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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > ネットビジネス⑦Googleの検索方法2 (マーケティング、創造(アントレプレナーシップ)/川上慎市郎)

ネットビジネス⑦Googleの検索方法2

川上慎市郎 マーケティング、創造(アントレプレナーシップ)

16/07/29

前回、Google検索の仕組みについてお話ししました。GoogleとかFacebookがどうやって利益を上げているのかというお話をするつもりだったのですが、その前にGoogleの検索の仕組みの凄さの話で終わってしまいましたね。

日本ではYahoo!で検索するという方もいらっしゃると思いますが、実は皆さんがYahoo!で検索しても、実はGoogleがその検索結果を返しているということをご存知でしたか?

今の日本ではYahoo!のキーワード検索の中身はGoogleなのです。かつては、Yahoo!は独自で検索サービスの仕組みを作っていました。しかし、数年前にYahoo!独自で開発するよりもGoogleの検索サービスの仕組みを裏側に入れた方が早いだろうということで、今はGoogleの検索結果をそのまま表示するようになっています。

そのため、Yahoo!はGoogleに対して多少のお金を払っています。ただし、Yahoo!のお客さんが検索をたくさん使うほど、Googleにとって検索結果を改善するためのデータがたくさん得られるということもあり、あまり高額のお金を払っているわけではないと思います。共存関係になっているということですね。

では、前回お話しできなかったGoogleはどうやって利益を得ているのかというお話をしていきましょう。

私たちは無料で検索しているわけですが、アメリカの統計では、検索をした人たちのうちの4割で、その検索結果が実際に何らかの購買につながっているということが明らかになっています。
逆に、インターネットの中で商品を購入する人のうち、7割は検索から購買活動がスタートしているということも統計的に明らかになっています。ここにGoogleは目を付けました。

つまり、何かキーワード検索をする人というのは、その関連商品を購入したいと思っている人であることが多いということです。例えば「メガネ」というキーワードで検索をする人は、何かしらメガネを買いたいと思っているに可能性が高いとすれば、「メガネ」と検索をした人に真っ先に見えるようにメガネ店が広告を出せるようにすれば、お金が儲かるのではないかということを考えたわけです。それが皆さんが検索した時に最初の2行ぐらいに出てくる、Googleの「検索連動広告」という広告が始まったいきさつになります。

これは企業にとっては非常に効率の良い広告です。従来はメガネ屋さんの広告がどんなところにあったかというと、町の中の看板とか、街頭でのティッシュ配りとかでした。要するに、たまたまそこを通りがかっただけの、メガネを買う気が微塵も無い多くの人たちにも、無駄なお金をかけて広告していたわけです。しかし、Googleは「メガネ」というキーワード検索をしてくる人たち(その4割は何らかの形でメガネを買う可能性がある)だけに、メガネ屋さんの広告(ウェブサイトへのリンク)を見せれば、その広告が無駄になる確率は大きく下がり、非常に効果的であると考えたわけです。こうして、検索連動広告は大ヒットするようになりました。

ここで少し疑問が浮かびます。そもそも、そんなに効果の高い広告なら、どうして世界中で同じようなことをやる人たちが、Google以外に出てこなかったんだろうかということです。

実はこうしたことを考えた人はほかにもいたのですが、結果的には世界中で検索と検索連動広告をやっている会社というのは、Googleとマイクロソフト、Yahoo!ぐらいしか残っていません。これはなぜでしょうか。

少し考えてみていただきたいのですが、例えば皆さんが検索に広告を出したいと思う企業の担当の人だったとしたら、どこの会社の検索サービスを一番選びたいなと思いますか。

当然、よりたくさん検索をする人がいる所に広告を出したいなと思うわけですよね。では、検索する人たちは逆にどこで検索をしたいかというと、検索して自分の欲しい情報がパッと出てくるところで検索をしたいと思いますよね。つまり、広告主からすると検索ユーザーがたくさんいるところが良い。でも検索ユーザーからすると、なるべく良い情報がたくさん集まっていて、余計な広告がなるべく見えないところがありがたいわけです。

Googleはこれを上手く利用しました。彼らは、検索広告を出す広告主に対して、「お客さんが見たくなるような広告だけを出してください」と注文を付けました。具体的には、お客さんがその広告を見てクリックしたかどうかを調べて、クリックされない広告が自動的に表示されなくなっていく仕組みにしたのです。

そのため、検索する人たちにとって見たくなるような、価値のある広告を一生懸命頑張って出す広告主の広告がたくさん出るようになり、検索する人にとってはますます便利になり、たくさん検索されるようになります。そして検索をする人達が増えれば増えるほど、広告主にとってはさらに広告の効果が上がります。こうして、両方が増え続けるという他社には追いつけないほどの好循環が生まれたのです。

では、今日のまとめです。

ネットにおいて、お客さんとお客さんを結び付けるようなビジネスを成功させる為には、情報を出すお客さんと情報の欲しいお客さんという両方の関係をうまく取り持つ仕組みを作ることが重要です。

分野: ネットビジネス戦略 |スピーカー: 川上慎市郎

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