QT PRO モーニングビジネススクール

QT PRO
モーニングビジネススクールWeb版

FM FUKUOKAで放送中「QT PRO モーニングビジネススクール」オンエア内容をWeb版でご覧いただけます。
ポッドキャスティングやブログで毎日のオンエア内容をチェック!

PODCASTING RSSで登録 PODCASTING iTunesで登録 電子書籍で記事を読もう! EPUB

ブログ&ポッドキャスト詳細

QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > パッケージ要素の配置 (マーケティング/岩下仁)

パッケージ要素の配置

岩下仁 マーケティング

17/03/08

本日はパッケージの要素の配置について議論を進めていきましょう。
パッケージを見られる時、みなさんはどういうものを見ますか。
例えば洗剤にしてもお菓子にしても容器を見る時というと文字を見ると思います。ブランドの名前や商品名、あとはキャッチコピーが載っていたりします。他にもブランドの絵や企業のロゴなど、そういったものも入っていますよね。実は、これらのような要素の配置によって消費者が手に取ってくれる、購買する確率が上がると言われています。例えば商品のパッケージをイメージして頂くと、左と右にスペースを分けてAのパッケージには左に絵、右にブランド名やキャッチコピーみたいなものを載せる。一方でBのパッケージはAとは反対に左の部分に文字、右側に画像を載せるとします。こうした場合にどちらのパッケージの方がより消費者にとって頭の中に残りやすいパッケージになるか想像してみてください。大体これを聞いてみると、Aのパッケージ、つまり左に絵で右に文字の方が商品を選択する確率が上がるということが脳の半球優位性という議論で明らかにされています。
この脳の半球優位性ですが、右脳というのは画像や空間といった空間の構成を司る脳の部分と言われています。一方で左脳の方は言語や論理処理、計算処理を司る脳の部分という風に言われています。それが首のあたりで交差して視覚で入るという事なので、実際には逆になります。右脳の働きと左脳の働きが丁度首の部分で交差して、視覚情報として入ってくる時は、逆転するため、実際にパッケージに反映されている情報というのは左に画像ですよね。右脳でこれを感じているわけです。右は文字情報です。それが左脳で処理され、これによって消費者の人にとって、どちらが手に取りやすい、印象に残りやすいというと、左に画像、右に文字といったようなことになると思います。左右に商品のイラストと文字、キャッチコピーなどを配置する時には脳の半球優位性というのをうまく利用して左側にイラストをもってきた方がより手に取ってもらいやすいということです。脳に負担をかけずに商品を理解してもらえるという風に言われています。ただ、カテゴリの特性を考えるべきだということも言われていて、脳の半球優位性の効果が出やすいのが製品のこだわり、いわゆる関与と言われていますが、これによって変わるという風に言われています。これは、買う時のこだわりがない、いわゆる洗剤やビールみたいなものとあるいは一方で買う時のこだわりがある商品、例えば高級化粧品などといったものを買う時には脳の半球優位性というのが高く関与するので、高級化粧品のようなものの方がより促進されると言われています。気分次第で買うような商品よりもこのブランドのこれを買いたいという強い関心を持っている高関与の商品の方が脳の半球優位性がより強く働くと言われています。こういった左右の配置については脳の半球優位性という理論が非常に有名ですが、同じように上下に配置するといったものでも商品の選択確率が変わるということが言われています。こういった場合、下に画像を配置して上に文字を配置するケースと、下に文字、上に画像のケースがあります。この場合でも消費者の選択確率が変わるということが言われています。下に画像があった方が商品をより重く感じるので、安定感が出て、商品の中身がちゃんと入っているとかそういった安定感に繋がります。さらに近年されている研究ですと、例えばチョコレートが1つ置いてあるのと、たくさん置いてあるのでは、商品の選択確率が変わると言われています。チョコレートのようないくつか入っている商品はそのチョコレートが1つ描かれているものと、複数描かれているものでは複数描かれている方が重みを感じるので、やはり手に取りやすいということなになります。
パッケージ作りの時には配置をどう考えるかというのが商品作りの成功の可否を分けることになると思います。それでは今日のまとめです。今日はパッケージを作る際の配置について議論を進めてきました。左右と上下、これを考慮してパッケージの配置を考えると良いでしょう。

分野: マーケティング |スピーカー: 岩下仁

トップページに戻る

  • RADIKO.JP
  • ビビックスマホ