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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 北朝鮮危機 (企業財務 M&A/村藤功)

北朝鮮危機

村藤功 企業財務 M&A

17/09/28

今日は北朝鮮危機の話です。北朝鮮がミサイルをどんどん飛ばしており、この間、スノムテと言っていたというのを覚えていますか? スノムテ=スカッド、ノドン、ムスダン、テポドンなんていっていた話です。スノムテかと思っていたら、ここの所、火星12号だとか火星14号というのを飛ばしてきて、火星12号はグアムまでくる、火星14号はなんとシカゴまでくるという話に段々なってきました。そして今度は水爆実験。9月3日に6回目の核実験が起こってしまい、それは水爆の実験だったということで、アメリカに飛んでくる核弾頭付きのミサイルがもう出来つつあるのではないのかという事が分かってきた。皆どうしたらいいかという話をしているのですが、日本としては飛んで来たらまずイージス艦のSM3で落とそうとする。それが失敗したら地上からPAC3で落とす。ただ、沢山飛んでくると撃ちもらす可能性があるかもしれないという事で、イージス・アショアというイージス艦と同じようなものを陸から撃つというのを導入するといっているのですが、どうもこれは5年かかるみたいで、ちょっと間に合わないじゃないかという話もあります。

韓国は、朴槿恵(パク・クネ)前大統領の後を受けた文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、最初融和政策をとっていました。THAADにも反対と言っていたのですが、北朝鮮がそれにのっかってこないという中で、段々怒ってきて、じゃあTHAADは6基配備するとか、今年12月には斬首作戦の人達を作るとか。なんで今すぐじゃなくて12月なのかそこもよく分からないですが。危ないと思ったら先制攻撃するかもしれないとか、その次にパトリオットを撃つとか、いざとなったら軍による戦争だという様な事を韓国が言い始めて、凄くきな臭くなってきたのです。韓国は最初融和政策だったのですが、アメリカは金正恩(キム・ジョンウン)と言い合いをしています。アメリカはひょっとすると斬首作戦や先制攻撃を韓国と一緒に訓練しているのではないかという疑いもあります。

ちょっと注目なのはマティス国防長官で、結構信じられる人だといわれています。マティス国防長官が、「ソウルが危険にさらされない軍事的選択肢がある」とこの間つぶやいたのです。「戦争なんかを始めてもらったら韓国と日本は火の海になるので絶対やめてもらわないといけない」と思っていたら、「ソウルが危険にさらされない軍事的選択肢がある」と言うもので、何それと皆ビックリしている。もちろんマティス国防長官は、それがどういう事なのかという事を言わないわけです。それが一体何なのか皆気になるのだけれど、教えてくれず何なんだろうなと思っている所です。

日本やアメリカは国連で制裁決議をして圧力をかけようという事で、8月に石炭・鉄鉱石・海産物を北朝鮮に輸出させないという制裁決議をした。ところが、それでも全然北朝鮮が核開発を止めなかったので、9月11日に9回目の制裁決議として原油は現状維持で、石油製品を3割減らすとか繊維の輸出を無くさせるとか、北朝鮮労働者の新しいビザを出さないとか、ビザ更新の時更新させない等の制裁が通った。最初トランプ大統領としては、中国からの石油輸出全面禁止、キム・ジョンウンの資産凍結・渡航禁止、海外の北朝鮮労働者を強制送還する等凄い事を言っていました。ところが、中国とロシアが両方とも賛成しないため、とりあえず妥協して、ちょっと弱まった制裁決議になりました。それでも北朝鮮は怒っていて、いつ何をするか分からない事になってきたという状況です。中国だけかと思っていたら、ロシアが出てきてウラジオストクと羅先(ラソン)の間に定期船を走らせるとか、ミサイル技術は元々ロシアから来たのではないかという話が出てきて、どうもロシアは今の状況を色々交渉に使おうと考えている気配です。もう中国程強くないのですけど、中国と一緒になって国連制裁反対みたいな事を言って、とりあえず対話で解決しようと言っているわけです。

北朝鮮は一体何をしたいのか? 色々分かったような分からないような所です。ある人によれば、アメリカの介入なしで朝鮮半島を統合したいというのが北朝鮮の思惑ということです。元々、朝鮮戦争でもう少しで朝鮮半島を統合するというところを、途中でアメリカが介入してきて38度線まで押し戻されてしまったという事なので、ずっとアメリカの介入を止めて朝鮮半島を統合することが目標だというのです。

ただし、韓国と北朝鮮のGDPの差はざっくり言って40~50倍ある。経済的には小さい国です。よくこんな経済でこんな怖い事をやるなと。ほとんどのお金をここにつぎ込んでいると疑われる位、経済格差が大きいわけです。韓国の40~50分の1で、アメリカ経済と比べると比較にならない。そういう意味ではずっと戦争を続ける事はありえないが、ファーストストライクは出来るかもしれない。もう冗談ではなくなってきているという状況です。

今日のまとめです。アメリカの介入がない形での朝鮮半島統合に向けた戦争準備というのをどうも北朝鮮は着々と整えつつあるのではないかという風に見えます。核弾頭付きのICBM、火星14号ですけどもう出来てきてしまった。水爆実験もやってしまった。アメリカと韓国は、最近はミサイル発射の兆候を探知したら斬首作戦や先制攻撃をするかもしれないという状況になってきた。中国・ロシアは対話による解決を求めているが、国連は一応中国とロシアが合意する形で制裁を強化しつつあります。そんな中、マティス長官はソウルが危険にさらされない軍事的選択肢があると言うので、何それと。一体、日本はどうすればいいのか、北朝鮮とアメリカの戦争に巻き込まれる事を回避するためにはどうすればいいのかが問題です。皆よくわからず、とりあえず観察するしかないという状況です。

分野: その他 |スピーカー: 村藤功

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