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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > ビジネスパーソンの悩み相談⑤ 常に疑問を持つ (リーダーシップ領域/田久保 善彦)

ビジネスパーソンの悩み相談⑤ 常に疑問を持つ

田久保 善彦 リーダーシップ領域

17/07/17

このシリーズでは、「ビジネスマンが抱える悩みや不安」についてお話しています。
若手社員と話をすると、「悩みをため込んでしまってなかなか相談が出来ない」という話をする人が大勢います。昔から入社3日目、3週間目、3ヶ月目に会社を辞めたくなると言いますが、大事なことは、「悩んでいること」と「考えている」ことは全く違うということです。

「悩んでいる」というのは、一言で言うとぼやっとしている感じですね。これは、シンプルに「どうしよう、どうしよう」と言っている状態です。この状態では、具体的なことは頭の中に出てきていないため解決の方向には向かいません。
一方、「考えている」というのは、何か課題を抱えている時に、「自分で出来ること」と「自分にはコントロールできないこと」を分けて考えてみること。また、「自分でコントロールできるもの」の中で、実際にどのようにコントロールするか、A、B、Cなど複数の選択肢の中から、今自分が与えられている責任の範囲や予算の中でどの選択肢が可能かといったように、具体的に分解しながら、課題を追求していくことです。

このように2つを区別してみると、まずは「悩んでいる」という状態から脱さないと、本当の意味での相談に乗ってもらうことができないことがわかります。単に愚痴を聞いてもらうことは出来ても、気分が晴れるだけで、解決に向かっていかないのです(勿論、それで十分ということもあると思いますが)。ですから、自分は今悩んで困っているなあと思う方は、自分が悩んでいると認識していることを紙に書き出してみてほしいと思います。「今私はこういう問題について悩んでいる」、もしくは「考えている」ということを書き出すのです。意外と、それを認識するだけで、課題が解決してしまうこともあるかもしれません。

例えば、「もうどうしようもない」と割り切れたり、「意外とたいしたことないな」と思ってすっきりしたりすることがあります。

そしてしっかり悩みを書けたのであれば、先ほどお伝えしたように、「自分がコントロールできるのはどこの範囲なんだろう」、「自分がコントロールできないのはどこの範囲なんだろう」と少なくともこの2つに分けて考えてみることで、半分は考えなくてもよくなります。「自分がコントロールできないもの」はどうしようもないわけですから、考えても仕方がありませんよね。
例えば、相手のあることであれば、相手の感情はこちら側からでは完全にはコントロール出来ませんから、「相手の気持ちが...」と悩むくらいであれば、自分が出来ることを精一杯やることにした方がすっきりしますよね。悩んでいる時間がもったいないです。

やり方は色々あると思いますが、「悩む」というモードから「考える」というモードにしませんか、というのが1つ目のアドバイスです。

2つ目は、そうは言ってもなかなか「考える」モードにならない、もしくは考えるモードになった後でも人のアドバイスがほしいという場合には、本当に答えはシンプルですけれども、相談にのってくれる相手を複数作っておくことが大切だと思います。

相談相手は、間違いなく複数作った方がいいと思います。つまり、相談される側も万能ではないので、そういうことは僕に相談されても困るなということがあるかもしれません。もしくは、仕事のことを相談したい相手と、恋愛の相談をしたい相手が必ずしもイコールではないかもしれませんよね。そうなると、やはり相談相手が複数いるとうのは重要なポイントになります。自分が本当に困った時に苦言を呈してくれるということも含めて相談にのってくれるような人を自分のそばに2人でも3人でもつくっておくってことが大切です。

このときに特に僕が強調したいのは、たまたまそこに仲のいい友達がいるという状態では駄目だということです。意図的に相談にのってもらえる人をつくるということが大事です。理由はシンプルで、たまたまことに任せておくと、たまたまその人に連絡とれなかったどうするのとか、たまたまその人アメリカに転勤になって飲みながら相談できなくなったらどうするのかなど、「たまたま」というのは再現性がないので結構怖いことです。

しかし、意図的にだと違います。意図的であれば、例えばすごく親身に相談にのってくれる人がアメリカに行ってしまったら、そういう人をもう一人探そうというマインドセットになりますよね。ですから、意図的に苦言を呈すことも含めてきちんと意見をしてくれる人をつくるというような発想が非常に大事なのではないかと思います。世間ではそういう人のことを「メンター」と言うことがあります。正に苦言を含めて受けとめてくれて、アドバイスをくれるような人のことです。そういった人を出来るだけ複数作っておくと、何か自分がはまり込んでしまった時にいいアドバイスを貰えるかもしれません。

今日のまとめです。まずは、「悩んでいる」という状態から「考える」という状態に努力をして持っていくということ。そして、その時の一つのヒントとして、紙に書き出して自分の頭の中で自分が抱えている問題を整理すること。そのモードが作れた上で、さらに誰かに相談をしたいという場合には、相談にのってくれるメンター的な存在の人を複数作っておくということ。そうすることで、的確なアドバイスがもらえることがあるという話をしました。

分野: リーダーシップ |スピーカー: 田久保 善彦

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