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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > これからのマネージャーの教科書④ スキルが重要 (リーダーシップ領域/田久保 善彦)

これからのマネージャーの教科書④ スキルが重要

田久保 善彦 リーダーシップ領域

16/09/12

『これからのマネジャーの教科書』という本を基に、「今マネジャーには何が求められているのか」ということについてお話ししています。
前回は、これからのマネジャーに求められていることとして「自らが変わり続けること」を挙げ、そのためにはどうしたらいいのか、というお話をしました。

実際にマネジャーに取材した結果、大きく「3つの力」が必要であるということが明らかになりました。今日は、前回ご紹介した3つの力、「スキル」「仕事に対する思いの力」「ギャップを埋める力」の中でも「スキル」について詳しくお話しします。

ここで扱う「スキル」というのは、「組織で成果を出す力」を指します。
マネジャーですから、単にその人が一プレイヤーとして優秀であるだけでは、その責務は務まりません。それでは、単なるプレイヤーと同じです。そのため、マネジャー個人としての能力以上のスキルを身に着けている必要があります。

しかし、優秀なプレイヤーであるということは、マネジャーになる上で欠かせない能力であることは間違いありません。そのため、今回は「組織で成果を出す力」についてお話しする前に、まずマネジャー個人として持つべきスキルというのはどういうものなのか、ということについて触れた上で、。「マネジャーとして持つべきスキル」は何なのか、ということについてもお話していきます。


では、「個人として持つべきスキル」とは何かというという話に入っていきましょう。
個人として持つべきスキルについて考える際には、最初にその人が所属する仕事のスキルは欠かせません。例えば、アナウンサーというお仕事をしている方であれば、「お話するスキル」、滑舌とか、よく喋るとか、そういうスキルが重要ですよね。

しかし、逆に滑舌よく話すというスキルは、一般的なビジネスパーソンにはそこまで必要な能力ではないかもしれません。
つまり、ご自身のお仕事に密着した、独自性の高いスキルというのが当然それぞれのお仕事についてあるので、まずそれを習得することが大前提となるわけです。専門性が高まらないとその仕事の中で活躍できませんよね。これが個人として持つべきスキルの1つ目です。

2つ目は、少し抽象度が高くなりますが、どこに行っても必要な力というのがあります。それは、例えば「数字を使って分析する力」や「企画する力」のような『テクニカル・スキル』です。こういった基本的な力は、会社が変わっても必要であり、一つのカテゴリーとしてとても大事だということが言えます。

次に、「ヒューマン・スキル」と呼ばれるスキルがあります。
これは、「コミュニケーション能力」、「人を巻きこむ力」と言われることもあります。こういうスキルもやはりマネジャーとして働くためには必要不可欠な力です。

最後に、「コンセプチュアル・スキル」があります。これは例えば、経営者の視点に立ってビジョンを掲げるとか、日々の実務というよりはもう少し全体感のある「大枠を語る」ような力のことを言います。
このように、このチームをどういう状態に持っていきたいのかということが語れないと、マネジャーになった時に、チームのメンバーが気にしているような細かいことばかり言っていても皆がついてきません。

従って、マネジャーとして必要な力としては、良いプレイヤーであるための「お仕事に関係するスキル」。それから、組織で成果を出す力として「テクニカル・スキル」、「ヒューマン・スキル」、そして「コンセプチュアル・スキル」といった能力が必要だと言えます。

そして、ここまではどちらかというと個人の問題ですが、個人として能力が高くなった後に必要なものというのは、今度は「マネジャーとして働く」、若しくは「マネジャーとしてチームをまとめて成果を出すスキル」ということになり、『リーダーシップ』の話になってくるわけです。

このリーダーシップというのも、今回取材をした何十人かの方々と色々議論したり、インタビューをしたりしていると、大事なことが2つあることに気づきました。

1つは、そのリーダーシップのスタイルが「あなたらしい」かどうか、ということです。よく有名な人の本を読んでこうありたいと思って真似をするわけですが、どう頑張ってもその人にはなりませんし、成る必要もありません。スティーブ・ジョブズがこうやってたとか、孫さんがこうやってたとか、いくら本を読んでもジョブズにも孫さんにもなれないわけです。

誰かのまねをするのではなく、書籍などは参考にしつつも、「自分らしいリーダーシップ」というものをつくらないと、パワーが全開になりません。そして、二つ目は、その「自分らしいリーダーシップ」を作るときに、「自分はこういうことを大事にしたいからこういうリーダーシップをとりたいという意図」があるかどうかというのが大事になります。意図がないと、たまたまそうなっているという話になり、再現性がありませんから。

「自分らしいリーダーシップ」を作れている人というのは、いい仕事をしている人が多いという印象を持っています。「自分らしいとは何か」、「自分のやり方はどうしたらいいのか」ということを突き詰める必要があるということでしょう。

今日は、3つの力の中の1つ、「スキル」にフォーカスしました。、スキルには、個人として持たなければいけない部分と、周りの方に影響力を与えながらリーダーシップを発揮して組織として力を発揮させていくための部分があります。今日は、その2つの側面からお話をさせていただきました。

分野: リーダーシップ |スピーカー: 田久保 善彦

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