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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 今年も行って来ましたイギリス(1):ブリットレールパスの変更 (英文法理論、コンピュータによる英語教育/鈴木右文)

今年も行って来ましたイギリス(1):ブリットレールパスの変更

鈴木右文 英文法理論、コンピュータによる英語教育

16/11/23


「今年もイギリスに行ってきました」というシリーズを毎年させて頂いているのですが、今年も2話ほどお話をしたいと思います。

今日は今年イギリスに行って驚いた事があったのでそのことについてお話をします。
イギリスやヨーロッパに行かれると鉄道のパスをお買いになる方がいらっしゃると思います。特に有名なのがユーロレールパスというもので、若者がヨーロッパのたくさんの国に通用する1枚のパスを持って放浪するという事をよく聞きます。このユーロレイルパスのイギリス版というのがあります。ブリットレールパスやフレキシーパス等、タイプによって呼び方が色々と違いますが、基本的に乗り放題です。決められた日に乗り放題になるという切符です。これは日本にも同様のものがあり、ジャパンレールパスと言って、JRが出しているものがあります。外国人の方専用のもので日本にやって来てこのパスを見せると、特急列車、新幹線まで、若干の制限がありますが、指定席もその場で空いていれば指定を入れてもらえるというシステムです。
今までイギリスで使用する外国人専用の鉄道のパスを購入する場合、これはイギリスでは販売していないため日本で購入し、そのあとに指定席券を、手数料を払って購入することが出来ました。そうすると15週間前の発売開始と同時に予約を入れる事が可能でした。日本にいながら、旅の計画を練り、この日ここからここまで列車に乗ろうと、予約が出来ていました。しかし、それが今年から出来なくなってしまいました。カレドニアンの寝台列車だけに限られてしまい、あとは現地に行ってからたまたま空いていれば指定を取ることは可能ですが、日本国内からは出来なくなってしまいました。実は出来なくなった方がジャパンレールパスの方法と同じで世界標準に近いのですが、今までのイギリスの鉄道パスが良すぎたのかもしれません。とにかくこのようなシステムになってしまうと、今まで予定を立て、あらかじめかなり前から予約を入れていた人達が入れられなくなりました。今夏に研修で渡英した学生さんたちが困り、私が勧めたのが、もし短い区間であれば、パスとは別に切符をインターネット・Webで購入するという方法です。インターネットでかなり前に切符を購入すると、実際に乗る現場に並んでいって、窓口で切符を買うよりもかなり安くなる事が多いうえに指定もついてきます。向こうは特急であっても指定がつく・つかないに関係なく全て値段が同じなので、あらかじめ安く指定を取っておくと非常にいいのですが、そんな風にパスとは別に短い区間を取っておいても座れないよりはいいのではないかといった、どちらが得かというのを考えるのも加わって、学生さんたちは随分頭を悩ませたようです。しかし、それもまたいい訓練になるのではないでしょうか。

どうして今回のようなことが起こったかという理由はよく分かりませんが、業者さんの説明によれば、イギリスの方で指定席の管理をしている元締めになっている部分で、海外に指定席を流さないようになったようです。合理化の一環なのか、その辺についての詳細は分かりません。これをすると確かに日本からイギリスを旅行する際にあらかじめ予約が出来なくなり、私のようなぴっちりとした計画を立てる癖のある人にとってはかなり困った事態になっています。来年以降の計画はどうしようかと思いあぐねているところです。計画を立てて計画通りに動くようにしていますが、現地でこの時間からこの時間までフリーという事にしておいて、向こうで気ままに動く時間帯を取り、それをうまく組み合わせるという事をしています。

イギリスで第1の観光地はロンドンですが、第2の観光地はスコットランドの首都エジンバラです。入る観光客の数ベースの話ですが、その2つを結ぶ東側に幹線があり、この幹線は30分に1本ほど特急にあたる列車が走っていますが、8月のエジンバラがフェスティバルの期間中はほぼ座れません。いつも満席で全ての座席が予約を取られてしまっている形になっています。イギリスの列車というのは日本のように指定席車両、自由席車両という分け方がありません。観光列車みたいな形のものになると、全ての座席に対して予約が入るように出来ており、予約をする人でいっぱいになります。その場で乗ろうとすると立つ事が決まってしまうという事もあります。場合によっては、デッキに座ったり立ったりする人がいっぱいで、物理的に乗り込めないという事態すら生じます。私の方で色々経験を積んでいますので、この区間だったら危ない、これはそうでもない等といった事は大体分かります。学生さんから相談を受けるとそのデータに応じて色々なアドバイスをする事になっています。

会社によっては予約の制度そのものがないという列車の運行会社もある等、予約に関しては様々複雑です。そのあたりを乗りこなすのは難しいですが、それもまた一興でしょう。その他の国のパスが今どうなったのかという事も興味がありますので、みなさんによかったら教えて頂きたいと思います。

それでは今日のまとめです。
イギリスの乗り放題の外国人専用パスであるブリットレールパスのシステムが変わり、今年から予約があらかじめ日本国内から入れる事ができなくなりました。ただし、寝台列車は除きます。個人旅行のプランにはご注意ください。

分野: 異文化コミュニケーション |スピーカー: 鈴木右文

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