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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > ビジネスパーソンの悩み相談⑧会議の効率的な進め方2 (リーダーシップ領域/田久保 善彦)

ビジネスパーソンの悩み相談⑧会議の効率的な進め方2

田久保 善彦 リーダーシップ領域

17/08/28

このシリーズでは、会社員の様々な悩みを取り上げています。前回は、「会議が効率的に進められない」という悩みに対して、会議を主催する側は、「事前にテーマを明確にすること」や、「『今日の会議ではこういうことを話し合います』ということを事前に連絡しておくこと」それから、「ホワイトボードをうまく活用して、会議の流れや全体図がみんなに見えるようにしておくということがすごく大事」というお話をしました。

今日は、会議についてのもう一つの「『たくさんアイデア出しなさい』と言われるけど、なかなかアイデアが出せない」という悩みについて考えていきましょう。
ポジションが上の方の人からすると、「若い人に意見を聞けば、若い人なりの色んな意見が聞けるだろう」という期待から意見を出すように促す場合があると思います。しかし、若い方からすると「なかなかそれがうまくいかない」とか、「『それで全部なの』と言われるのが怖い」など悩みになっていることも少なくありません。

この悩みには、「マインドセットの問題」が関係しています。要するに、「否定されたら嫌だな」と最初に思ってしまったら、「言って怒られるなら言わなければ、何も言われない」わけですから言わないことが得になってしまっているということです。
私はたくさんアイデアを出す時のコツは3つあると思っています。
1つ目は、まず誰かが積極的にホワイトボードの前に立って、発言したものを、どんどん書いていくということです。書くときは、アイデア出すためにやっているミーティングの場合は、「出た意見は何の分け隔てすることなくとにかく書く」ということです。つまり、そこに良さそうな意見だけを書くというふうにしてしまうと、皆がそこでマインドセットが働き「あ、なんかこういうちょっと、良いことを言わないとダメだな」と話さなくなります。しかし全部書いてくれたら、「今日は良いも悪いもないな」と気軽に話してくれるようになります。この「とりあえず、言ってみよう」っていう状態をどうやってつくれるかということが、全てです。ということ、上司は否定も肯定もしてはいけません。「それいいアイデアだね」と言ってしまうと、「今日は、こういう種類のアイデアを出さなければいけないんだ」と思ってしまいます。そのため、意見を出す時は、「淡々とやる」というのも実は一つのポイントです。
そして、分け隔てせずにどんどんホワイトボードに書きだすことが大事なもう一つの理由は、忘れてしまうからです。私たちは喋ってしまったことは時間がたつと忘れてしまいます。正確には思い出せなくなります。だからこそ、書いておくということが大事です。書いておけば、もう一回に目に入ってきますよね。目に入ってくれば、もう一度脳みそが刺激されて、「あ、それがあるのだったら、これもあるな」という連鎖もおこる可能性があります。目に見えることで刺激されてアイデアが出るということがあります。

次に2つ目は、先ほどの話と関連しますが、「アイデアを出している間は、一切の評価をしない」ということが非常に大事です。否定も肯定も含めて評価は別の日に別の場所でやるくらい明確に分けた方がよいです。例えば、上司があるアイデアに対して、「それお金かかり過ぎだよね」と言ったら、「今日は、お金がかかる意見は出したらダメなんだ」と皆は普通に、思うわけです。そうすると、もうそういう系統のアイデアは出なくなりますから、アイデアがどんどん減ってきてしまいます。そのため、アイデア出しと評価は完全に別に分けてやる方がよいと思います。

3つ目です。ビジネスの場合において人間は、自分の言ったことが重宝されたり、重んじられたりすることを望んでいます。そうすると、本能的に人とはなるべく違うことを言いたいと思うようになります。そうすると何が起こるかというと、ある人が言ったことに対して、できるだけ違うことを言おうとします。3人目は、前の2つの意見とできるだけ遠くのことを言おうとするため、イメージとしては、正三角形の頂点を抑えられてしまうような状態になりがちです。正三角形は安定しているので、良い意見が3つ上からポンポンポンと出てしまうと「それ以上言うことないや」という気になってしまいます。そのこと自体は、別に悪いことではありません。逆に、正三角形ポンポンポンって抑えられてしまったら、その後どうするかという話になってくるわけですが、正三角形の頂点と少しだけ違うことをたくさん言うというモードに入ったらいいのです。似ている部分もあるけど、ちょっと違うというところ言うということです。

例えば、広告の方法を考えようという議論しているとすると、「ホームページで」と言ったら、次は「フェイスブックで」とか「ツイッターで」、「リンクトインで」、「インスタグラムで」など似ているけれどもちょっとずつ違いますよね。こういったちょっとした違いが大事です。このようにちょっとずつ違うものもたくさん挙げていけば、実は量も何もたくさん出てくるはずなのです。それをよしとすると、わーとひろがってきます。これが、3つ目のポイントです。「ここで自分の言っていることで、特徴を出したい」ということは少し横に置いておいて、「似て非なるものをどんどんどんどん出していくみたいなこと」が出来ると、結果的にはたくさんのものが生まれてきます。議長も様々な意見が出てくるように「似た意見でもいいので」と促す必要がありますね。

今日は、3つのお話をしましたけども、1つ目は、「アイデア出しをしているときは、とにかく書いて、見えるようにする」ということ。2つ目は、「アイデアを出している間は、評価は一切しない」。3つ目は、大きなポイントが出てしまっても、それと「似て非なる小さいものをたくさんどんどん上げていくと結果としては色んなものが最後には出てくる」という内容でした。

分野: リーダーシップ |スピーカー: 田久保 善彦

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