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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > これからのマネージャーの教科書⑧ (リーダーシップ領域/田久保 善彦)

これからのマネージャーの教科書⑧

田久保 善彦 リーダーシップ領域

16/10/06

『これからのマネジャーの教科書 自己変革し続けるための3つの力』という本の内容に沿ってお話しています。
前回は、何か新しいスキルを身に付けなければならない状況に遭遇した際に、周囲から一目置かれるマネジャーは、自己変革を深め、都合の良い解釈をして、持論を形成している、というお話をしました。この話を聞くと、こういったマネジャーになる人というのは、最初から優れた人で、自分とは別世界の人という印象を持たれるかもしれません。しかし、実際にはそうではありません。結論の一つを最初に申し上げてしまうとすれば、素晴らしいマネジャーの皆さんも、紆余曲折を経てこられています。全てが順調にいっているのではありません。

無難にこなすマネジャーが一目置かれるマネジャーになるためには、「スキル」と「思い」と「ギャップを埋める力」というこれまで何度も申し上げている三要素を獲得する必要があるわけですが、それらを獲得しても終わりではありません。次は、期待を超えるマネジャーで居続けるという努力が必要になります。

日々仕事をしていれば、やる気を失わせてしまうようなことなど様々なことが起きてきます。自分の状態を維持する為に、これらの方はどのような努力をしてきたのでしょうか。
今日は、自分の状態を維持するために行ってきたマネジャーの方の努力についてお話したいと思います。

実は、素晴らしいマネジャーの皆さんの中には「メモ魔」の方が多くいらっしゃいます。自分自身の持論をきちんとノートに書き留めて、時々見返していたり、時には補正し、作り替えたりしながら進化をさせていらっしゃいました。これは、私自身いつも思うことなのですが、人間は目の中に入らなくなったもの、つまり見えなくなってしまったものをずっと意識し続けるというのはなかなか難しい生き物ではないかと思います。実際に、優れたマネジャーの皆さんは、常に手帳などに書き留めて、自分の目に届くところに置いていらっしゃいましたが、このように見える所においておくとそれが気になるというような人間の本能を上手に使って維持している人というのが非常に多く見受けられました。

会社の社訓など、社中に貼ってあることがよくありますが、皆さん嫌でも目につきますよね。そうする内にいつのまにか社訓が刻み込まれていき、言葉にして時々読み返すみたいなことが自然と生まれてきますよね。

それからもう1つ、多くの方がされていることがありました。以前「思いの力」についてお話した際に、what型、how型、where型、who型があるとお伝えしましたが、この「維持」という段階でバリエーションを増やしていくということを上手くやっているのです。

例えば、「私はアナウンサーという職業に惚れ込んでやっています」というwhat型の人が、お仕事を重ねていくうちに、「私はリスナーのために働くことが大事だと気づきました」というようにwho型のバリエーションが増えることがあります。そうやってバリエーションが増えると、仮に1年間アナウンサーではなくて製作サイドのお仕事につくことを命じられたとても、「顧客のため」というwho型が使えるようになることで、「アナウンサーができないなら仕事なんて辞めてしまおう」ということになりにくくなるわけです。このように、バリエーションを増やすことで「維持」している方が非常に多かったですね。

次にお話しするのは、維持に失敗した際にどうするかというお話です。
維持に失敗すると、期待を超えるマネジャーの要素を失ってしまう場合があります。例えば、完全に時代の流れについていけなくなってしまったという場合が考えられますよね。その場合には、どうにかして期待を回復させないといけません。

この回復の方法には、いくつかのパターンがあります。
例えば、丁寧に過去の棚卸しをして、自分は何に躓き、どういう状態に追い込まれているのか、ということときちんと向き合うという方法です。それから、落ちこんでいる時というのは、何か失敗して上司に怒られるといったような、他者からの承認欲求が満たされない状況で自信を喪失している場合があります。そういった場合には、他者からの承認欲求を満たすということを上手く自分の中に取り入れる必要があります。そういったことが上手くできる人というのは、例えば、メンターがいるとか、どんな失敗をしても認めてくれる友人たちが周りにいる人たちです。そして、そういった人達からの小さな承認を1個1個積み重ねて回復していきます。こういった対処が出来る人というのが良い状態を保てる人の特徴として浮かび上がってきました。

では、今日のまとめです。

良いマネジャーの皆さんはずっと良い状態であるわけではなく、紆余曲折がありますよね。大事なことはその状態を維持するということ、そしてその要素を失ってしまった場合には回復することが大事になるわけですけれど、その維持の方法、回復の方法についてお話をさせて頂きました。

分野: リーダーシップ |スピーカー: 田久保 善彦

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