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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > ビジネスパーソンの悩み相談⑥ タイミングを見極める (リーダーシップ領域/田久保 善彦)

ビジネスパーソンの悩み相談⑥ タイミングを見極める

田久保 善彦 リーダーシップ領域

17/07/24

このシリーズでは、「ビジネスマンが抱える悩みや不安」についてお話ししています。
今回は、特に若手社員が抱える悩みとして「いつ質問したらよいのかわからない」という意見を取り上げます。自分なりに調べて、それでも分からないところを質問しようとするのだけれども、先輩が忙しそうにしていていつ質問したら良いのかタイミングが分からないという声や、なんでもかんでも先輩に聞くのは申し訳ない、「そんなことも聞いてくるの」みたいなことを言われるのではないかと不安に感じるという声がありました。

相手が先輩であっても質問しにくいということですから、これが上司となるとなおさら聞きにくいですね。非常に悩ましい問題だと思います。そこで、まず一つ言えることは、新人の時にはどんどん聞いたほうがよいということです。「今」しか聞けないことがたくさんあります。そして、新人だったら許してもらえるということも沢山あると思います。そして、実は、聞かれる側も新人の素朴な質問から学ぶことも多いのです。ですから、本当に分からなくて困っているのであれば、笑われても怒られてでも聞いてしまった方がいいというのが私の素朴な意見です。
新人の時期には、どんなに些細なことであっても、恥ずかしいことであっても、もじもじしているよりは勇気を出して聞いた方が良いといことを大前提として、その上で、3年目、4年目になった時にどうするのがいいのか。なかなか「こんなことを?」と思ってしまうかもしれませんが、それでもなおかつ聞くということが大事です。そしてもう一つ大事なこととして「自分の上司をどういう風にマネジメントするか」という概念を持つということがあります。

「マネジメント」というと、上司が部下を管理するという意味でつかわれる言葉だと一般的に思われていますが、ビジネススクールの業界で有名な論文ケーススタディに「Managing Your Boss」というものがあります。「あなたのボスをマネージする」とはどういうことかというと、ボスとの関係性をきちんとマネジメントしないといい仕事は出来ないということです。
例えば、メールで上司に報告をして仕事が完了したと思っている人がいたとしましょう。しかし、その上司はあまりメールが好きではなく直接話す方が好きであった場合、その上司との仕事がうまくいくでしょうか。当然上手くいきませんよね。ということは、上司の癖を理解することもとても大事なことだったりするわけです。どういうコミュニケーションツールが好きなのか、どういう質問なら受けてくれる人なのか、どういうタイミングだったら機嫌がよくて質問を受けてくれやすいのかなど、上司に媚びを売るということではなく、上司の特性をきちんと理解した上でコミュニケーションをするということが、非常に大事であるということです。相手も所詮人間ですから、上司だからということで完全性を求めてもなかなかうまくいきません。何か質問したいことがある場合には、まずは部下として上司の特性をちゃんと理解した上で、「タイミング」や上司が使いやすいと思っているコミュニケーションツールに配慮していきましょう。

上司も忙しいですからべったりとはりついて面倒をみるわけにはいきませんが、大丈夫かなとか、順調に作業が進んでいるだろうかなど気にかけている部分もあります。また、上司も部下に質問されるとやはり頼りにされていると感じて嬉しいですし、応えてあげたいという気持ちになります。ですから、配慮をしながら勇気を出して質問するということが大切です。

一方で、相談を受ける側の問題もありますよね。中には「今話しかけるな」と忙しいオーラを出している方もいて、そういう場合はなかなか話しかけづらいことがあります。しかし、これも受け手の問題も含まれていて、オーラに負けて聞きに行かないと、今度は「あいつは報告がない」とか言われてしまうので我慢して行くしかないところがあるのも事実です。これまで申し上げてきたように、ボスマネージングの一部として、その人のキャラをきちんと知り、どういう形でコミュニケーションしていくのが一番円滑にいきそうかという観察を自分の頭の中に埋め込んでおくことが何よりも大事なことではないかと思います。

どこまでいっても人間関係ですから、相手の人間の特性を知るということを怠らないことが重要です。過剰に上司だからとか、ビジネスだからということではなく、本当にその人とコミュニケーションがとりたければ、普段している努力をビジネスの場でも取り入れていく必要があるということです。

分野: |スピーカー: 田久保 善彦

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