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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 期待理論と目標設定理論 (人材マネジメント/良田智雄)

期待理論と目標設定理論

良田智雄 人材マネジメント

17/06/09

前回から「モチベーション」についての理論をお話しています。働く人たちがいかにモチベーションを持って仕事ができるかということは、企業にとっても非常に大切なことです。前回は、モチベーションの理論として「二要因理論」についてのお話でしたが、今日は「期待理論」と「目標設定理論」の2つについてお話しします。

まず、「期待理論」についてです。「期待理論」というのは、人がどんな心理的プロセスで動機付けられ、アクションや選択をおこなっているのか、というメカニズムを理論化した考え方です。その考え方の中では、「やる気」は3つの構成要素からできていると考えられています。そもそも「やる気」とは、目指すべき目標があり、その目標がその人にとって魅力的である必要があります。その目標を達成することによって得られる報酬が勿論魅力的でなければ、達成するために努力したりしませんよね。ただし、その報酬がいかに魅力的であっても、その目標があまりにも現実からかけ離れていて達成が不可能のような目標ではやる気は起きません。つまり、「やれば出来る」という期待がきちんと結びつかないと、どれだけ魅力的な報酬であっても、それはその人を動機付けさせないということです。したがって、「魅力的な目標」と「努力すれば出来るという感覚」、その上で「報酬に結び付く」というこの3つが掛け合わさった時に、本人のモチベーションは上がっていくということです。これがもし一つでも欠けてしまうと、なかなかやる気にはつながりません。これらの3つがきちんとバランス良く掛け合わさることによって、本来人の意欲というものは喚起されていくという考え方がこの「期待理論」です。

その中でも、この「目標」の部分である「魅力的な目標」とは一体何なのでしょうか。ここに「目標設定理論」が関わってきます。人が意欲的に動くための目標というのは、大きく4つのポイントがあります。「困難性」。そして「具体性」。次に、その目標を自分が「受け入れられるレベルであるかどうか」。これを進めていく過程できちんとした「フィードバックを受けられるものである」。この4つがきちんと繋がりを持った目標になっていると、人はその目標に対して意欲的に取り組むことが出来ると言われています。

この4つのポイントをさらに詳しく見ていきましょう。
まず、「困難性」ですが、今できるレベルから少し高い目標にしましょう。例えば、これが量でも質でももう少し頑張ればできるというところまで引っ張り上げましょう。この少し背伸びしたくらいの目標設定が良いと言われています。しかし、これが高すぎると、先ほどの「期待理論」でもありましたように、達成できそうにない課題ではなかなかモチべートされません。やはり、働いている一人ひとりその人に合った目標があるということです。極限の話をすると、オリンピックを目指している選手に、「目標設定しましょう」と言った場合、何パーセントくらいの目標設定をするのかというと、あそこまで極限にトレーニングをしていると、常に自分をギリギリまで追い込んでいる人たちですから、目標設定は高くなくていいわけです。オリンピック選手の1%は、他の人の10%にも20%にも匹敵するレベルになるわけです。つまり、人によってそこの感覚は違うため、その人にとってのストレッチ感というのは何なのかということをしっかりと理解して目標を作っていくということがポイントになります。
では、今度は設定したレベル感を具体的に落とし込むことが大事になってくるわけです。なんとなく「これくらいやって終わり」ではなくて、この部分は具体的にこのタイミングまでにこれくらいやろうという具体性が必要です。このイメージがしっかり出来るような目標設定が2つめのポイントです。ここまで来ると、実際には3つめの参加度や需要度はある程度出来ていますけれど、これが逆に押しつけになってはいけません。自分から「頑張れば出来る」という思いを持てるようなレベル感の目標にしなければなりません。これが3つ目のポイントです。最後はフィードバックの部分ですけれども、きちんと途中途中でどういう状況になっているかということをフィードバックするこれによって、最終的に目標達成に向けて今変えないといけないことを変えていき、最後まで行き着くことができます。この4つのポイントがしっかりと押さえられた目標の設定が出来ていることが、魅力的な目標に繋がっていきます。

では、今日のまとめです。
モチベーションを高めるためには、まず目標を設定する必要があります。その目標を考える際には、人が魅力的だと思えるレベル感が非常に大切です。尚且つそれがきちんと報酬に結びつき、その報酬を得るために努力しようという思いが生まれること、努力したら達成できそうな目標を設定することが非常に重要です。「魅力的な目標」「努力したら達成できそうという期待感が生まれるレベル」「目標を達成することが報酬につながる」、この3つが合わさって本当の意味でモチべートされて人は動いていきます。これらが制度を考える上でも重要なポイントになって

分野: 人材マネジメント |スピーカー: 良田智雄

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