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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > ビジネスパーソンのための読書術 (リーダーシップ開発、倫理、価値観/村尾佳子)

ビジネスパーソンのための読書術

村尾佳子 リーダーシップ開発、倫理、価値観

18/08/06

今日は、読書について少し考えてみましょう。
みなさんは本を読む時、趣味のため、あるいは仕事上のインプットのために読むということが多いのではないかと思います。読書についてでは、「読む」ということに集中してしまい、「読む目的」については考えたことがないという方も多いのではないでしょうか。「そもそも読書はどのようにするものなのか」。普段あまり考えるたことのない内容について今日は考えていきましょう。

本を読む目的はというと「これ面白そうだな」と何となく本を手に取って読むということもあるでしょうし、何か話すきっかけになればと考えて本を買うこともあります。おそらく読書が趣味という方であれば、あまり深く考えずに心赴くままに楽しそうな本を読むという目的もあっていいと思います。
ただし、「ビジネスパーソンのための読書」となると、「何のための読書なのか」という所を明確にしておくことが非常に重要ですし、その方が効率的に本を読むことができます。学生生徒のみなさんから「どういう風に読むのが効率いいですか」という質問をいただくことが多いので、その辺も考えていきましょう。

私が尊敬する田坂 広志さんは、読書のタイプ本の読み方には3つあると述べられています。それらを私は以下のようになりに解釈し、以下のようにまとめましたしています。

第一のタイプ一つ目の読み方は、「知識を学ぶ読書」です。単に何かの情報について知識をインプットしたいという目的の場合に、情報誌を読むかのようにその領域の本を読むという読み方です。
二つ目第二のタイプは、何か会社の企画を通すためのヒントになるものを探そうという場合など、情報はもちろん、それを自分の企画に活かすためのアイデアをひねり出すことを最大の目的とした読み方です。この読み方を「智恵を掴む読書」と言います。と言えると思います。
三つ目第三のタイプは、「心の糧を得る読書」です。これは、少し心が辛いな、エネルギー欲しいなという時、何か思考の体系について考えてみたいなという時に、じっくりと著者と対話しながら考え、何かを感じることを大切にするように読み方読むタイプです。

私たちがよくやりがちな読書の典型的なパターンとして、不安定な社会の中で「何か勉強をしないと」という漠然とした焦りから、店に並んでいるたくさんの自己啓発系の本を取りあえず手に取って、読んで、勉強をしている気分になって安心するというものがあります。これは、まさに目的を押さえずに似たような本を読み続けてしまうというよくやりがちなもったいないパターンです。この読み方では、いくら本を読んでも、それが出来るようにはなりません。私は片付けが苦手なので「ズボラな人の片付け術」と書かれた本があると、「おっ」とすぐに手に取って読みますが、実際に読んで片づけが上手くなったかというとそううまくはいきません。その術の本を読んで、実際にそれに則ってやってみて、自分の家でそれが出来るかどうかを実践してみないと出来るようにはならないのですりません。何よりも大切なのは自己検証することです。

例えば今、非常に人気なのが「リーダーシップ」を強化に関する本です。どの本でも書かれていることの本質はほとんど同じです。しかし、それを実践してリーダーシップを発揮して物事を動かしてみない限り、いくら本を読んでもリーダーシップを発揮出来るようにはなりません。そこはしっかりとインプットした分、ちゃんとアウトプットするということを繰り返しやっていく必要があります。

また、真面目な方の中には、1冊を読み終わるまで次の本を読み始めないという方がいらっしゃいます。しかし、本にも合う合わないがあります。読んで読みにくいなと思う本は、今の自分には合わない本です。そこは割り切って諦めて、少し温めておいて1年後にもう一度読み返してみることで、以前はピンとこなかったわからなかったことがピンとくるわかるようになる、心に響くようになるということがあります。読み始めてちょっと合わないなと思ったら、一旦そこは置いてしまうというのも非常に大事です。同様に、全ページを均等に読みたい思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それこそインプットするための読書の時には、既に知っている内容は飛ばして読むということも必要です。

ちなみに私は大体種類の違う本を3冊ぐらい持ち歩いています。「インプットの本」、「心の糧の本」、それから「智慧を掴む本」の3種類です。疲れている時は、心を心を落ち着けるためにも著者と対話をするような本を読みますし、頭がクリアな時は、考えながら読む本など、気分に合わせて読みたい本を読めるように常に3冊ぐらいは持ち歩いています。私の専門はマーケティングなので、「マーケティング関連の最新刊」の本と、「1日1言集」という尊敬する平澤 興さんの1日1言ずつ今日の言葉を載せてある本を必ず持ち歩いています。出張の時も毎朝その言葉を見て1日が始まります。最後に、残りの1冊として、新書系の本で今どきのテーマを扱った本を持ち歩いています。

では、今日のまとめです。
単なる趣味の読書であれば好きに読んで良いですが、「インプットが目的」ということであれば、まずは目的をきちんと考えて、インプットのためであれば、そもそも本である必要があるのか、動画からのインプットでもいいのではないかなど検討したうえで目的を押さえて読む必要があります。

分野: |スピーカー: 村尾佳子

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