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朴大統領

村藤功 企業財務 M&A

16/12/08


今日は韓国の朴槿恵大統領の話をします。
今回は、明日されそうになる弾劾についてお話します。一時は、11月29日に朴槿恵大統領が、もし与野党でスムーズに自分が辞められるように移行してくれれば自分で辞めると言っていました。そうすると、野党からは不満が噴出し、野党側は弾劾プロセスを続けるということになりました。与党セヌリ党の中には大統領に親しい「親朴派」と、大統領に反対する「非朴派」の2つがあります。大統領が最初は自分で辞めると言ったので、4月に辞めさせて、6月に次の大統領選挙をするということでいいのではないかという事で、与党のセヌリ党がみんな合意しました。ところが野党が、それは遅過ぎる、今すぐ辞任すべきだとなり、さらにセヌリ党の非朴派の中でも、大統領が4月に辞めると言えばそれでいいのではという人たちと、それだけでは足りず野党も合意するのでなければ4月に辞めさせるというのはやはりダメだという人たちの2つに割れました。こうして朴槿恵大統領に反対していた非朴派も一旦分かれました。なぜ発表するのか、そして数が5倍以上違うのかは分かりませんが、先週の土曜日の12月3日に6回目のデモがあり、主催者発表によると参加者は170万人だといわれており、警察発表では32万人といわれています。こうしてかつてないような国民のデモが起こったため、国民はどうも怒っているとわかり、これを受けて4月に大統領を辞めさせることにしても国民や野党はどうも応援しそうにないということが分かってしまいました。そこで4月に辞めさせ、6月に次期大統領の選挙を行うということで、最初セヌリ党では合意していましたが、やはり無理だということになりました。それでもう、9日に行う予定の野党が出している弾劾の採決にセヌリ党も参加する流れになりました。非朴派の人は、弾劾に賛成する意向を日曜日段階、12月4日にすでに決定してしまいました。それで、明日の9日金曜日に国会の3分の2で弾劾される可能性が高まっていると言う状況です。国会で弾劾されると、その次はどうなるかご存知でしょうか。

まず、大統領の権限が停止し、大統領権限は、黄教安首相という朴槿恵が任命した総理大臣が大統領を代行するという事になります。次は手続きとして、憲法裁判所で6ヶ月以内に本当に大統領を弾劾するのかどうか決めるという手続きがあり、憲法裁判所には9人裁判官がいますが、3分の2、つまり9人中6人が、弾劾だと言えば、弾劾になるし、6人より少なければ弾劾にはなりません。そしてまた朴槿恵が大統領に戻ってくる、という事になります。憲法裁判所で審議を行っている間は、まだ完全に辞めている訳ではなく、権限は停止で黄教安首相が代行していますが、大統領が退任した訳ではないのでまだ弾劾手続きが終わってはいません。

以前には2ヶ月で憲法裁判所が決めた例があります。かなり前ですが、2004年に盧武鉉大統領が国会で弾劾されましたが、憲法裁判所で、別に弾劾する必要は無いのではということになり、2ヶ月で戻ってきたことがあります。今回朴槿恵氏は、悪いことをしていないので、憲法裁判所で戦うと言っています。例えば、機密文書をリークする指示は出してないし、財閥の人達には会ったけれど、財団を作ってそれに寄付するなんて言っていないと主張しています。実際に、6日の国政調査で、財閥の人達に聞いた時に、「私は大統領に会い、文化やスポーツの振興に協力してとは言われたけども、寄付してくれとは全然言われていない」という旨を皆言っています。そういう意味では、憲法裁判所でまだ勝てるかもしれないという風に大統領は思っています。
今回の件が長引けば韓国の国政は当分停滞します。2ヶ月から6ヶ月、国会で弾劾を発議した後に憲法裁判所でかかるというのがいわれています。6ヶ月経った後で、憲法裁判所が弾劾を成立させて大統領を罷免させても、2ヶ月以内に次期大統領選挙を行うという話なので、国政を安定させるのにはまだ結構かかるかもしれないといわれています。

大統領は変わる可能性が高まってきました。そういう意味ではセヌリ党は、今国連の事務総長をしている潘基文を立てようとしています。そうしたら12月の末まで任期があるので、1月の半ばぐらいに帰ってきて、それで大統領選挙に出すという流れになります。第一野党の共に民主党は、文在寅という人を出しています。それと最近、韓国のトランプといわれる城南市長の李在明という人が大変人気を増しています。

それでは今日のまとめです。
明日の9日に、朴大統領の弾劾採決が韓国の国会で、成立してしまう見通しになっています。弾劾されると2ヶ月から6ヶ月かかる憲法裁判所の審査がおこる訳ですが、朴槿恵さんはまだそこで勝負する構えです。大統領が次誰になるかというと、今の国連総長の潘基文ではないかと思われていたのですが、最近、反日の文在寅、それから李在明の可能性も出てきています。そうすると、日本的に言えば北朝鮮や慰安婦問題がちょっと問題になってくるという状況です。

分野: その他 |スピーカー: 村藤功

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