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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 英国における異文化(29):食べ物(1)フィッシュアンドチップス (英文法理論、コンピュータによる英語教育/鈴木右文)

英国における異文化(29):食べ物(1)フィッシュアンドチップス

鈴木右文 英文法理論、コンピュータによる英語教育

16/08/16


今日は英国における異文化の29回目です。今回から食べ物のシリーズをしようと思っております。第1回目の今日はイギリスと言えばフィッシュアンドチップスということで、フィッシュアンドチップスについてお話をします。

イギリスって食べ物がおいしいんですかという事をよく尋ねられます。そういう意味でも非常に典型的な食べ物で、これは向こうでおいしい思いをしたとか、食べてみたらまずかったとか、そういうことがよく出てくる食べ物です。フィッシュアンドチップスでまずかったという人によく聞いてみると、ツアーで行って出された物を食べたということが多いです。単価の安い物が出てくるからでしょう。そうではなくてちゃんとしたレストラン、ちゃんとしたパブの所で、ちゃんとした値段の物を食べると私はいつも当たっています。安い所、それから油の悪い所、そういう所はいけないよねというポイントがいくつかあります。まずかったと言われる方にはもう1つ原因があります。日本でフィッシュアンドチップスを出してくれる所が色々ありますが、最近ではアイリッシュパブやブリティッシュパブ等があるでしょう。しかし、魚が違うし作り方も油も衣も違うので、イギリスで食べた味と同じだと思う事はありません。特に向こうは鱈を使いますが、こちらで、鱈で作ると何か違います。英和辞典を引くと鱈となっていますが、やはり種類が違うのではないかなという気がします。ですから日本で食べている味をそのまま想像すると、こういうのは美味しいカテゴリーの食べ物ではないと思う人が多いと思います。それでフィッシュアンドチップスと言えば皆さんどんなものか大体分かると思うのですが、魚のフライです。日本でチップスと言うとポテトチップスでしょう。しかしイギリス英語ではクリスプスと言いまして、向こうでチップスというと、アメリカで言うフレンチフライになります。マックなんかに行くとついてくる、フライドポテトを付けるのですが、もっと太いです。それがないとフィッシュアンドチップスではありません。そこに他の野菜が付いたりグリーンピースが付いたり、ものによってはベークトビーンズが付いたりという形で作りますが、ワンプレートで、日本の女性の方だと食べ切れないぐらいの量が出てくるのが普通です。フィッシュの大きさたるや、私の靴の大きさぐらいは面積的に言うとあるかなと思います。ですから、おやつだと思ってこれを買い食いしてしまうと、次の食事が入らなくなります。

フィッシュアンドチップスはイギリスで庶民の食べ物で食事の代わりになる物ですから、それだけボリュームがあり、日本だと多分本場の三分の一ぐらいの大きさで作って出しているお店が多いのではないかと思います。それで魚としては今申し上げたように鱈が標準で、向こうではコッドです。その次のランクになると、これも食べると鱈の一種だと思うのですが、ハドックというのがあります。その上一番高級なのがプレイス。発音は場所と同じですけが、スペルが違います。日本で言うところの鮃です。値段はそのランクになっています。私は個人的にはハドックが好きです。中間クラスです。色んなお店に行ってどういう魚の種類でどういう値段のランクになっているかを見るのが楽しくていつもどうなっているのかなと思って見ています。いずれにしても鮃は分かると思いますが、鱈やハドックは日本とどのように違う味なのかと言われるとなかなか難しいのですが、北海道で食べるちゃんとしたホッケを想像すると良いでしょう。これに衣が掛かっていると想像して下さい。まずいはずがないでしょう。脂がきちんと乗っていて、決してわらじではないわけです。但し選ぶ必要があって、ちゃんとしたレストラン、もしくはここは大丈夫だと言われるパブで食べるのが一番安全です。値段的には10ポンド位から、日本円にして今のレートだと1,400、1,500円ぐらいですけど、それ位のところからのものがやはりおいしいです。おやつ的なファーストフードで売っている所の物は、値段は安く、3ポンド位からあるのですが、やはり油の使い回しをしていて、そもそも品質が悪いという事もあり、味的にはかなり劣ります。ですから、ロンドンを観光していて、途中で街頭のストールで売っているような物というと、非常に危ない可能性が高いです。そして食べ方ですが、普通は味付けなしで出てきます。薄味は付いていると思いますが、そのあと塩と、向こうでは標準的なモルトビネガーという酸っぱい洋風の酢みたいな感じのものがあります。それを自分の好きなだけかけて食べてくださいというのが普通です。普通は、調味料はテーブルに置いてあります。それを知らないで日本人が買ってきて味が無いと言っている光景は何度も見た事があります。これに限らず他の料理でもそういうことがあるということはよく聞く話です。そして1つ歴史的な事で覚えておいて欲しいのが、昔は新聞紙にくるんで売っていたのですが、脂を取るという意味もありました。ですから、新聞の活用にもなりましたが、そのかわりインクが付いてしまって大変という事で、今は禁止されているとか、されていないとかいう話を聞きます。

それでは今日のまとめです。
イギリスと言えばフィッシュアンドチップスです。色んな意味でイギリスの典型的な食べ物ですから、これをトップバッターに持ってきました。皆さんも是非向こうで食べてみて下さい。ただし、ちゃんとした所で。

分野: 異文化コミュニケーション |スピーカー: 鈴木右文

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