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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 今日のマーケティング領域 (マーケティング/岩下仁)

今日のマーケティング領域

岩下仁 マーケティング

16/10/04


今回は今日のマーケティング領域についてお話をしたいと思います。
マーケティングというと従来は営利企業が自社の製品やサービスをお客さんに売る、そういったものが主でした。最近ですと、営利組織だけではなくて非営利組織、私の所属する大学みたいな非営利組織ですよね。あるいは行政機関にまでこのマーケティングの領域というのは広まっています。大学の場合はターゲットは誰になるでしょうか。受験生にいかに受験をして、更に入学してもらうかというのをマーケティングの手法で色々と考えます。あるいは、在学生の人が何をやったら一番喜ぶかというのを考えてカリキュラムを組んだりといったことまで行います。

もっと身近な所だと行政機関で観光地みたいなものもマーケティングの対象になります。特にインバウンドや海外から来る方も増えていますので、お客さんにどうやったら来てもらえるかというのもマーケティングの1つの領域になります。元々営利企業の所で主に行われてきたのですが、今まであまり力を入れていなかったところでも力を入れるようになってきているという業界もあります。例えば代表例を挙げると、横浜ベイスターズという球団があります。通常、今までのプロ野球の球団の発想ですと、チームを強くします。強いと来客が増えるというのが論理でした。ですが、DeNAの場合はマーケティング発想に立って、こういった論理とは別の発想で集客を増やすことに成功しています。実際に2011年にDeNAの傘下に入っていますが、その前と比べて来場者数が65%、座席動員率が52%から88%にまで上昇しています。その一方で実はチームの成績はあまり良くなく、従来の論理だと全くロジックがありません。ですが、ビジネスは成功しています。横浜にある球団なので、神奈川県民の人を対象にして実際に調査を色々と行いました。狙うべきターゲットというのが仕事帰りに友達と飲みに行く20代から30代のアクティブサラリーマンという、そういった像を明らかにしました。丁度そのぐらいの年齢の社員にアイデアを出してもらって色々な取組みをしました。例えば球場に行くと花火が打ち上げられたり、球場全体がライトで照らされるとか、そういった演出をしたり、あるいは座席に非常に工夫をしていて、非常に臨場感を持って見られる地上レベルのエキサイティングシートや自宅のリビングの様にくつろげるリビングボックスシート、屋外でも野球の観戦が見れるように特設ビアガーデン、大型ビジョンを設置したりしています。そういった大掛かりなものだけではなくて、例えばスタッフの服を横浜で海が近いので海をテーマに統一したり、夏とか汗ばみますから、シャワー室を設置しています。

たまたま調べたので横浜だったのですが、おそらく皆さん非常にマーケティングの発想を持たれていて、どうやったら集客できるかというのを考えています。やはりそういう楽しめる発想というのがあります、。ですから、球団の人は今どう考えているかというと、競争相手が他の球団ではなく、例えば平日だったら他の居酒屋やカラオケボックス、休日だったらテーマパークが競合としてバッティングするという風に彼らは考えています。この中にも病院みたいなものもあり、病院は非常に当たり前の生活が出来ないケースが多いので、そういった所に目を付けて、色々な悩みを解決する病院というのも出てきています。そういった所もマーケティングを取り入れるようになりました。今日のテーマであるマーケティングの領域が拡大しているというところに繋がってくると思います。

それでは今日のまとめです。
今回はマーケティングの今日の領域について話を進めてきました。従来ですと営利企業のものだったのですが、最近は非営利組織、そして行政機関にまでマーケティングの発想というものが取り入れられています。

分野: マーケティング |スピーカー: 岩下仁

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