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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > ビジネスパーソンの悩み相談④ 常に疑問を持つ (リーダーシップ領域/田久保 善彦)

ビジネスパーソンの悩み相談④ 常に疑問を持つ

田久保 善彦 リーダーシップ領域

17/07/10

このシリーズでは、ビジネスパーソンが、「今」抱えている悩みや不安についてお話をしています。今回は、「自分達で仕事を探しなさい」と言われるけれども、どうしたらいいのか分からない、という悩みについて考えていきましょう。

これは特に、若手の社員が感じる悩みではないかと思います。昔から、日本には、仕事というのは自分で作ってくるもの、仕事は自分で見つけてくるものであるという考え方を持つ企業が多いかもしれませんね。この考えは、良い面も悪い面もあるように思います。一方で、外資系の企業では、ジョブディスクリプションと呼ばれるものがあり、貴方の仕事はこういうことをすることと全部決まっていて、自分で探してくるということは全く要求しないような場合もありますが。

では、「悩み」に戻って、具体的にどうしたら良いのかという話ですが、残念ながら、特別これをやったら必ずこうなります!といった決まった方程式があるわけではありません。しかし、それでは、それで終わってしまいますので、三つほどヒントをお話します。
第一段階としてお勧めしたいのは、この先輩は仕事が出来るなと思う先輩を見つけて、その人をよく観察するということをしてみると良いと思います。例えば言われたことをやっている人もいるでしょうし、自ら何か発案して上司にこういうことをやりたいですと提案している人もいると思います。まずは、やり方が分からないのであればそれをやっている人を真似してみる。真似してみるためには、まずは観察してみる、ということがとても大事なことだと思います。「学ぶ」という言葉がありますけど、あれは元々「まねぶ」でした。「真似る」ということが「学ぶ」ということの最初のステップですから、どんどん真似してみてください。「門前の小僧習わぬ経を読む」という昔の言葉がありますけれども、まさに「真似る」というのが一番です。ただ、最近はもしかすると先輩と一緒に行動をするというような行動パターンがあまりないのかもしれません。昔は、「とにかく若い人は先輩社員にくっついて営業のやり方を学んでこい」といった風潮がありましたが、最近は効率化を重視して一定のトレーニングをしたらあとは1人で行ってこいみたいなことにもなっているのかもしれません。だからこそ、自主的にどうやったらそのよく仕事が出来る人の技を盗めるのか、学べるのか、真似することが出来るのかということにフォーカスしてみて欲しいというのが1つ目です。

次が「常に疑問を持つ」ということを強制的に自分に課してみるといいと思います。例えば、仕事のやり方が決まっているとします。なぜこういうやり方をするのだろうと思う人と思わない人というのは仕事が自分で見つけられるかどうかの分かれ道になります。つまり、何かに気が付かない人というのは、もう思考停止状態で、仕事ではなく作業になっているのです。作業になってしまうと思考が止まっていますから何にも気が付きません。ということは、自分で仕事を発見することも自分で仕事を作ることも出来ないわけです。ですから、なぜこういうやり方をしないといけないのだろうとか、こうやったらもっと良い状態になるのではないか、と常に疑問を持つということが非常に大事なことだと思います。しかし、これは、一方で非常に難しいことでもありますよね。良い意味で、「もっと手間が省けないか」などと考えることで、新しい作業が発生して、もしくは新しいやり方が出来て、それこそが上司の方が言うところの自分で新しい事をやりなさい、自分で新しい仕事を作りなさいということに段々繋がっていくのだと思います。

3つ目のヒントが、「1つ上の工程と1つ下の工程について考えてみる」ということです。例えば、自分がやっている仕事に、仕事を渡してくれる自分の1つ「上流工程」というのがあります。今日私はラジオでお話をしているわけですけれども、これで出来たものというのを今度は「放送に流す」というプロセスがあります。ということは、私が喋っている音声を今度は放送に乗せる方にお渡しするわけですよね。これが「下流工程」です。では、今日こういう企画で喋っていることについては、これを企画してくれた方が「上流工程」にいるわけです。そうすると、「上流工程」と「下流工程」の人に思いを馳せてみると、もっと効率的に出来ないだろうかとか、今度は企画の段階から入ってみようかなとか、どういう状態の音を残しておいてあげるとこの音を電波に乗せる人にとってはありがたいだろうかなど、様々な発想が生まれてきます。自分のお隣の部署というのでしょうか。「上流下流」でなくても「右と左」でもいいと思いますが、自分がやっている仕事の一つ隣のことを見てみると、絶対にその繋ぎや間が見えてくるはずなので、そうすると普通の人は気が付かない何か新しいことに気が付くということがあるかもしれません。

まさに上と下、右と左、自分がメインでやっていること以外のところに目配せをした時に、自分の仕事の意味も深まると思いますし、間が生まれることで新しい発想にもつながるかもしれません。

分野: リーダーシップ |スピーカー: 田久保 善彦

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