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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 成長する人、しない人 (リーダーシップ開発、倫理、価値観/村尾佳子)

成長する人、しない人

村尾佳子 リーダーシップ開発、倫理、価値観

18/11/05

今日は、「成長する人、しない人」について考えていきます。
ビジネスパーソンの方とお話ししていると、「成長したい」とおっしゃる方がとても多い印象を受けます。
しかし、具体的に「どんな成長を目指すのか」と質問すると、一瞬考えてしまう方が多いです。

「成長」と一言で言っても、一体何の成長を目指すのか。専門性を上げるというものから、人間的な成長、思考力など考える力、自分の仕事に対する思い(情熱・熱意)まで様々なものが成長対象になります。そもそも何のために、どんな成長をしたいのか、ということを少し立ち止まって考えることが非常に大事です。成長には様々なものがありますが、能力にしても、人間性にしても、全ての人に共通することは、その人に学ぶ気持ちさえあれば、どんなことからでも学ぶことができるということです。たとえすごく嫌なことが起こっても、「ここから学べることは何だろう」と考えることで、嫌な体験からも学ぶことはできます。日常全てを自分の成長機会だというふうに捉えることができるかどうかが、成長する人になれるかどうかの分かれ目です。

たとえば、電車の中で嫌な人に出会って、強くぶつかられた時、一瞬イラっとしてきれてしまいそうになることもあるかもしれません。しかし、「これは自分の人間力の成長のための何かのきっかけだ」と思うことで、「今の人も何か嫌なことがあったのかな」といつもだったらイラっと来るところをぐっとこらえることができるかもしれません。普段と別の見方をすることで自分の気持ちを落ち着かせることが出来たとすると、それも一つの自分の「人間的な成長(成熟)」に繋がると思います。

そう考えると、たとえ反面教師であったとしても学ぶことができる、そんなことが成長出来る人の共通項ではないかと思います。

また、能力面でも、誰かが失敗した際に「あの人やっちゃったな」とか、「なんでこんなことできなかったんだろう」と思って終わるのではなく、「自分だったら出来るだろうか」と自分のこととして捉えてみることも大切ではないかと思っています。人の失敗を見て自分にきちんと置き換えることができるかどうか。
これを言い換えると、「自分に引き寄せる力」と言うことが出来ます。その他にも、成長できる人の特徴として、色んな角度から物事を捉えることが出来るかということも挙げられます。もし自分がその立場だったらどういう対応をするのか、ということをシミュレーションしてみましょう。また、自分自身が過去に起こしてしまった失敗から学ぶことも大事ですし、色んな付加の仕方があると思います。

成長する人の共通項として、「自分はどう生きたいのか、何のために成長したいのか」というところがクリアになっているということは欠かせません。成長とは、現状の自分となりたい自分の間にあるギャップを埋めていく作業です。どういういう自分でありたいのかという目標を明確に強く持っておくことは、自分が頑張って成長するモチベーションの源泉になります。どう生きたいかという意味付けがある方は、それに対する努力を意識されている方が多く、成長幅は大きいです。また、ギャップを埋めていくためには、正しい自己認識が出来ているかことも重要なポイントになります。自分で自分のことを理解するというのは、思っているよりも難しいことです。意外と出来ている人ほど、出来ていないというマインドセットを持っていたり、全く出来ていない人に限って注意されても、「自分に言われたわけではない」と思っていたりすることがあります。誰か他の人が指摘されている時に、それを自分のことだと思って聞くことができるかどうか、やはり引き寄せる力が必要です。

自己認識は、常に他人との比較のため、誰と比較するのかによって出来る出来ないの基準が変わります。当たり前ですが、大人が小学生と比較すると当然大人は何でもできるということになりますが、相対的にどういう集団の中で比較するかによって正しい自己認識が出来るか出来ないかは大きく変わってしまいます。
たとえば、会社など一つの組織では、業種や仕事の内容により求められる能力が決まっていたりします。
そのため、社内だけで比較していると、社会全体で見たときに自分は全然できていない...ということになりかねません。正しい自己認識をするためには、同じような会社、または業種、職種の人とばかり比較するのではなく、社会全般的にみてどうなのかということを定期的に計ることが大事ではないかと思います。

一方で成長出来ない人の特徴としては、何事も短期的思考で目先のことにしか目が向いていなかったり、他者からの指摘を自分には関係ないことだと思っていたり、そういうマインドセットの面が非常に大きく関係してきます。

人間は、所属するコミュニティに染まりやすいため、成長志向の人がたくさんいるコミュニティに身を置くことも大切です。「みんな成長したよね」と言っているコミュニティにいると、もっと頑張ろうという気持ちになっていきます。どういうコミュニティに自分は属しているのかという認識と、どういうところに属したいのかということをきちんと意識していく必要があります。

 では、今日のまとめです。
成長について具体的に考えることはあまりないかもしれませんが、自分自身の成長意欲は他人と比べてどうなのか、社会と比べてどうなのか考えてみるというところから始めていただき、良いコミュニティを選んでいっていただきたいと思います。

分野: リーダーシップ開発/倫理/価値観 |スピーカー: 村尾佳子

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