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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 仕事を進めるための分解技術 (戦略思考/荒木博行)

仕事を進めるための分解技術

荒木博行 戦略思考

17/02/10

頑張っているのに仕事がどうも前に進まない、うまくいかない・・・そういう人の共通的な特徴の1つに、「分解が苦手」ということが挙げられます。大きな塊をそのまま抱えようとしてしまい、その塊の大きさに圧倒されて、「とてもじゃないけど無理!」となってしまうのが特徴です。
例えば、「営業のやり方を見直せ」というお題を与えられたとしましょう。言葉どおりに「営業のやり方を見直す」ということ受け止めると、相当大きなテーマになってしまいます。この大きな塊に立ち向かおうとすると、ややもすると「前に進めない」という感覚に陥ってしまうでしょう。こういう時こそ「分解」の出番です。まず「営業」という言葉を3~5つ程度のパーツに分解してみるのです。例えば、「営業」をいくつかのプロセスに分解してみると、1)お客さんの課題を特定する、2)特定した課題と自社製品・サービスを結び付けるシナリオを作る、3)結び付けた自社製品・サービスのシナリオを相手に伝える、4)諸条件を詰めてクロージングする、といった塊に分けることができます。一旦このような大きさに細分化してみると、「営業のやり方を見直す」といっても、具体的にどこに課題があるのか、どこに着手すべきなのか、ということのフォーカスが定まりやすくなるのです。もちろんこれで分解は終わりではなく、さらに特定した個所を深堀りする必要があれば、そこからまた分解していきます。とにかく課題が大きすぎる、捉えどころがない、と思ったら、そこで思考停止するのではなく、分解してみること。それによってまた頭が回り出すのです。

この手の話は、組織の課題解決においても大事ですが、個人の目標設定にも大きく力を発揮します。例えば、「TOIECで50点スコアを上げる」、「体重を10キロ減らす」、「転職する」・・・といったような個人的な目標に向き合う際も、しっかりと成果を出せる人は、最初に「分解する」、という行為を欠かしません。例えば、転職する際も、自分を知ること、業界や企業を知ること、そしてその中でマッチングする先を探すこと、といったような要素に分けることができます。ではそれぞれに対してどう着手していくべきなのか。やみくもに企業訪問をするのではなく、全体感を把握しながら、まず分解してみる。そして、それぞれの要素に対して意図を持って働きかけていく、ということです。

もちろん、今は簡単に「分解」と言いましたが、実際にはこの「分解」ということを仕事で使えるレベルまで高めるためには、コツを理解した上でトレーニングを重ねていくことが必要です。例えば、分解には型がある、ということを理解しておく、というのは一つのコツです。具体的には、分解には「掛け算/割り算型の分解」(例:単価×数量)や「足し算型の分解」(男性の売上+女性の売上)、「プロセス型の分解」(企画→試作→生産→販売)、など様々な方法があります。うまく分解できない、と思ったら、別の型を試してみる。このような分解の型を理解しておくことだけでも、考える時間をショートカットすることができます。

当事者になればなるほど、お題を与えられた瞬間、「そんな無茶な!」「絶対無理!」というように思考より前に感情が先立ってしまいます。そういう時ほど、一旦落ち着いて分解してみる。そんなことを心がけてみてください。

分野: リーダーシップ |スピーカー: 荒木博行

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