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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 製品パッケージにおけるユニバーサルデザイン (マーケティング/岩下仁)

製品パッケージにおけるユニバーサルデザイン

岩下仁 マーケティング

17/03/09

今回はパッケージにおけるユニバーサルデザインについてお話をすすめようと思います。ユニバーサルデザインは、アメリカのノースキャロライナ州立大学のロナルド・メイス氏が提唱した概念です。
国籍や個人の能力に左右されずに使うことができる製品や建物、環境、こういったものがユニバーサルデザインと言われています。より多くの人々に商品を使ってもらうことが企業側の目的なので、ヒット商品のいくつかはユニバーサルデザインの視点を取り入れてパッケージを改良していると言われています。
有名な例を挙げると、アヲハタのジャムご存じでしょうか。実はアヲハタのジャムは優れたユニバーサルデザインを有していることで、世界のワールドスター賞を受賞しています。これは優れたユニバーサルデザインに贈られる賞です。アヲハタジャムの蓋は、老若男女、力が弱い子供でも開けやすいようなデザインになっています。開ける部分にも実は工夫がされていて、部分が実はギザギザになっています。通称これを「へこみリブ」と言い、それが開けやすいですよね。ビンの上の部分をよく見ていただくと分かるのですが、実はこれ点字が入っています。視覚の不自由な方が商品を取りやすい、そういった工夫がされています。さらに、軽量化した方が持ち運びしやすく、お子さんも持てますよね。常に改良を繰り返して工夫をして、世界のワールドスター賞の食品部門を受賞しました。
アヲハタのジャム以外にも、やっぱり強いブランドはパッケージの部分にユニバーサルデザインの視点を取り入れて改良をしていることが多いと思います。例えば、マヨネーズの市場を見てみると、非常に有名なブランドとして、キューピーのマヨネーズがありますが、このパッケージにも非常にユニバーサルデザインの視点が取り入れられています。昔のマヨネーズは出すとベチャッとなって、キャップの部分にマヨネーズが付着しちゃうことがあったかと思います。しかし、今はそれはありません。どういったところに工夫がされているかというと、実は今のマヨネーズは出し口が、先端が尖っていて高くなっています。ですから、非常に使いやすいですし、高くなっていることでマヨネーズがキャップの影にならずに出る様子がよく見えます。容量も見られるうえ、先端部分に残ったマヨネーズを先端が尖っていることで器などに出せます。あるいはマヨネーズが付着してもふき取りやすいような形になっています。マヨネーズがくっつくとストレス感じますが、ふき取りやすい構造になっています。あと、はじめてマヨネーズを使う時にキャップを回して中の銀色の紙をめくってまた付けます。その時にストレスを感じる事はみなさんありませんでしたか。実は開ける部分が昔は出っ張っていて、指で開けられるようになっていましたが、そうするとキャップを最初に回す作業の時にそこが掌に当たって痛いですよね。そういったところにキューピーは注目をして極力この出っ張りを最小限に少なくしています。そうすることで、はじめて開ける時にストレス感じずに出来ます。出っ張りをなくしても指で簡単に開けられるデザインに変わっているという事です。そういったところも非常にユニバーサルデザインで、大人だけではなくてお子さんがやる時も負担がありません。そういったところに気を配ってキューピーのマヨネーズのパッケージは作られています。
今日はアヲハタとキューピーのマヨネーズを例に挙げましたが、優れたブランドを見てみると、ユニバーサルデザインの視点を考慮したパッケージが多いという事から、今後もユニバーサルデザインの視点というのは重要になっていくでしょう。
それでは今日のまとめです。
今日はパッケージにおけるユニバーサルデザインというものに注目してみました。ユニバーサルデザインの視点を取り入れることによって、より万人の人に使いやすいパッケージを実現できると思います。

分野: マーケティング |スピーカー: 岩下仁

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