QT PRO モーニングビジネススクール

QT PRO
モーニングビジネススクールWeb版

FM FUKUOKAで放送中「QT PRO モーニングビジネススクール」オンエア内容をWeb版でご覧いただけます。
ポッドキャスティングやブログで毎日のオンエア内容をチェック!

PODCASTING RSSで登録 PODCASTING iTunesで登録 電子書籍で記事を読もう! EPUB

ブログ&ポッドキャスト詳細

QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 英国における異文化(32):食べ物 イングリッシュ・ブレックファスト (英文法理論、コンピュータによる英語教育/鈴木右文)

英国における異文化(32):食べ物 イングリッシュ・ブレックファスト

鈴木右文 英文法理論、コンピュータによる英語教育

17/07/13

今日は英国における異文化シリーズで食べ物をここの所していますが、今回はイングリッシュブレックファストのお話です。

イングリッシュブレックファストと言っても、UK、所謂その連合王国の中で土地によって同じものであっても言い方が違うところを最初に気を付けておくと良いでしょう。スコットランドに行くと、スコティッシュブレックファスト、ウェールズに行くとウェルシュブレックファストと言います。無難なところでは、ブリティッシュブレックファストと言うと、どこの人達も納得します。
スコットランドに行ってイングリッシュブレックファストを注文してウエイターさんに怒られたという話を以前に人から聞いたことがあります。

イングリッシュブレックファスト(ブリティッシュブレックファストでも良いのですが)、どんなものかをご存知の方とそうでない方がいらっしゃると思います。少し説明していきます。現地のホテルに滞在すると良く朝食で出て来るのですが、カレーよりももっと大きなお皿でしょうか、それぐらいの大きさのお皿にどんどん並べます。何が入っているかというと、目玉焼き、ソーセージ、ベーコン、ベークドビーンズ、マッシュルーム、焼きトマト、ブラックプディング、おおよそこのようなものが並びます。

私などは食べてしまうともうブランチとしても一日もってしまうようなもので、すごいボリュームです。ただ、向こうの方がこれを日常的に食べている訳ではなく、昔は純粋に一日の最初のエネルギー源として食べていて、労働者の方が一日の活力にしていたようですが、今では滅多にこういうことをしている人はいません。すごい塩分とすごいカロリーですので、私など一週間続けたら多分命が無いような。そこまでは言いませんが、そのくらいの気持ちになるようなボリュームです。イングリッシュブレックファストにはこだわりがありまして、人によっては目玉焼きが2個ではないとだめ、ソーセージは2本無ければいけないなど、色々なことをみんな言います。法律で決まっているわけでもなく、個人の好みの問題ですが、確かに目玉焼きもソーセージもベーコンも複数置いてあるところが多いのは確かですね。すごいです。このワンプレートの中身ですが、皆さん目玉焼きは見ればお分かりかと思いますが、実はソーセージが少し不思議に感じるかもしれません。イギリスではたいてい小麦粉が入っているというのが特徴です。

ソーセージはドイツとは異なっています。入ってない事もあるとは思いますが、よく言われるのは昔飢饉の時に女王陛下が小麦粉を混ぜたら嵩が膨らむからみんなで食べられると言ったのが始まりだという説があります。食感は確かにドイツのソーセージとは違いますが、何と表現したらいいか分かりません。少しボソッとしている感じがします。そしてベーコンです。これは分かりますよね。次がベークトビーンズというものですが、日本ではポークビーンズと言っているかもしれません。お豆をトマト味的なスープで煮込んであると言うのが適切でしょう。よく日本でもスーパーマーケットに並んでいます。普通の大豆の色をしていますが、少しトマト味っぽい感じがします。それからマッシュルームは必ず焼きます。向こうはすごい巨大なものが出てきますよ。3センチくらいはあるのではないでしょうか。そして焼きトマト。トマトも焼いてあります。フレッシュトマトではありません。全部クック(調理)してあるのが特徴です。そしてブラックプディングですが、皆さんはご存知でしょうか。ソーセージの一種で、豚の血液が混じっているので、どす黒い色になります。あまり得意でない方も日本にはいらっしゃるとは思いますが、これは必ずでもないですが、入っていることが多いです。

今までご紹介しただけで死ぬほどの量がありますが、これはワンプレート一つとしてありますが、その他に朝食の会場に行くとそれが運ばれてくる前にシリアルが置いてあったり、果物が置いてあったり、それに飲み物を取って来ます。そのほかに食べている途中でトーストはどうするかと聞かれ、「White or Brown」と聞かれます。いわゆる全粒粉とその漂白した粉とどちらがいいのかという事です。私はどちらも好きで、交互に頼んでいます。それから最近は紅茶ではなくて、コーヒーを出すところも多く、コーヒーの時はちゃんとしたホテルなら「Black or White」と聞かれます。ミルクを入れるかどうかという事です。
Blackに対してWhiteというのはイギリスの特徴かもしれませんね。

こういう食事があるという事を前もって分かっていると皆さんこれを食べたほうがお得でしょう。日本人の胃袋ならほとんど夕方までもちます。ところが、最初にイングリッシュとコンティネンタルが選べますと言われて、コンティネンタルにしてしまった人はクロワッサンしか出てこなくて、隣の人との差に驚いて、何だこれはとなる事があります。ホテルでイングリッシュかコンティネンタルか選んでいいよと言われたら、イングリッシュを選んだ方が良いでしょう。ただイングリッシュブレックファストは今一般家庭ではなかなか無いので、宿泊している所の朝食や或いは外食産業などでやっています。外食も一日中イングリッシュブレックファストを提供している所もあります。

最後に少し学問的な事ですが、イングリッシュブレックファストがいつ頃始まったかと言うとどうも13世紀くらいで、最初はお金持ちの方が地域の産物、自分の所で採れたものの自慢に色々な物を載せたらしく、それが労働者に伝わっていって、一日のエネルギー源にするようになったらしいです。

それでは今日のまとめです。
イングリッシュブレックファストもしくはブリティッシュブレックファスト、是非向こうで食べて頂きたいワンプレート物の朝食です。13世紀くらいに地元の産品を自慢する為に始まったのが起源の様ですが、是非お試しください。

分野: 異文化コミュニケーション |スピーカー: 鈴木右文

トップページに戻る

  • RADIKO.JP
  • ビビックスマホ