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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 残酷すぎる成功法則④ワークライフバランス (組織行動とリーダーシップ/福田亮)

残酷すぎる成功法則④ワークライフバランス

福田亮 組織行動とリーダーシップ

18/07/30

「残酷すぎる成功法則」という本のトピックから、成功する人はどういう人なのか。今まで成功する人の特徴として挙げられてきたことは本当にそうなのか、についてお話をしています。今日は、「ワーク・ライフ・バランス」についてのお話です。これは、昨今非常に問われている考え方です。従来のパラダイムと矛盾する中で、「仕事での成功」と「家庭または生活への幸福感」は本当に両立できるのかについて考えてみたいと思います。

今、企業は「ワーク・ライフ・バランス=働き方改革」で何をしているかというと、労働時間をどんどんどんどん短くして、その時間を生活に使うようにはたらきかけています。しかし、それで本当にワーク・ライフ・バランスを実現出来ている人は少ないような気がします。何に引っかかっているかというと、まずはワークの時間を減らすことによる「不安」ではないかと思います。

これは生産性の話に繋がりますが、仕事の時間を減らしてしまうことにより、自分は仕事でパフォーマンスを上げられないのではないか、という不安からなかなか時間を減らせないということが挙げられます。ここもやはり先入観があります。かつて、「一流になるには1万時間かかる」と言われていました。一流になるには、仕事に対して時間を投入しなくてはならないという考え方が根強く残っています。実際に成功した人間というのは、それだけの時間を投入しているわけです。労働時間を削るというのは、その時間を削ってしまうというわけです。では、従来とは別の発想でどうやって仕事のパフォーマンスを上げていくかというと、仕事の「質」です。質を作っていく上で大事なものとして最近言われているのが「仕事の意義・意味」を明確に捉えるということです。つまり、意義のある仕事はやり甲斐を感じるし、集中力も高まります。最近は、今までの仕事を、「作業」と「本当の仕事」に分けましょうと言っています。むしろ作業を(最近は機械も出来ていますから)ロボットなり機械にゆだねるなどしてなくしていくことによって生産性を高めていこうという流れがあります。限られた時間で質を高めていくため、集中出来るだけのエネルギーをどう蓄えるかが問題になります。この時に実は私が残業時間の管理よりも非常に大切だと感じたのは「休暇」です。「長期の休暇」あるいは、「まとまった休み」です。なおかつ、「仕事を忘れられる」というのがポイントです。これについても、この本の中に面白い話が紹介されていました。

とあるコンサルティングファームが大学と連携してとある実験をしました。これは完全な休日を2~3日とってもらうというものです。働くのが好きな人たちは、緊急事態があったらいつでも対応出来るように休日でも準備をしていることが多いです。とりあえずメールを見たり、旅行に行っていてもパソコンを開いたりといった感じです。この実験では、そういうものを一切シャットダウンした休暇をとるように指示しました。最初は多くのパートナーが大反対したそうです。不安でしょうがないわけです。しかし、実際にそれを試みたところ、「休暇から戻ってきた後に仕事の意義をより感じられるようになった」、「仕事のパフォーマンスが上がった」という声が非常に大きくあがってきたそうです。これは、やはり発想の転換、とらわれているものを落とすという意味で非常に効果があるということです。次に大事なのが、そういう時間を何に使っているかです。その前にまとまった休暇がとれないということも多いと思いますが、大事なのは、「休む」ということです。質の高い睡眠をどうとるかということが非常に注目されていて、最近ウェアラブルの色んなセンサーも増えています。どういう睡眠状態で、どれぐらいの時間睡眠をとることがベストなのかを知ることができるようになってきています。やはりON・OFFを明確に決めて休む時間を作ることが大事です。そのためには、意味のある仕事にフォーカスをして無駄をとり、その分しっかり休むというバランスが大切です。そして、休みの間に何に優先順位を置いていくかを考える必要があります。ここで悩ましいのは、色々やりたいことはあるけれど、結局時間は24時間しかないため、時間は足りなくなるということです。やはり大事なのは、私は「ワーク・ライフ・バランス」ではなく、「ワーク・アズ・ライフ」という感覚ではないかと考えています。ここでこの本が掲げている成功のビック・フォーがあります。これは何かというと、「幸福を感じること」です。次が「目標を達成する達成感」。3番目には「存在意義」です。誰かの役に立つということ。4番目が「育成」。自分が大事にしていることを周りの人達に伝えるというこの4つが成功のビック・フォーとして挙げられています。この4つのバランスが取れた生活が送れていることが、充実した生活が送れているかどうかの基準になります。自分が1週間あるいは1カ月の間の活動を棚卸しして、果たして自分は何にどれだけの時間を使っているかどうかを把握して、このバランスを今後どうしていくのかを決めることが大切だと思います。この3ヶ月は自分が楽しむ時間の割合を増やしていこうとか、この次の3ヶ月は達成感を得たいとか、人生の計画性を持つことが非常に大事です。その鍵は、先ほど紹介した「幸福感」「達成感」「存在意義」「育成」のバランスです。実際、私もこれを参考にしながら生活しています。

では、今日のまとめです。
ワーク・ライフ・バランスは、ワーク・アズ・ライフであるということです。

分野: リーダーシップ 組織行動 |スピーカー: 福田亮

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