QT PRO モーニングビジネススクール

QT PRO
モーニングビジネススクールWeb版

FM FUKUOKAで放送中「QT PRO モーニングビジネススクール」オンエア内容をWeb版でご覧いただけます。
ポッドキャスティングやブログで毎日のオンエア内容をチェック!

PODCASTING RSSで登録 PODCASTING iTunesで登録 電子書籍で記事を読もう! EPUB

ブログ&ポッドキャスト詳細

QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 解散総選挙と政界再編 (企業財務 M&A/村藤功)

解散総選挙と政界再編

村藤功 企業財務 M&A

17/11/23

今日は、解散総選挙と政界再編の話をしたいと思います。9月末に衆議院が解散されました。森友・加計学園問題で支持率が落ちていたわけですけど、民進党では蓮舫降ろしや山尾幹事長問題等が起こり、まだ小池新党は間に合わないだろうと踏んで解散したのです。ところが、みんなびっくりしたのですけど、小池さんが前から準備していたようで希望の党を作ったのです。自民党から若狭さん、民進党から細野さんが入ってきたと思ったら、なんと前原代表が民進党は合流すると言い出し、ひょっとしたら自民党は政権交代するのではみたいな話が出てきたんですよね。ところが、その後みんな入れるわけにはいかない、リベラル系は排除するという話になって、なんだそれということで小池さんと希望の党が失速して負けたのでした。

定員465人の中で自民党は284人で、自民党は圧勝です。これは絶対安定多数と言うのですけど、全ての衆議院の委員会で過半数の委員を確保することが出来るようになったわけです。それから、公明党を合わせると312議席となり、これは465議席中の67%なので三分の二以上です。三分の二以上あると憲法改正の発議が可能になったということですね。他の党の力を借りてもいいのだけど、もう他の党の力を借りなくても三分の二になりました。

そもそも一体何が起こったのでしょうか? 民進党の前原さんがなぜみんなで希望の党に合流しようと言ったのかという事がそもそも問題です。国民から一度政権を任されたのにちゃんとやらなかったということで信頼を失い、そして政権を担おうとして保守からリベラルまで色々な議員がいてどういう政策の党なのかよく分からず、みんなから支持されませんでした。そこで泥船から降りて救命ボートに乗りたいと思い、最初は小池新党が救命ボートだと考えたわけです。みんながびっくりしたことは、前原さんが合流しようと言った時にはほとんどだれも反対しないで、全員希望の党に合流しようみたいな事になった事です。

ところが、結果としてどうだったかというと、憲法改正や安保関連の法案を承認して希望の党の公約を順守するという政策協定を結ばないと公認しないという話になって、枝野氏をはじめとするリベラル系と言われる30人位が受け入れてもらえませんでした。そこで枝野さん達が立憲民主党を作ったのですが、そうすると日本人っていじめられた人が可哀そうだから応援してあげようという事になります。自民党は嫌だという人も多く、希望の党が排除するというなら排除された人が可哀そうだという同情が集まったのです。立憲民主党の政策はいまひとつ分からないのですけど、可哀そうな人たちだという事でみんな投票したということで、なんと立憲民主党が野党第一党になりました。

そういう意味では、何が起こっているのか国民は良く分かりません。民進党が衆議院に候補を立てないで希望の党から出たり、排除された人たちが立憲民主党から出るというようなことが起こりました。終わってみたら希望の党も小池さんもダメだみたいな話になって、さてこれからどうしようかという状況です。

玉木さんが希望の党の共同代表に最初は選ばれたのですけど、小池さんが希望の党の党首を辞任すると言って、玉木さんが新代表だということになっています。また、民進党も責任をとって前原さんが辞任をしたということで、大塚耕平参議院議員が民進党代表になっています。地方組織が問題になっていて、前原さんの考えでは最初は地方組織も参議院議員も資金も全部希望の党に持っていこうと思っていました。ところが、希望の党が負けて、民進党はそのまま残るという話になったわけです。

では、地方組織やお金とか職員とか一体どうなるのかという話なのですが、民進党は今まで政権を取ったこともあるので、47都道府県に地方組織があります。立憲民主党も希望の党もこれから地方組織を作らないといけません。ところが、希望の党と立憲民主党が別々の地方組織を作られたら民進党の地方組織はどうなるのかわからなくなっています。1つだったものが3つにバタバタ分かれていく事になるのかということで頭が痛い問題です。お金も希望の党に持っていこうと思っていたのですけど、持っていかないという話になって民進党に残っています。政党交付金は12月には出ないので、希望の党も立憲民主党もお金は今ありません。

これからどうやってやるのでしょうか? 人もいないんですよ。職員がいないとそもそもやっていけないので最初は民進党にいた職員が希望の党や立憲民主党にお手伝いに行ったのだけど、まだ10人ずつぐらいしかいない状況でこれではとても対応出来ません。希望の党に行った職員は今戻ろうとしているという噂もあって、これもどうなるのかわかりません。地方組織も一体どうなるのでしょうか。そもそも、参議院議員は選挙を民進党という名前でこれからやるのかとか、色々な事が何も決まっていないという状況です。

今日のまとめです。9月末に衆議院が解散されて10月末の総選挙で与党が三分の二を超える圧勝をして、11月2日に第四次安倍内閣が発足しました。小池都知事が設立した希望の党に民進党の多くが合流したのですけど、民進党のリベラル派と言われる人たちが希望の党に排除されて公認されないため立憲民衆党が出来ました。前原さんは希望の党に移ったので、大塚さんが残った民進党の代表になり、希望の党は最初は小池さんに加えて玉木氏が共同代表になったのですけど、小池さんが辞めて玉木氏が新代表となりました。最近立憲民主党や希望の党が地方組織を作り始めているので、民進党との混乱が継続しているという状況です。

分野: その他 |スピーカー: 村藤功

トップページに戻る

  • RADIKO.JP
  • ビビックスマホ