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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 英国における異文化(30):食べ物 寿司 (英文法理論、コンピュータによる英語教育/鈴木右文)

英国における異文化(30):食べ物 寿司

鈴木右文 英文法理論、コンピュータによる英語教育

17/03/22

英国における異文化のシリーズをしていますが、「食べ物」シリーズが始まっています。今回は2回目ですが、お寿司の話をしたいと思っています。

イギリスでは、以前からちゃんとしたお寿司のお店というのはたくさんあります。ここのところ、我々から見るとこれがお寿司かなというようなポップな物やアメリカでもカリフォルニアロールなどがありますが、あのようなバージョンの色々な物が出ているのが特徴です。ただ値段的には我々の感覚からすると高いものが多いです。ちゃんとしたレストランに行って、本格的な日本料理として食べるとそれは大変な値段がしますので、今日のお話はどちらかというと、我々が普通にカジュアルに食べるようなお寿司の話だと思って下さい。

一番最初にポピュラーになったのは恐らく回転寿司的な物が広まったと思います。その中で有名なチェーン店に、「YO! Sushi」、というのがあります。こちらの回転寿司は宇宙船の中にお店が作られているような楽しい作りのものがあったりして、お寿司自体も先程申し上げたカリフォルニアロールのような創作寿司的なものがたくさんあって、非常に楽しいのですが、1皿が2ポンドから5ポンドぐらい、日本円にすると300円ぐらいから7、800円ぐらいという値段です。

普段の私たちの日本的な感覚で10皿近く食べてしまうと相当な値段になります。そういうこともあって、最近はお持ち帰り用のパックに入れた物を売っているお店が出来て、それがeat inでそのままそこでどうぞという形の簡易レストラン的なものになっているものが多くあります。そういったものは名前を挙げますと、「WASABI」とか、これは完全に日本語ですが、「ITSU」、というのがあります。これは日本語でいう「いつ何時のいつ」から来ているかどうかが私もちょっと分かりませんが、この2つがケンブリッジなどでよく見られる、英国の各地で見られるチェーン店です。特徴としては、我々はお寿司屋さんというと、いわゆるにぎりが中心になっているものが多いのですが、向こうではロール、巻物であるとか、創作寿司的な物とか火の通った物などが中心になっていることが多く、生のネタが7、8種類並んでいるというようなことはあまりありません。そういう物もメニューの中に1つぐらいはあるのですが、それが中心には決してなっていません。しかも生寿司がたくさん入っている物を見ると、イギリスの皆さんはお好きなのだと思いますが、サケかマグロということが多いです。私たち日本人だと万遍なく色々なものが並んでいるのが楽しいですが、向こうに行くとサケサケサケとかマグロマグロマグロといった感じで並んでいることが多いですね。皆さんそれが好きなのか、それともやはりそれが流通量からして商売的にその辺が一番コストパフォーマンスのいいところなのかもしれません。こうしたものはロンドンとかに行きますと、ビジネスマンの方が昼間買いに来て、ランチに買っていくようなことが多いんですけど、中には個包装で、日本円で1個50円とかで売っていることもあります。ああいう形で1つ1つまめるようなところもあったりして、そういった形式は多分向こうではあまりなかっただろうなと思われるので、物珍しさが手伝って普及したのかなと思います。この他ロンドンにはさすがに東洋の観光客の方が多いのか、いわゆる日本風の店の構えをそのまま残したお店や日本で出てくるのとほぼ同じような形で出すことを売り物にしているようなお店もあるようです。もちろんそこに外国人の方もいらっしゃるんですけど、日本人の方もたくさんおられて、日本の銘柄のビールや日本の新聞を置いているとか、向こうに行って色んな洋風の味に飽きてきた頃にほっとするなというところを狙っているんじゃないかなと思われるお店もあったりして、実に様々な寿司の提供の仕方があります。今まではお店の話でしたが、スーパーなどに行っても最近はちょっとしたスーパーなら寿司は売っているというのが普通です。ただし、このスーパーで売っているお寿司は日本でもそうですが、コンビニで売っていたお寿司が大昔の出始めていた頃と今とでは相当クオリティが違っていて、それは工夫に工夫を重ねているからなのですが、残念ながらまだイギリスのスーパーで売っているお寿司というもののクオリティは日本の昔の出始めのコンビニエンスストアの頃というような感じで、ご飯が乾燥しきってしまっていたり、ネタがほとんどふくよかな感じがしないとか、これを日本で食べているお寿司のクオリティだと思われると困るなという味のものがまだ多いようです。

今や日本ではスーパーの寿司も美味しくなり、英国でもむしろ上手にスーパーやお店で箸を使ったり手でつまんだりして自分の文化の1つにしているような方々もいて、見ていて国際化した料理なんだなと思う事がしきりです。先程、ロンドンの日本人の方が訪れるお店の話をしましたが、名前も懐かしい名前で、1つだけ紹介しておきますと、「Tokyo Diner」という所が、コベントガーデンという所の近くにありまして、日本人の方、日本語を喋れる方がスタッフにおられて、これも工夫の1つなのかなと思いましたが、逆にそういう所を土地の人が楽しむという面もあるのかなという気がしています。

それでは今日のまとめです。
今日は英国における異文化として「食べ物」シリーズで寿司についてお話をしてきました。イギリスのお寿司屋さんは回転寿司から始まり、最近はパッケージで売っているeat inのお店も増えて、比較的カジュアルな手頃なものになってきました

分野: 異文化コミュニケーション |スピーカー: 鈴木右文

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