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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > おすすめのアメリカテレビドラマ (経営学 (経営戦略、経営組織、日米比較経営、金融機関経営)/久原正治)

おすすめのアメリカテレビドラマ

久原正治 経営学 (経営戦略、経営組織、日米比較経営、金融機関経営)

17/09/19

ネット配信のおすすめテレビドラマ
映画で学ぶ経済・経営ということで、日本とアメリカの映画を見るとそれぞれの組織の違いが分かったり、考え方の違いが分かったりするという話をしてきました。前回は、ネット配信が非常に流行しているという話です。私もネット配信のアメリカのテレビドラマシリーズをずいぶん見ていまして、その中で皆さんにお勧めのものをご紹介したいと思います。

ネット配信が多くの人に見られるということで、監督・脚本家、そして俳優に一流の人を使って映画よりもお金をかけてテレビドラマシリーズが作られているため、非常に面白いドラマが多いですね。その中でも特に組織を学ぶ観点から一番のおすすめは、「ファーゴ」というシリーズです。アメリカの田舎町で起きる奇妙な殺人事件とそれに関与する町の人と警察が登場し、これが田舎の人の組織の行動とかが非常によく分かり、アメリカってこういうことがあるのかということで面白いドラマになっています。

二番目は、「SUITS/スーツ」というニューヨークの弁護士二人のコンビを主人公とするテレビシリーズがあります。これを見ると、アメリカの訴訟社会を通じてその背景にある経済や企業組織の事が非常に分かるし、弁護士事務所というのが非情な競争社会であるという事も分かってきます。

三番目に、歴史もので「ヴァイキング~海の覇者たち~」という非常に壮大なテレビドラマがあります。これは、ヴァイキングがイギリスやヨーロッパ大陸を襲撃する時代の話ですけど、ヴァイキングの組織やその組織の中での裏切りとかM&A、つまり、ヴァイキング同士がくっついたりあるいは敵とくっついたりといった行動を通じて、組織のリーダーシップとは何かということが良く分かる非常に面白いドラマになっています。

最後に「BOSCH/ボッシュ」という警察もののシリーズがあって、これはロサンゼルス警察の警察官が孤立して、しかも家族からも付いたり離れたりすると。そういう中で犯罪と戦う姿。これが非常によく出ています。

女性のリーダーシップが発揮されるテレビドラマ
時代をよく映しているなというのが女性を主人公とするテレビドラマです。特にCIAの女性捜査官を主人公とするテレビドラマシリーズが2本あり、1つは「HOMELAND/ホームランド」という女性主人公のキャリーがテロリストと戦うシリーズです。組織の中には敵と味方がおり、彼女を見守る上司と彼女とペアを組んで事件を解決していく若い男性が登場します。非常に魅力的な女性主人公で、躁鬱病的な病気を持っているために時々困難に直面するのですけど、周りの人が助けてくれて、弱いながらもリーダーとして活躍します。

もう1つは、「コバート・アフェア」という、女性主人公アニーがCIA捜査官として世界中を駆け回って活躍します。この人もちょっと心臓に病気を持っており、助けてくれる上司と敵になる上司がいて、仲間で一緒に問題を解決していきます。ただ仲間と言っても、一人か二人で本当に個人的に信頼感がある人と一緒にやっていく。組織の中では一匹狼ですけど、従来の男のアメリカの警察映画と違って、ちゃんと理解する人がいて、すごく強いわけではない。若干弱みもあるけど周りの支えの中でリーダーシップを発揮していく。

この女性リーダーがCIAの主人公になっていくというのはまさに時代かなという感じがします。今、「ワンダーウーマン」という映画が公開されていますが、これはまさに女性がスーパーマン的なヒーローですけど、従来の女性のヒーローよりも繊細なヒーローになっていて、新しい時代が来たんだなという事が良く分かります。

映画は時代の変化を映す鏡
これまでシリーズで、映画で学ぶ経済・経営というテーマで話をしてきました。このシリーズのまとめですが、アメリカの映画を通してそれぞれの時代が分かり、その時代の背景にある経済・経営、そして組織が良く分かります。特に、2000年頃までは自立した個人やスーパーヒーローが主人公になっていたわけですけど、最近では主人公もやや弱みが出てきたり、日本的なチームワークみたいなものも出てくるし、女性がリーダーになっています。

それから、政治に対する不信感や社会に対して貢献しようという気持ちも映画の中では見られ、時代が変わる中で映画の中身が変わっています。アメリカでは映画は大衆の娯楽の中心ですから、これを見る事でこれから社会がどう変わっていくのかが分かります。そして、日本の若い人もアメリカの映画で出てくるような人に段々近くなってきているので、これからの日本を考え、将来を予測する上でもアメリカの映画は役立つと思います。是非、皆さんはアメリカ映画を見る事でこれからの世界の経済・経営や組織がどうなっていくのかの参考にして頂きたいと思っています。

分野: 経営学 |スピーカー: 久原正治

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