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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 英国における異文化(33):食べ物 ローストビーフ (英文法理論、コンピュータによる英語教育/鈴木右文)

英国における異文化(33):食べ物 ローストビーフ

鈴木右文 英文法理論、コンピュータによる英語教育

17/09/13

英国における異文化シリーズで最近食べ物の話をしていますが、今日はローストビーフの話をしたいと思います。

丁度お食事をされている方もいらっしゃるかと思いますが、ローストビーフというとスーパーマーケットに行って売られているのをよく目にします。そこにタレをつけたり、わさびのようなものや西洋わさびのようなものを塗ったりして、オードブルとして食べるとすごく美味しいです。一般にローストビーフはイギリス料理と言われています。イギリスにはあちこちにあると思います。確かに、見た感じが「焼きました。タレをつけました。」という感じで、非常にシンプルでイギリス風の、素材を生かしてドカッと出てくるという作風は、確かに合っています。いわゆるフランス料理の繊細なところと少し違うところです。元々は塊です。それを切り分けると、外は堅いというか火がしっかり通っているけれども、中は少し赤味が残っていて、その赤味が残っているところが「みそ」というか美味しいです。

そのように出来ているお料理なのですが、イギリスでは伝統的にサンデーランチといい、今あまりきちんとやる人はいないかもしれませんが、教会に午前中に行き、お祈りを捧げてお話を聞いて帰ってきて、朝昼兼用のような食事を食べる時に、このローストビーフが主菜に入っているというのが昔よくあったパターンです。サンデーランチと言います。或いはサンデーローストと言うこともあります。これは今イギリスの家庭でやっているところもあると思いますが、観光客として行ったときには、日曜日にパブに行くと、このようなメニューが置いてあることが多いです。日曜日ではなくとも置いてあるところがあると思いますが、或いは夜置いてあるところもあると思います。いわゆる飲み物とのセットで少し安い値段を設定するようなお得メニューで出しているところが多いです。これがまた私達のサイズの胃袋には丁度良くて、ローストビーフの他にサンデーランチとして色んな付け合わせが入って、それで一杯やると、丁度良いというところです。ラジオなので写真をお見せできないところがなかなか辛いところですけれども、そのようなサンデーロースト等というものを頼むと、一番どっかりしているのが、ローストビーフの何切れか乗っかっている。そこにソースがかかっています。

ソースはグレービー・ソースと言い、要するに肉汁から作ったソースです。細かいレシピは、私は得意ではありませんが、ワインを付け加えたり、小麦粉を入れたりします。イギリスでは、このようなソーセージやソースに小麦粉を少し混ぜることがあります。勿論、スパイス等も入れます。いわゆる焼いている時に落ちてきた脂受けて、それを使っているというのが発祥のようです。それをとっておかないのはもったいないということです。そのサンデーランチで出てくるときの付け合わせとして、これはイギリスなら誰でも想像しますけれども、いわゆるポテトは入ります。定番としてあと一つ入ってくるのがヨークシャー・プディングというものです。

これは1回分お話をしてもいいかと思うくらいです。ヨークシャー地方で作られたからと言われていることから名前が付いているようですが、細かいことは諸説あって分からないようですけれども、要するに、小麦粉その他粉もので作ったシュークリームの皮だけのようなものを想像して頂いて。それは何であったかというと昔ローストビーフをローストしているときに落ちた肉汁を、下にしいて受けるためのものだったようです。昔は非常に大きな物だったようです。そこにソーセージを入れて食べられるようにしたとも思われますが、今では小さく丸くして、テニスの球もしくはピンポンの球をぎゅっと潰したようなものを、シュウマイの上をぎゅっと指で潰したような形を思い浮かべて頂ければいいです。そのようなものがいくつか付いているっていうのが伝統的な形です。そこに、人参の茹でたものやグリンピース、色々とゆで野菜が入ってくるというのが普通です。日本人はこれで精一杯です。結構ボリュームがあります。ヨークシャー・プディングにはそういう伝統的な意味もあるけれども、どうもこれでビーフの枚数の少なさを誤魔化していたということもあるようです。ローストビーフが足りないときに、ヨークシャー・プディングを沢山乗っけて「はい、これでいつもと同じだから」と言って誤魔化してしまうというようなことも。かさ増しということがよく行われていたりします。

これも昔からよく言われていることですが、一度ドカッと作ると一度に食べてしまうわけではないので、保存しておくことが多いけれども、それを家族が食べるときに切り分けて出すのですが、昔は伝統的にお父さんの役割だったと言われています。今はそれに拘っていないと思います。つまり、誰にどれだけものをやるということを家長が決めるという意味合いが込められていたと言われています。今はそれほどお父さんが偉くないから、そのようなことをやっているところは多くないかもしれません。

今日のまとめです。イギリスでよく食べられるローストビーフ、特にサンデーランチとの関係で今日は紹介しましたが、パブなどに行くと、セットメニューでお安く食べられますので、是非向こうに行かれた方はお試しになられてはどうかと思っています。私も今日帰りに買って一杯やろうかなと思っているところです。サンデーランチというものは、パブに行くと1杯の飲み物と合わせて、安いところで6、7ポンド、高くても10ポンドあればという形ですので、日本風に言うと千円札1枚から1枚半的な値段です。

分野: 異文化コミュニケーション |スピーカー: 鈴木右文

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