになればなるほど大事な部分なのかもしれません。企画を通す部分では、小学校の時に習ったシンプルな枠組みとして「5W1H」を活用することができます。「いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように」です。みんなが知っているこの「5W1H」ですが、これが全て完璧に企画に反映されていることは実はあまり多くありません。企画を書く時、人に何か伝える時には、この5W1Hが大事です。どんなにたくさんの内容が書かれていても、5W1Hが抜けていると、結局何が言いたいのかわからない企画になってしまいます。言いたいことを整理せず、ダーっと書き出してしまうと、もはや謎の企画書になってしまいます。悩んだ時にはシンプルに考えてみるというのも1つではないかと思います。

例えば、この「どのように」という話では、企画にも様々な企画がありますが、営業やマーケティングプロモーションの場合には、いわゆるマーケティングミックスと言われる4Pがあります。「どこで売るのか」「どういうプロモーションをするのか」など、そういった枠組みでも使用できたりするため、まずは落ち着いてどういう構成にするのかきちんと基本の枠組みに沿って書いていくと失敗しません。骨格を考えることにしっかりと時間を費やして、具体的な葉の部分は後で肉付けしていけばいいわけです。まずは、どういうストーリーでどういう風に説明するのか、その大きなストーリーラインを明確に描くことが実は企画では一番大事な所になります。

最後は、「段取り」です。企画を考えていく時には何らかの期限があるはずです。その期限を意識し、逆算しながらいついつまでにこれをやらなければならないとピシッと線を引く人が多いと思いますが、残念ながら線表通りに動かない場合も多々あります。なぜかというと、その企画を調整するためには根回しが必要で、そのために思った以上に時間がかかってしまうためです。担当の部署からの返答がこなかいために時間が予定通り進まないということが起こるわけです。自分が気合いを入れて頑張ったら何とか出来る部分と、自分ではコントロール出来ない部分に分けて線表を引いておく必要があります。自分以外の人にお願いしなければならない部分を想定し、ある程度余裕時間をもって決めていくこともとても大切です。あとは、その企画が決め打ちのように見えないということです。これだけの可能性が考えられますが、その中からこの企画がベストだと思ったのでこれを提案しますという提案書になってないと企画書になりません。なぜ決め打ちでこれがいいのか。なぜこれがベストなのかに疑問がつく場合もあるため、そういったところも最後は大事ではないかと思います。企画が通らない人は、まさに今の話の裏返しで、とりあえず思いついたことを「言われたからやります」みたいな形で書いていく方がいます。そのようなやり方では絶対通りません。

では、今日のまとめです。
そもそも何のための何の企画なのか。何がこの企画の成功の定義なのか。そんな所を丁寧に丁寧に考えていくことがとても大事ではかと思います。

分野: リーダーシップ開発/倫理/価値観 |スピーカー: 村尾佳子

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