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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > イギリスの歴史(37) 19世紀(5) (英文法理論、コンピュータによる英語教育/鈴木右文)

イギリスの歴史(37) 19世紀(5)

鈴木右文 英文法理論、コンピュータによる英語教育

17/08/22

イギリスの歴史シリーズが19世紀に入ってから話がずいぶん長くなっていますが、前回からだいぶ間が空いているので、簡単な復習をしてから今日の話題に入ろうと思います。何回か前の時に19世紀の初頭は混乱の時代だという話をして、警察の話などもしたと思います。その後にビクトリア女王が若い時に即位し、1837年から1901年と、在位の期間が60年以上になります。生没年ではありません。当時イギリスは世界の工場と言われるような大栄華の時代を過ごし、この時代に植民地から色々な利益ももたらされ、イギリスは世界でナンバーワンの時代でした。その一方では世の中の進歩というものもあって、労働組合が出来たり、選挙法が新しくなってどんどん広がっていったり、そういった話も見てきました。

今日するお話はイギリスが外の世界で植民地支配をしていた時代に、どこで何をしていたのかというお話をいくつかします。今日はその内のインドのお話をしたいと思っています。この他にも予告だけしておくと、エジプトの話や南アフリカの話など、いくつか地域を区切ってお話をこれからしていきます。

では、今日はインドです。前に東インド会社という所が乗り込んできて支配していたというお話をしたことがあります。これは国が攻めてきて、この国はうちのものだと言って奪取してしまったというものとは少し違ったやり方でした。会社という組織が入り込んできてそこで色々なことをしていたという形態に分かりにくい所があるのですが、19世紀でもインドというのは重要な植民地で、そこから色々な産品がイギリス本国の方へ輸送されていました。その中でも1つの大きなものがお茶でした。実は中国もお茶の輸出で有名で、当時インドと中国がイギリスにお茶を出す大きな国でした。イギリスの国でお茶は採れないのが普通ですから、この辺の地方から輸入しています。イギリスの方はすでにこの時代には紅茶が無いと生きていけない体質になっていますから、当然この2つの地域は重要です。インドは19世紀になってきちんと治めていこうという話になります。ところが驕れる平氏と言うのでしょうか、イギリスは色々と無茶苦茶な事をしました。今の20世紀21世紀になってくると、さすがにそこまでは出来ないというようなことまで植民地でしてしまう事もありました。その中で一番大きなものに、1857年、19世紀のちょうど真ん中ぐらいに起こったインド大反乱というものがあります。僕らが学生だった頃はセポイの反乱と言っていました。

セポイという言い方自体があまり社会的によい言い方ではないか、あるいは関与をしていた人達が、セポイというのは実は東インド会社から雇われていた地元の人の傭兵だということ、また、それ以外の人達もたくさん絡んでいたので、セポイの反乱というのはあまり正確な言い方でないというのが本当の所かもしれません。いずれにしてもインドの中でイギリスはひどいということで、反乱が社会的に広まりました。インドでは実はこれを第一次独立戦争と呼びます。実際に最後はインドは独立します。この時代はまだ形の上ではムガール帝国という昔のイスラム系の帝国が形としては残っていましたが、実効支配していたのはイギリスです。そんなこともあり、第一次独立戦争だったとインドでは位置付けているみたいです。当然反乱を起こしても相手はイギリスですから、成功は収めることは出来なく、最終的には鎮圧されてしまい、その結果何が起こったかと言うと、形式上残っていたムガール帝国もこれでおしまいとなりました。イギリスの政府が直接乗り込んできて、東インド会社による支配はここでおしまいになりました。それから何年か時間差があるのですが、本国のビクトリア女王がインドの皇帝になります。当時カナダやオーストラリアも国家元首は女王陛下だったというのと同じような形になりました。そういったことでインドではインド大反乱をきっかけにして直接イギリスという国がインドを支配するという形になりました。この後しばらくイギリスはインドから口は悪いですけど、甘い汁を吸いましたという形です。そのあと20世紀になって独立果たしたという事は皆さんも当然ご存知だと思います。

それでは今日のまとめです。
19世紀、混乱の時代を経てビクトリア女王の安定した時代になっていきました。安定といっても外の世界では植民地を安定的に支配して、そこから色々な利益を上げるということが強まった時代です。その中で今日は1つの地域、インドを取り上げてインド大反乱というものをきっかけにしてよりイギリスの支配が強まったという話をいたしました。

分野: 異文化コミュニケーション |スピーカー: 鈴木右文

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