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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > これからのマネージャーの教科書② ミドルマネージャーとはどうあるべきか? (リーダーシップ領域/田久保 善彦)

これからのマネージャーの教科書② ミドルマネージャーとはどうあるべきか?

田久保 善彦 リーダーシップ領域

16/08/25

このシリーズでは、「これからのマネージャーの教科書」という本を基に、「ミドルマネージャー」は一体どういう存在なのか、信頼の厚いミドルマネージャーはどういう人なのか、ということをお話ししていきたいと思います。

前回は、少し年齢の話をさせていただきましたけれども、世の中の状況というのはどんどん変わっていきます。以前は、「ミドルマネージャー」というと、例えば35から50歳ぐらいまでの方を幅広く捉える言葉でしたが、最近では、ベンチャー企業などでは20代の部長さんとか、25歳だけれども部下をたくさん抱えて頑張っているという方も数多くいらっしゃいます。これからの話に於いては、「マネージャー」という言葉と年齢というのはあまり関係づけないで話をしていきます。

では、ここでいう「マネージャー」は一体どういう人を指すのでしょうかか。ここでは、部下や上司がいて、同僚もいる。その他にも外注先の取引先やお客さんがいる。自分の直属の上司の上の上司がいる、というように、上も下も横も斜めもがんじがらめになっているような、しがらみの中に置かれている人達を総称して、「マネージャー」と呼ぶことにします。そのため、年齢で言えば25歳のマネージャーもいれば、55歳のマネージャーもいますし、もちろん男性もいれば女性もいるというように、非常に多くの人に関わってくる話である、という風にご理解をいただければと思います。

会社の中で、「マネージャー」というポジション、もしくはそういう名前の名刺を持っている人を「マネージャー」というよりは、今私が申し上げたような状況に置かれている人はみんな「マネージャー」と思ってもらえると良いと思います。そうすると、恐らく多くの方が関係のある話だと思っていただけると思います。

このマネージャーの方々というのは、今申し上げたように、組織上、会社のど真ん中にいる方なので、この人たちが元気かどうかというのは、その会社が元気かどうかということに非常に大きく影響します。

では、このマネージャーの皆さんに今何が求められているかというと、一言でいうと「変わる」ということだと思います。
「変化する」ということです。例えば、最近新聞やネットでは、人工知能がどうしたとか、ロボットがどうしたとか、そんな話が毎日毎日、目に飛び込んできますね。人工知能によって人間の仕事がとって変わられ、将来人の働く場所がなくなるだろうといった話は、枚挙にいとまがありません。更に、もう一つのキーワードとして、「グローバル」が挙げられますが、どんどん世の中がグローバル化して、日本の会社が国外に出ていくというのが百花繚乱という状態だと思います。一言でいうと、世の中が物凄いスピードで変化しています。まさに一寸先は闇です。何が起こるかわかりません。パッと気がついたら僕の会社が外資系になっているということもあるかもしれません。

ミドルマネージャーになり、ほっと一息ついてボーッとしていると、足元をすくわれる可能性がどんどん高まっていきます。世の中が変化しているということは、自分が変わらなければ世の中との差がどんどん広がってしまうということです。つまり、ミドルマネージャー、もっと広く言えばビジネスパーソンはどうあるべきなのか、というと、「自らが変わり続けなければならない」ということです。

少し前までは、「変革マネージャー」とか「変革リーダー」という言葉が流行しましたね。これは、会社を変革することができるリーダーや会社を変革する事ができるマネージャーという意味で使われていましたが、「会社を変える前に、自分を変えることが先なのではないか」というのが今日私がお伝えしたいことです。

でも自分を変えると言われても何から始めたらいいのかがわからない。やはりある程度凝り固まっていたりもするでしょうから、そうそう簡単に変えられるものなのか、と思ったりしますよね。

誰でも、靴の底の減り方には癖がありますよね。例えば、私は外側から減っていくのですが、これは何の裏返しかというと、歩き方に癖があるということです。どの靴を見ても同じ減り方をしています。という事は、癖というのは相当強いもので、相当意識しないと自分の癖や考え方、行動パターンというのは変えられないということです。でも、だからこそ、変わり続けるという強い意志を持たなければ、近い将来通用しなくなってしまうのです。ですから、会社を変えるということはもちろん大切ですし、是非、会社自体を変えていっていただきたいと思いますが、その前に「自分が変わる」、「自分が変わり続ける」ということを、強く意識する必要があると思います。つい先日、サンフランシスコに行ってきたら、あるキーワードが語られていました。それは「AQ」という言葉です。
IQは知能指数ですよね。AQは、Adaptability Quotient(アダプタビリティ クオティント)という言葉です。要するに、「順応性」とか「適応性」がどれだけ高いかということを示しています。つまり、世の中が変わるのに合わせて自分も変わる。その順応度とか適応度が高くなければ生き残っていけないよということです。

今日は、これからさせていただくお話の、大前提としての「ミドルマネージャーの定義」とそれから「ミドルマネージャー自らが代わり続けなければならない」というお話をさせていただきました。

分野: リーダーシップ |スピーカー: 田久保 善彦

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