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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 自分について知る (リーダーシップ開発、倫理、価値観/村尾佳子)

自分について知る

村尾佳子 リーダーシップ開発、倫理、価値観

17/01/06

これまで「キャリアについて考える」というテーマでお話ししてきました。
はじめに、これまでの話の内容のおさらいです。
「キャリア」というのは、仕事だけではなく、人生やその人の生き方について考えることです。キャリアを考える時には、「自分が何をしたいのか」、「一体自分に何ができるのか」ということを考えることも大切が、同時に「今社会はどのような時代なのか」、「これから社会はどう変化していくのか」、「今後何が求められるのか」ということもきちんと意識しておく必要がある、というお話でしたね。

今、本当に様々なことが変わりつつあります。その大きな変化としては、様々なテクノロジーが一気に進化し、それに伴って働き方の多様化という変化も起きてきています。

今日は、この「多様化」についてお話ししていきましょう。
今後、3年後、5年後には「副業」や「兼業」が日本でも解禁されていくのではないかと言われています。このことにより、複数の仕事に同時に携わる『パラレルキャリア』が進んでいくことになります。
『パラレルキャリア』とは、一つの会社に延々属していくのではなく、週に3日間はこの仕事、残りの2日間はこの仕事というように、パラレルで走る(並行で走る)働き方のことです。昔から「2枚目の名刺」という言葉がありましたが、その場合は仕事の他にNPOなどでボランティアを行っている人を主に指していましたが、会社の副業、兼業規定が解禁されるということは、金銭が発生するようなところでも可能になるわけです。つまり、複数の仕事ができるということです。これは今まででは考えられなかったことですね。

実際にロート製薬さんなどでは、いち早く副業・兼業が解禁されています。一つの企業がそうしたことを認めると、優秀な人材は縛られずに働きたいとその企業に集まるため、他の企業もこぞって解禁していくという流れに恐らくなるのではないか、と思われます。

ここで、兼業・副業を解禁した場合、自分の会社の社員が他の会社でも働くというのは、会社側にはどういったメリットがあるのだろうかという疑問が生まれますね。

当然、競合になる企業で働くということは、おそらく何らかの形で制約が付いていると思いますが、全く違う経験をすることで新しい視点が得られ、企業にとっても新しいクリエイティブな発想が生まれやすいという点ではプラスになると考えられます。同時に、現代の若手は出来るだけ縛られたくない、自由な働き方がしたいという方も非常に多くなっているため、兼業・副業を解禁することで優秀な人材を集めやすいという採用の観点からも、戦略の一つと捉えることが出来ると思います。

「働き方」の話になっていますが、テクノロジーの進化もあり、最近では『リモートワーク』というところも増えてきています。また最近新聞でも「AI」についての記事をよく目にしますね。
何が自動化されて何が人間に残るのかというような話題もあります。
マーケティングの領域はAIに取って代わられやすいと言われています。他にも例えば、人事などは人間に会う仕事だから人間にしかできないだろうと皆さん思われているかもしれませんが、おそらくこの辺りも、採用の一次面接の書類のチェックなどAIである程度より分けることが可能です。

AIではありませんが、既にフェイスブックやSNSのおかげで、最低限どういう人なのかということはどこの人事もチェックしています。例えば皆さん「書類選考で落ちる」ということがあるかもしれませんけれども、必ずしも書類の内容というよりも自分が書いていた過去のSNSの投稿内容かもしれません。AI以前にそういうことがごく普通のことになっています。企業側もリスクを負わないようにきちんとチェックしています。今就職活動中の学生さんは、自分がどういうことをSNS上で発信しているのかということも含めて見られているという意識をもっておく必要があります。何を見られるか、勿論発信内容もそうですし、どういう所に関心のある人なのか、さらに言うとすればどういうお友達がいるのかということもわかってしまいます。

今SNSの話になってしまいましたけれども、その他のテクノロジーのお話をすると、バーチャルリアリティー的なところ、例えば話している内容から自社をどれだけ理解しているか判断したり、アイコンタクトがきちんと出来るかなども含めて判断したりすることができます。つまり、一次面接くらいであれば別に人間でなくてもAI搭載のアバターと面接するというようなことも容易に想像できる話です。海外ではそういう事例も出てきています。

そのため、自分の仕事は大丈夫と容易に考えるのではなく、本当に大丈夫なのかということを見ていかないといけません。5年後10年後になぜあの時自分は気付かなかったんだろうと後悔しない為には、広く外の世界で今何が起きていて、何が出来るようになっているかということへの意識を高めておく必要があります。

もう一つ大事なポイントがあります。今何歳まで生きるのかという議論がありますよね。去年かおととしに話題になりましたが、2014年に生まれた子供は平均年齢が既に109歳になるのではないかという話があります。今30代20代の方は、おそらく平均寿命を80歳くらいで65~70歳でリタイアなどと考えておられると思いますが、そういった平均寿命さえ時代によって変化していきます。引退してお給料がなくなってしまうと困りますから、そのことも含めて考える時代にきていると思います。

では、まとめです。
今はどういう時代なのかという認識をしっかりと持った上で、この先どういう社会になっていくのかを考えながら、自分が今後どういう価値を社会に提供したいのかといったことを一緒に考えていくことが大事なのではないかと思います。

分野: リーダーシップ開発/倫理/価値観 |スピーカー: 村尾佳子

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