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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 残酷すぎる成功法則②自信があるように見える人は成功する (組織行動とリーダーシップ/福田亮)

残酷すぎる成功法則②自信があるように見える人は成功する

福田亮 組織行動とリーダーシップ

18/07/16

前回は、「残酷すぎる成功の法則」というアメリカの自己啓発本の中に書かれていることの中から、「いい人は成功できるのか」についてご紹介しました。実は長期的にみると、いい人は成功する、正義は勝つというお話でした。今日は、この本の中の別のトピックから「自分に対して自信がないと成功できないのか」「みなさんは自信を持てていますか」というお話です。

いろんな方とお話する中で、「自信がなかなか持てない」という言葉をよく耳にします。特に何か新しいことに挑んでみようという時や未経験のものに飛び込んでいこうとする時には、「自信がないから...」と足踏みしがちです。やはり、この「自信」というのが成功を支える要因になっているという認識はみなさんお持ちだと思います。
実際に、「自信がある人」あるいは「自信があるように見える人」というのは、成功すると言われています。自信を持っている人にみんなついていこうと思いますし、印象がその人を既定するところがあります。よく「自信を持っているように振る舞え」と言われます。そう振る舞っていく中で、自分に対する自信が育まれていくという理屈があります。たとえ本当は自分に自信がなくても、あるかのように意図的に振る舞うということです。特に人の上に立つと、そういう振る舞いをしていかないといけない部分もありますね。

では、自信がないと本当に成功できないのでしょうか。
「自信」というのは、今お伝えしたように大事な要素の1つですが、逆に自信を持ちすぎるが故のデメリットはないのでしょうか。

自信のデメリットは、「傲慢になってしまう」というところにあります。これはこの本とは関係がないのですが、多くのCEOが失敗したケースを調査した論文によると、失敗の原因として、CEOが傲慢になって、周囲の様々な状況に目を向けなくなったことで失敗してしまうというケースが多いそうです。
自信が行き過ぎると、現状を見なくなる、あるいは現実を正しく理解せずに自分に都合のいいように解釈してしまうなどの傲慢さにつながるというマイナス面があります。

ここで次に大事になるのが、「自信がない」ことのメリットです。先ほどの裏返しになりますが、自信がないということは、現状に対しての感度が高いということです。自信の無さには、現状を正しく把握しようとか、状況を慎重に見たうえで何かを決めようというメリットがあります。

そうすると、「自信がある/ない」の双方にメリットとデメリットがあるということになります。では、一体どうしたら良いのでしょうか。この本では、ここでもう自信は忘れて成功に必要な話を考えようと自信に代わる概念を考え始めます。自信があるかないかということは、必ずしも成功に繋がるわけではないのではないと考えました。

そして、自信に代わる概念として、「自分への思いやり(セルフコンパッション)」「自分に対する共感」を挙げます。自信を持ちすぎると、うまくいかなかったときに自分自身を過小評価したり、自分自身に対して非常に厳しく見てしまったりすることによって悪循環が起こります。しかし、そのときに人間は完璧ではないから、失敗した自分も認めようという気持ちが、実は先ほど申し上げた、自信がないケースの強みに目を向けるきっかけにもなってくるといいます。昔、有森裕子さんが「自分で自分を褒めてあげたいです」という名言を残しましたけれども、まさしく今の自分をしっかり受け入れることによって、自信のデメリットが解消できるのではないかと思います。自信は自尊心と関係性があり、「自分の証明」という欲求が関わってきますが、コンパッションはあくまでも「自分を受け入れてさらに成長していこう」「学習していこう」というところに目を向けることに繋がっていく概念です。

つまり、自信があるかないかではなく、自分を許せるかどうか、自分を信じられるかどうかが大切ということです。
今日のポイントは、自信を育む以上に自分を許すことが大事ということです。

分野: リーダーシップ 組織行動 |スピーカー: 福田亮

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