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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 英国における異文化(37)紅茶(1) (英文法理論、コンピュータによる英語教育/鈴木右文)

英国における異文化(37)紅茶(1)

鈴木右文 英文法理論、コンピュータによる英語教育

18/06/13

今日はイギリスにおける異文化の話です。今回、今まで何回か匂わせていましたが、紅茶をとうとう取り上げようと思います。何故ついにかというと、紅茶というものは一筋縄ではいかなくて、話し出すと何回掛かるかわからないような大ネタです。好きな方もたくさんいらっしゃるだろうから、いいかげんなことをしゃべってはいけないということもあり、なかなか踏ん切りが付きませんでしたが、とうとう始めさせて頂きます。

色々な側面があるのでどこから話していいか分かりませんが、イギリスにおける異文化シリーズなのでイギリスでいつ始まったかという話からしていきたいと思います。まず、紅茶の産地はイギリスではありません。紅茶は、そもそもイギリスに入ってきたのは相当後の時代です。広まったのはもう17世紀の頃なので、例えばシェイクスピアの頃の話を撮っているテレビドラマに紅茶が出てきたら嘘だという話になり、時代考証的には常識です。結構新しい文化ではありますが、あっという間に上流階級の間に広まりました。その紅茶というのは皆さん今でこそインドやスリランカの原産地はあの辺だなとご存じだと思いますが、中国からも入ってきたりしていて、東洋からヨーロッパに後から入ってきたものです。昔、香辛料の胡椒などもヨーロッパではないところから入ってきました。そのようにしてヨーロッパの人達が新しいものを見付けては世界の各地から取り入れていくということが行われてきたその1つです。最初は貴族の間に広まりました。貴重品なので最初はお金のある方々の間に当然広まり、家庭に広がるのは大体貴族に広まってから一世紀くらい後のことです。

その紅茶というのは、皆さん英語ではなんというかご存じでしょうか。TeaではなくBlack Teaと言います。これは淹れたものが赤くて紅茶というのが日本語です。しかし、英語のBlack Teaは葉っぱが黒いのでBlack Teaと普通は言われています。勿論、Teaで通じます。ただTeaは色々なTeaがあります。いわゆる生物学的に緑茶と同じ葉のお茶を発酵して淹れると紅く出ます。あれだけを指すわけではありません。Teaはもっと広く、広義です。それがTeaなので、いわゆるあの紅いお茶のことを言う時にはBlack Teaになります。

最初に貴族の間に広まったと言いましたが、時代としてはエリザベスの時代よりももっと後です。チューダー朝の頃はまだで、スチュワート朝になっていわゆる共和制の時代を経てそれよりも後です。相当後の時代です。一番最初にロンドン辺りにティーハウスが出来たのが大体18世紀に入ってからです。そのティーハウスを作った人が、実は紅茶というとあのブランドというので有名な人です。トで始まりますが、いかがでしょうか。トワイニングです。英語で言うとTwiningです。これはその時の人の名前、社長さんの名前と言えばいいですが、この方がロンドンにティーハウスを開いたところから広まっていくという感じです。もう一つリプトンというのがあります。あれは19世紀のおしまいの方でスコットランドで出来た会社で、歴史はかなり古さが違います。どちらも僕らが明治の頃辺りから輸入されていたでしょうから、どちらも同じように古いブランドと思いますが、少し順番が違います。

今日はエピソード的な話に終始しますが、このトワイニングのティーハウスがあったところに、今トワイニングのいわゆる製品を置いているお店があります。これは行ってみると目が点になります。何故目が点になるかというと、間口が多分2mから2m半くらいの幅しかないお店です。狭いです。両側の建物に挟まれて、漫画で言うと両方から潰されてしまうような小さいお店です。例えばイギリスで一番小さな家が観光の名所になっていますが、そのような所もだいたい幅2mくらいしかありません。そのような家にさえ見えてしまうほど小さいです。しかし、中がウナギの寝床で、もうウナギどころかナナフシの寝床と言いますかもっとすごいですが、奥がすごくあります。その一番奥の方に当時のティーハウスの雰囲気を残している試飲コーナーがあり、そこまでの間に両脇にずらっとお馴染みのトワイニングの缶やリーフティーのパッケージなど色々なものが置いてあります。紅茶が好きな人が行ったらここは多分一日出られない店だと思います。様々な製品があり、有名なブランドですが、日本に輸入されていないような製品もたくさん置いてあるので、あれも買うこれも買うと言って大変なことになるのは間違いないです。得てして有名なブランドの本店は、「は?こんなもん?」と見ためが狭いなどですが、そのようなことが時々あるその典型です。残念ながら最近お茶の葉がティーバッグになっていることが多いです。お店に並んでいるのも半分以上がティーバッグになっていて、葉っぱがすごく少なくなっています。これが寂しいですが、私が大体そのティーバッグ使わない派なので残念で、その辺の話を次回以降続けていけたらなと思っています。

今日のまとめです。いよいよ始まった紅茶シリーズ、まずは最初はイギリスに入ってきたいきさつと、その一番最初のブランドと言えるトワイニングのお話、そしてそのお店がどのようになっているかという話を頭出しとしてさせていただきます。

分野: 異文化コミュニケーション |スピーカー: 鈴木右文

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