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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 第1話:英国における異文化(36):食べ物:アフタヌーンティ (英文法理論、コンピュータによる英語教育/鈴木右文)

第1話:英国における異文化(36):食べ物:アフタヌーンティ

鈴木右文 英文法理論、コンピュータによる英語教育

18/03/27

今日は異文化シリーズです。食べ物の話でアフタヌーンティーというのを取り上げようと思います。日本でもアフタヌーンティーといえば、皆さん多分ご存知の方多いと思います。もちろん紅茶がつかないといけませんが、その紅茶と三段重ねのお菓子の食べ物というものが通り相場です。あの三段重ねのものを僕も買って来たい
なと思ったこともありますが、なかなかの見栄えがあります。

普通あれは、二人用セットで喫茶店などで向こうは出すことが多いです。これを二人で食べると思うと相当な分量です。もちろんグループによって盛り付けの量は変わります。そのお皿自体はごく普通のあの瀬戸物の皿の三段重ねももちろんありますが、真ん中に支柱が通ってます。その他に、あのバケツのような形で持ち手がついていて、針金の骨格でそこにお皿がついているものなど、いくつかタイプがあるようです。そして、形としては三種類違うものを盛っていますが、大抵一番下がサンドイッチ、真ん中がスコーンで上がケーキ類というものが大体通り相場です。もちろん違うところもあります。これは正式には色々な作法があるかもしれませんが、普通は下から食べます。あのサンドイッチ類の所謂ご飯的なものを最初に食べて、デザート的なものは後回しが普通だと思います。

アフタヌーンティーという名前ですが、午後のお茶という事で昔その上流階級の人たちが御呼ばれしたり呼んだりして、社交としてやっていた午後のお茶です。ハイティーと呼ばれることもあります。本当は厳密には少し違うもので、アフタヌーンティーはさっき言ったようなことですが、ハイティーは、夕食を早めに食べるというような意味があったという風にも言われています。これはどういうことかというと、一家の中で夜遅くに大人たちはゆっくりご飯を食べようとしている時に、子どもには早めに軽食を出して早く寝てもらおうというようなことがあったという風にも言われています。それから、社交界のその活躍の場である舞踏会などが我々が食事をするような時間帯、夜8時や9時あたりが使われるので、早めに物を食べておいて、軽食を食べておいて、夜は本格的にディナーというようなことが貴族の通り相場だったともいわれています。ただ、このようにふんだんにものを一日中食べまくるようになったのはかなり近代になってからの事で、中世の時代からこのようなことをやっていたわけではないので、比較的新しい展開の様です。

いずれにしてもこれだけ豪勢なものですので、私からこれを見ますと、痛風になるなというような感じがしますが、軽食だと言っておきながら、我々が食べるとほとんど一食分以上あります。これをやると大抵の日本人の観光客の方はもう夜は良いという話になります。そこで、僕はきちんと調べたわけではありませんが、よくホームページ等にこの食べ物であれば何カロリーという情報を載せてるところがあるので、数えてみたことあります。一人当たり1500カロリーぐらいになります。それに砂糖を入れて紅茶などを飲んだら大変なことになりますが、これだけのことをやっておいて最近太っちゃってと笑う人が向こうでは多いですが、笑いごとではないと思います。

そのような形で現代でも楽しんでるアフタヌーンティーは、昔は貴族の社交の場で出てきたことですが、現代ではこのようなことをきちんとやってるご家庭は少なくて、観光用に残っているという事が一番多いです。例えばデパートではこのようなことをきちんとできるところというのは非常に高級な所だと見なされるというステータスシンボルのようなこともあります。そして、見てみると日本円にすると、二人用のセットを頼むと4、5000円飛んでしまうようなところがざらにあります。私の連れて行った学生さんの中に女の子が二人でホテルリッツを予約していった人たちがいました。フォーマルドレスを着ていくそうです。これは桁が一つ違い、福沢さんが数枚飛んだようです。それだけに相当衝撃的な思いだったろうとは思います。給仕をしてくれた方がハンサムで非常に良かったというような話はしていました。そのようなものを楽しむものの種として最近は扱われることも多いです。田舎の方のちゃんとしたティールームのようなところには伝統的なものだからといってこのようなものを残しているところも多いので、是非観光で行ったときに、見てみていただければいいなと思っています。

出てくるのはサンドイッチ、それからスコーン、そしてケーキですが、さっきのハイティーの場合には、食事が兼用で軽食が、という風に申し上げました。もう少し温かい料理類も一緒につくということが普通だったようですが、私たちが観光用で食べるアフタヌーンティーはせいぜいサンドイッチくらいまでです。しかし、それでも僕らにはもう十分だという量があります。そして、必ずその紅茶が一緒で、紅茶がつかないとアフタヌーン「ティー」になりませんので、紅茶だけは絶対に必要です。アフタヌーンティーといってコーヒーが出てきた例はありません。ただ、コーヒー紅茶ということに関しては、イギリスの方でも紅茶派コーヒー派に分かれるという事は最近はあるので、いずれはその辺の飲み物の志向の話も紅茶の話も含めながらしてみたいと考えてます。

今日のまとめです。有名なアフタヌーンティー、少し形は違いハイティーとも言われますが、あの三段重ねの食べ物と紅茶のセット、日常的に現地で楽しまれているわけではありません。是非観光客として一点豪華主義で行ける一つの楽しみですので、どこかきちんとしたところで味わってみてください。

分野: 異文化コミュニケーション |スピーカー: 鈴木右文

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