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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 財政は破綻しないから心配無用 (経済予測、経済事情、日本経済、経済学/塚崎公義)

財政は破綻しないから心配無用

塚崎公義 経済予測、経済事情、日本経済、経済学

18/10/16

今回は、財政は破綻しないから心配は無用という話です。
日本の政府の財政が赤字という話は皆さんご存知だと思います。毎年の赤字の分を借金しているので、借金の残高が1000兆円くらいあると考えて下さい。日本人の大人は大体1億人いるので、大人1人あたり1000万円の借金だと言って良いと思います。それを返すために、私たち1人ひとりが税金を1000万円ずつ払う事はないので、御安心ください。何十年もかけて少しずつ返していくことになるのでしょうし、高額所得者がたくさん税金を払ったり、儲かった会社がたくさん税金を払ったりすると思います。

実際には将来の税金の事はこれから決めていかなくてはいけません。国会などでしっかり議論してほしいものです。ただ、一つだけ分かっていただきたいのは、巨額の借金があっても、きちんと対応すれば返せるので、政府が破産する事は考えにくいという事です。

一番常識的なのは、消費税を上げていくという事です。ヨーロッパでは消費税が20%くらいなので、日本も少しずつ上げて行って最後は20%くらいになると思います。消費税が20%が高いと思いますが、ヨーロッパの人は、みんな払っているので、日本人だって払えるはずです。もちろん、急に20%に上がったら経済が大混乱するでしょうが、時間をかけて少しずつ上げていけば大丈夫です。
消費税を増税すると、景気が悪くなって失業者が増えてしまうのではないかという心配があります。でも、私はあまり心配していません。心強いのは、これから少子高齢化で労働力不足の時代が続くということです。つまり、増税をして景気が少しくらい悪くなっても、失業者が増えてしまう事はないだろうということです。もしかすると、景気が良くなってインフレが心配になってくると、増税をしてわざと景気を悪くして、インフレを止めようなどという話も出てくるかも知れません。そうなれば、増税は財政赤字を減らすと同時にインフレも防いでくれる一石二鳥になるということです。
やはり消費税が20%になることは嬉しくありません。そこで私は、相続税を高くすれば良いと考えています。とくに、子供のいない人の相続税を高くすれば良いと思います。
最近は結婚しない人も多いですが、親がいない独身者が亡くなられると、遺産は兄弟姉妹が相続することになります。私としては、兄弟姉妹に相続させなくても、相続税として政府に納めてもらっても良いと思います。結婚していても、子供がいない夫婦であれば同じことです。旦那さんが亡くなった時は奥さんが相続しますが、奥さんが亡くなった時には奥さんの兄弟姉妹が相続するのではなく、相続税として政府に納めてもらっても良いと思います。子供のいない方は、長生きした時に困らないように多額の貯金を持っている場合も多いので、法律を変える事によって、数十年経つとすごい金額の相続税が入ってくるのではないかと思っています。

ここからは、極端な話をします。朝からあまり極端な話をするのは恐縮ですが、皆さんに安心してもらうためなので、ぜひ聞いていただきたいです。日本は少子化なので、一人っ子と一人っ子が結婚して一人っ子を産むとすると、何千年かたった時に日本人が一人だけになります。その子は、金融資産を1800兆円相続するはずです。なぜなら、今の日本の家計の金融資産は1800兆円あり、それが全部その子のものになるからです。その子が亡くなった時には、1800兆円が政府に入るので、政府の借金が1000兆円あっても大丈夫です。本当に日本人が最後の一人になってしまうことは無いとは思いますが、そのような極端な場合を考えてみることで、政府の借金はなんとか返せそうだという事がわかっていただけると思います。もちろん、何千年も経ってから返すのではなく、何十年かの間にはしっかり増税をして政府の借金を返すべきだとは思いますが、それが100年になっても特に困った事は起きないと思います。
政府が破産するという噂が広まって、誰も日本国債を買わなくなったらどうするのかと聞かれる事がありますが、大丈夫だと思います。日本政府が破産しそうな時には、投資家たちは日本国債を売るわけですが、代金として受け取った日銀券も、日本政府が破産するならば持っていても仕方ありません。そこで投資家たちはアメリカの国債を買うと思いますが、そうなるとドルが値下がりするリスクが出てきます。そのリスクの方が日本政府が破産するリスクより高いので、投資家たちは結局日本国債を買います。

今日のまとめです。日本政府が破産する事は無いと思います。これから何十年かかけて消費税が増税されていくと思います。少子高齢化で労働力不足の時代になれば、増税して景気が悪くなっても失業が増えないので、増税がやりやすくなるはずです。私としては、相続税を増税すれば良いと思っています。

分野: 経済予測 |スピーカー: 塚崎公義

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