QT PRO モーニングビジネススクール

QT PRO
モーニングビジネススクールWeb版

FM FUKUOKAで放送中「QT PRO モーニングビジネススクール」オンエア内容をWeb版でご覧いただけます。
ポッドキャスティングやブログで毎日のオンエア内容をチェック!

PODCASTING RSSで登録 PODCASTING iTunesで登録 電子書籍で記事を読もう! EPUB

ブログ&ポッドキャスト詳細

QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 第1話 イギリスの歴史(39) 19世紀(7)(南)アフリカ (英文法理論、コンピュータによる英語教育/鈴木右文)

第1話 イギリスの歴史(39) 19世紀(7)(南)アフリカ

鈴木右文 英文法理論、コンピュータによる英語教育

17/12/04

今日はイギリスの歴史シリーズです。19世紀に入ってから、たくさんのお話を差し上げましたが、今日は南アフリカを中心にしたお話です。南アフリカと言っても随分遠い世界の話のようですが、イギリスが影響を及ぼした地方の1つです。この地域は、元々はイギリスが最初ではありませんでした。南アフリカにケープタウンというのがあります。17世紀に最初の基礎を作ったのはオランダ人でした。当時は大航海時代の後を受けて、イギリスとオランダが海の世界で覇権を争っていました。オランダも相当なものだったわけです。これが最終的には、イギリスの方に移っていくことになります。

18世紀に入ると、以前にもでてきました三角貿易があります。アフリカからは奴隷を連れてきて、それがアメリカで働いて、綿花を育てるプランテーションです。それをイギリスに持っていって綿布を作り、それをアフリカに持っていってお金が出せなければ奴隷をもらっていくという形で回していたわけです。

その時代の後、今度は19世紀のお話をしますが、19世紀のアフリカと言いますと、ヨーロッパから見るとおいしい資源が眠っている場所だとわかってきて、途端に列強が集まってき始めた時代です。具体的には、ダイヤモンドや金という誰もが欲しくなるようなものが、眠っていることがわかり、イギリスもそれに目をつけてどんどん勢力をもっていこうとしました。
一番最初にイギリスがケープタウンに入ってきて、大きな顔をし始めたのは19世紀初めぐらいのことです。それは、オランダよりも随分遅れてきています。この頃にはオランダ人は、だいぶ南アフリカの中に溶け込んでいて、現地のオランダ人と名前も変えて、誰が呼んだかわかりませんが、日本の教科書ではブール人またはボーア人と、発音の解釈の仕方で色々あるようですが、そのような名前としています。世界史をきちんとやられた方は、ブール戦争またはボーア戦争がこの辺りで起きたということを覚えていらっしゃると思いますが、それはその当時現地に入って溶け込んでいたオランダ人のことです。イギリスがそのケープタウンに入っていきますと、オランダ人はそこに支配者としていられないので、奥のほうへ引っ込みます。そこで作られた2つの小さな国または地域に、トランスヴァールという所とオレンジという所があり、これは世界史をやれた方は懐かしくて涙の出そうな名前ですが、トランスヴァール共和国、それからオレンジ自由国です。聞いたことあるような人もいると思います。そして、このブール人というのはすっかり溶け込んでしまって、言語的にも本来のオランダ語と少し違った形の言語を発達させました。アフリカーンスと言います。聞いたことある人がいるかもしれません。

19世紀後半くらいになってくると、この2つの引っ込んだところにある小さな共和国や自由国も、イギリスから攻められるようになります。イギリスがどんどん支配地域を広げようとしました。その中で起きたのが、先ほどでてきたブール戦争というものです。
一番最初のきっかけは地元にズール族という地元の方がいて、名前が多く出てきて恐縮ですが、非常に勇猛果敢で有名な部族です。これがあのオランダブール人が作ったトランスヴァールという地方を攻めてきて、本来敵ですが、ブール人がイギリスに対して助けてくれと要請したところ、それが運の尽きだったという話です。イギリスの本国でもこのような話がどこかで色々ありました。イングランドに手助けを求めたら、逆に領土を取られてしまった話がイギリスでもたくさんあります。植民地でも同じようなことをしています。そのような動きだけ見ると、イギリスは本当にとんでもない国だったわけです。その後、イギリスはトランスヴァールを守りましたが、自分のものにしていました。それをブール人が取り返したのが、第一次ブール戦争といいます。年代がそろそろわからなくなってきていると思いますが、だいたい1881年から2年くらいの戦争です。かなり私たちの時代に近づいてきています。
その取りかえされたものを、今度はイギリスがまた取り返すというのが第二次ブール戦争になります。これをあえて取り返そうとイギリスが考えた理由が、金です。トランヴァースというところで金脈が発見されて、目の色が変わるわけです。
そこに資源があればそれを取りたいというわかりやすい動きをしているわけですけど、結局そのオランダブール人が持っていた2つのお国というのは、結果としてイギリスに帰属することになってしまったわけですが、この後ドイツやフランスやベルギーやポルトガルなども混ぜて、ヨーロッパの人たちが金やダイヤその他を求めてアフリカにダッシュという時代になってしまい、本当にアフリカの方々申し訳ありませんでしたという話です。

今日のまとめです。19世紀イギリスが色々持っていた植民地の中で、南アフリカでもいわゆる括弧付きの「活躍」をしましたという歴史のお話をさせていただきました。

分野: 異文化コミュニケーション |スピーカー: 鈴木右文

トップページに戻る

  • RADIKO.JP
  • ビビックスマホ