QT PRO モーニングビジネススクール

QT PRO
モーニングビジネススクールWeb版

FM FUKUOKAで放送中「QT PRO モーニングビジネススクール」オンエア内容をWeb版でご覧いただけます。
ポッドキャスティングやブログで毎日のオンエア内容をチェック!

PODCASTING RSSで登録 PODCASTING iTunesで登録 電子書籍で記事を読もう! EPUB

ブログ&ポッドキャスト詳細

QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 製品パッケージが提供する価値 (マーケティング/岩下仁)

製品パッケージが提供する価値

岩下仁 マーケティング

17/01/25


今回からは何回かにわたって製品のパッケージについてみていきたいと思います。
製品パッケージですが、マーケティングで重要なフレイムワークで、4つのPという話を以前にしたと思います。1つ目が、プロダクトのP。2つ目が、やはり物を売るので、価格ということでプライスのPです。3つ目は、その製品に価格を付けて売る際には、商社の人に知って頂くためのプロモーション。例えばテレビのCMや、最近ではSNSなどを使って宣伝をしますよね。ですから3つ目としてはプロモーションのPが来ます。最後はそれらの製品をどうやって売るかという販路を考えないといけないので、流通という意味で、プレイスのPが最後にきます。これがマッカーシーという人の言った従来の4つのPで、1番始めに出てくるフレイムワークだと思います。しかし、近年では5つ目のPが存在しているといった議論があります。

5つ目のPはパッケージのPというものになります。パッケージが非常に重要になっている背景はいくつかあります。1つ目ですが、インターネットや携帯電話、こういった物も非常にメディアと化していて、色々な所で店頭での情報を仕入れることができるようになっています。そうすると、店頭でパッケージというものも1つのメディアとしての機能を持ち始めているという点があります。2点目として、新商品を低リスクで段階的に成功させたいといった場合、まずお客さんにパッケージを印象的なものにして、手に取ってトライアルしてもらうといった効果が期待できます。3点目ですが、例えば古くからあるブランドをパッケージに工夫を施したり、リフレッシュすることによって、再び強く、元気にするといったパッケージの資産としての重要性というものがクローズアップされています。

パッケージにはお客さんに対して3つの価値が提供できると考えられています。
1点目が利便性の向上です。具体的には、お客さんの不満であったり、ニーズ、欲求といったものをパッケージによって解決するといったことが最近注目されています。例えばミツカンから出ている金の粒納豆はパッケージに工夫を施しています。通常の納豆のパッケージの場合、開けるとまず敷いてあるビニールシートが実は非常にお客さんにとっては不満の種でした。取る時に糸引いて、机のどこかに置いたりすると、これ非常にストレスを感じため、ミツカンは色々な調査をして、パッケージの改良が必要だということになりました。この金の粒納豆には、実はパッケージの裏面の所に工夫がしてあって、納豆が付かないパッケージにしてあるためビニールがありません。これによって利便性の向上を果たしたパッケージになっています。2点目としては、使用シーンの向上です。これは今までに使わなかったシーンでの利用を促進するケースです。虫刺されの時に使うムヒは昔のパッケージも結構大きくて、チューブ状になっていて、そこから押して、それを塗るといったものでしたよね。ですが、最近のムヒはですね、ポケムヒといって非常にこのコンパクトなパッケージになっていて、見た目はリップスティックみたいな感じです。そのくらいの大きさで、糊を塗るように塗れるといった商品になっています。ですから、小さいお子さんが、遠足などに行かれる時にも気軽にポケットに入れて塗ることができます。ポイントとしてはコンテンツ、つまり中身は変わらず、パッケージだけを改良して価値を提供しているということになります。これにより使用機会が増えているということがいえます。最後の3つ目が、新たな使用方法ということで、パッケージに新たな機能を追加してあげるといったことになります。代表的なこの例としては、化粧品メーカーのランコムからたくさん出ているマスカラが挙げられます。その中の1つに電動モーターが入っているマスカラがあります。私自身は使ったことがないのでイメージが湧きにくいのですが、マスカラ付ける時に、結構ムラになってしまったり、手の微妙ななにかで結構難しいものなのだということを聞いたことがあります。それを電動モーターを付けることによって押すだけで上手く付いていくようなそういったものになります。電動歯ブラシをマスカラにも応用されているというふうに考えます。

それでは今日のまとめです。
近年、5つ目のPとしてパッケージが注目されています。このパッケージですが、お客さんに対して利便性の向上や使用シーンの向上、あるいは新たな使用方法といった価値を提供することができるというふうに考えられています。

分野: マーケティング |スピーカー: 岩下仁

トップページに戻る

  • RADIKO.JP
  • ビビックスマホ