QT PRO モーニングビジネススクール

QT PRO
モーニングビジネススクールWeb版

FM FUKUOKAで放送中「QT PRO モーニングビジネススクール」オンエア内容をWeb版でご覧いただけます。
ポッドキャスティングやブログで毎日のオンエア内容をチェック!

PODCASTING RSSで登録 PODCASTING iTunesで登録 電子書籍で記事を読もう! EPUB

ブログ&ポッドキャスト詳細

QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > アクティブ・ラーニング① (国際経営、国際物流/星野裕志)

アクティブ・ラーニング①

星野裕志 国際経営、国際物流

17/05/08

今年も新学期を迎えて、とても多彩なバックグランドを持つ42名の新入生が、QBSに入学してこられました。毎年のように、医師、弁護士、公認会計士・税理士といった専門職の方々が、さらにマネジメントを学習するために入学されるのは本当に素晴らしいことだと思いますが、今年は初めてかと思いますが、高校の先生が二人入学されました。

高校の先生が、ビジネス・スクール入学とはなぜなのでしょう?
僕も最初はなぜなのかと考えましたが、おふたりのお話をお聞きして、深く納得することがありました。

アクティブ・ラーニングというのは、教員が一方的に受講者に対して行う従来の講義形式の教育に代わって、受講者自身が能動的・主体的、つまりアクティブに学ぶという参加型の学習の方法です。

大学でも盛んにこのような学習方法の導入が言われていますが、それは大学だけではなく、2年前の平成26年11月の中央教育審議会の答申を受けて、初等中等教育でも最近は注目されているようです。それは、例えば単に記憶するだけの学習ではなく、知識として理解を深めることや、課題解決能力を高めることを意図しています。

東京大学大学総合教育研究センターの中原淳先生の研究室で、一昨年に全国の3,893校の高校を対象に行われたアンケート調査では、75.5パーセントの高校で、「取り組んでいる教科がある」との回答でした。さらに、「全体で導入の目標を掲げている」という高校は、22.8パーセントとのことです。

この結果からわかることは、75.5パーセントの残りの4分の1の学校は、まったく取り組んでいないことになりますし、8割近くの高校が、現時点で導入することを目標としていないということになります。このアンケート結果を見る限り、文部科学省で方針は示されても、なかなか浸透はしていないようですね。

僕自身は高校教育に携わったことがないので、具体的な理由はわかりませんが、大学でのアクティブ・ラーニング導入を考えると、今までの講義方式を変えることへの抵抗や、具体的にどのように新しい学習法を取り入れるのかへの戸惑いがあるのではないかと思います。

中原先生のアンケートでは、アクティブ・ラーニングの学習法を3つに分けて説明されています。1番目が、「意見発表や意見交換型」として、ディベート、ディスカッション、プレゼンテーションなどを挙げられています。2番目は、「理解進化型」として、グループワークや振り返りなどです。3番目が、「課題解決型」として、ケーススタディやプロジェクト型学習とされています。

こういった学習法を聞くと、確かに従来の講義形式からは大きな転換なのですが、この3種類に類型化された学習法は、すべて僕自身QBSの国際経営、国際ロジスティクスの授業とプロジェクト演習で、2003年から行ってきていることですし、QBSの他の教員も多かれ少なかれ実施していると思います。

最初に二人の高校の先生が、今年QBSに入学されたとお話ししましたが、昨年のQBSの学校説明会に参加されて、高校のアクティブ・ラーニングのモデルがQBSにあると考えられたようです。最近では、高校でもスーパー・グローバル・ハイスクールといわれる国際的に活躍できる人材育成を重点的に行う高校に認定されると、今までにはない新たな取り組みが期待されているからのようです。

今日は、最近大学や高校などの初等中等教育でも導入が進められているアクティブ・ラーニングについて、説明をいたしました。これは、教員が一方的に受講者に対して行う従来の講義形式の教育に代わって、受講者自身が能動的・主体的に学ぶという参加型の学習法のことであり、自ら理解を深めたり、問題解決能力を高めることを目的としています。

それでは、明日はQBSのアクティブ・ラーニングの取り組みについて、お話をしたいと思います。


分野: 国際ロジスティクス 国際経営 |スピーカー: 星野裕志

トップページに戻る

  • RADIKO.JP
  • ビビックスマホ