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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > ビジネスパーソンの悩み相談③ 人口知能に取って代わられる?! (リーダーシップ領域/田久保 善彦)

ビジネスパーソンの悩み相談③ 人口知能に取って代わられる?!

田久保 善彦 リーダーシップ領域

17/07/03

ビジネスパーソンが「今」抱えている悩みや不安についてお話しています。今日は人工知能に関連した話をしていきましょう。
最近、人工知能が大きな話題になっていますね。新聞、もしくはWeb上のメディアなどでも「人工知能」という言葉を目にしない日がないほど、ある種のブームになっています。そしてその傾向とともに、「人工知能に仕事を取って代わられるのではないかということが不安だ」という声も沢山聞きます。あるイギリスの有名な大学では、1~2年ほど前に、将来~十%の仕事が人工知能に取って代わられると発表をしました。こうした指標が出ると驚きますよね。現実的に、いずれ仕事が人工知能に置き換わる部分というのは少なからずあると、私も思います。しかし、冷静に考えるとこれは今に始まったことではありません。これまでの歴史を振り返ってみると、機械が登場して発達することによって、人がやっていた作業が機械に取って代わられるということを繰り返してきました。確かに機械に取って代わられた仕事に従事されていた方は、一時期仕事がなくなるという時期を経るわけですが、その新しいテクノロジーによって、また別の仕事が生まれ、それを人が担ってきました。つまり、今人間がやらなくてもいい仕事が機械に取って代わられ、その上で人間氏ができない仕事を生み出してきたということです。その延長線上のことが人工知能の時代になっても続いていくということでしょう。

一方で、人工知能というのはそんなに万能なのでしょうか。100年先、200年先の話になれば、今では想像しえないようなことが起きるでしょうけれども、5年先、10年先を考えると、あらゆる仕事がなくなってしまうということは、まだ考えにくいように思います。もう一つ言うと、日本はこれからものすごい勢いで人口が減少していきます。そうすると、日本はある程度の労働力を人工知能やロボットで補わないと仕事が回らないというような状況になりかねません。これからの日本は、「人手不足」は、とても深刻な問題の一つになっていきます。

例えば、最近、運送会社などでは、トラックの運転手や宅配業者に携わる人々の残業が多くなってしまい、これ以上届けられないという話が一方ではありました。ですらから、特にこの日本ということに着目した場合には、人工知能が都合よく人間にとって代わるという側面もあると思います。いずれにしても近い将来、「大多数の」仕事がなくなってしまうということは考えにくいのではないかと思います。しかし、様々な職業の中で、そういう傾向に進むということは紛れもない事実です。例えば、すごく単純な情報を調べるような仕事は、どんどん人工知能に取って代わられていくでしょうし、人工知能がやれることの範囲はどんどんどんどん広くなっていくと思います。おそらく昨年の秋くらいのことだったと思いますが、Googleの翻訳プログラムの性能が飛躍的に向上しました。1~2年前のGoogle翻訳では、苦笑してしまうような日本語や英語の文章が出てきていたわけですが、それに比べると雲泥の差です。これがあと2~3年もするともっと性能は上がるでしょうから、厳密に正確な意味を知りたい場合は別として、ざっくり意味が知りたいくらいのものであればGoogle翻訳で十分という場合もたくさん出てくると思います。ですから、高級な翻訳をされる仕事はなくならないにしても、ざっくり内容を知りたいという程度の翻訳の仕事は、おそらく人工知能に置き換わっていくでしょう。そうすると違いは何かというと、すべの領域でレベルが高いことが出来るかどうかということです。

以前お話した内容の繰り返しになりますが、人間にしか出来ないこと、レベルが高い仕事をしっかりやれる人間になるためにはどうしたらいいかというと、やはり「能力開発」が必要になってくるということです。少なくとも今のところは目的とかそういうこと自体は人間が設定するしかありません。ですから、どういうビジョンを描くのかとか、どういう世の中にしていきたいのか、という目的を設定するところなど、少なくとも人間にしか出来ないようなことが人間の役割だとすると、そういう仕事が出来るような状態を自分自身の力で作りこんでいくしかないということです。
人工知能に対して漠然と不安だけを抱くのではなくて、やはり人工知能によって人間が助けられる部分があることを理解したうえで、その人工知能とどうやって一緒に生きていくかを考えていかなければなりません。怖い怖いと言っていても、技術の開発は、間違いなくどんどん進んでいきます。そして我々は「既に」ありとあらゆるところで人工知能の技術が使われた物やサービスに囲まれて生きているわけですから、どう使っていくのか、どうつきあっていくのか、そして、そのような環境の中で自分の価値が出せるようにしていくために何をしたらいいのかと言うことを前向きに考えざるを得ないと思います。

分野: リーダーシップ |スピーカー: 田久保 善彦

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