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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 英国における異文化(28):パブと酒類(10) (英文法理論、コンピュータによる英語教育/鈴木右文)

英国における異文化(28):パブと酒類(10)

鈴木右文 英文法理論、コンピュータによる英語教育

16/06/20

「英国における異文化」シリーズ28回目の今日は、「パブと酒類」の続きです。もうこの「パブと酒類」については、このシリーズの中でも10回目になります。

今日はこれまでのお話しの総集編です。
「パブ」といっても日本のパブを想像してはいけないとこれまでお話してきましたね。イギリスを舞台にした映画などでパブを人々が利用するシーンなどをご覧になった方も多いと思いますが、今日は、注文をして、飲んで、どう楽しむかという手順について簡単に復習をしたいと思います。

まず、お店に入っていきなりカウンターへ行きます。そこで何をどれだけくれと注文すると、お店の人が準備してくれます。そして支払いをそこで済ませて、受け取ったものを自分の好みのテーブルなりカウンターに持っていって飲むという形になるわけです。そこでいくつか注意点があります。まず、飲み終わったグラスをどうするかということです。これは僕も向こうでいろんな人に聞くのですが、細かい決まりはないとよく言われるものの観察しているとそのままそこに置いていっている人、カウンターに返しに行く人、様々です。僕は日本人的な感覚で、いつもカウンターに戻しに行きますが、現地の方によると、あちこちに散らばって残されたものを回収する仕事をする人もいるのに、その仕事を奪うのも気が引けるという人もおり、結局何をすれば正解かというのがよくわかりません。

次に、チップはどうするのかとよく聞かれますが、正式なレストランだとチップが必要ですが、パブに行って飲み物だけという時にチップを渡している場面はあまり見ません。ただし、支払いをするところに壺がおいてあったりするので、そこにチャリンと置いてくる、或いはおつりの中からちょっと1,2枚置いてくるというようなことをする人は時々いるようです。しかし、基本的に飲むのだけなら僕は要らないと思います。

その他、子供が入れるかどうか気になる人がいると思います。これは日本とは違い、入口にいろいろと説明や規則を書くということをしないため、わからないことはとにかくマスターに全部聞くのが一番です。聞かれて嫌な顔をする人はいませんので、「うちは申し訳ないけど子供さんはだめなんですよ」とか「昼ご飯の時間帯はいいことにしているから入ってください」とか、色々言ってくれますので、私も随分助けられました。パブでご飯が食べられると安く済むので、子連れの時には非常に良かったですね。ただ、乳母車を持ち込んで入られると嫌だというところはあるでしょうから、そこは大人の世界だという原則は覚えていてください。

あとはこんな変わったところがありましたということを少しお話しようかなと思っています。先ほどご紹介した注文の仕方が一般的ですが、中には日本式のところもあり、まず座席を決めてそれから食べ物の注文に来るというスタイルのところも多くあります。いきなり行ってそこで食べ物を受け取って、それから席を探すところもありますが、多くは座席番号何番だよというところを定めておいてから食べ物の注文に行きます。これは非常にレアですが、注文をすべて座席のところで聞くというレストランのようなスタイルのお店もあります。食事が済んだあとは"Bill,please"と言って計算書を持ってきてもらい、それをレジに払いにいくところもあります。これにはびっくりしましたね。しかも計算書はお店の人が運んできた目印に座席の番号がついたプラカードのような大きいもので、それを持って行って払うところという面白いところもありましたね。そのプラカードは追加の注文がある時に自分が何番かという証拠を示した上で注文すると、その番号のところに勘定がどんどん追加されていくわけですね。本当に色んなスタイルがあります。とにかく、分からないことは聞くというのが一番です。

こんなことを聞いてもいいのかなと抵抗を感じる方もいらっしゃるかと思いますが、心配はいりません。僕のイギリスに行った経験で言うと、現地の人も分からない事が多いので、逆に現地の人が僕に聞くこともあるほどです。「これどうするの?」と聞かれて「I'm a stranger here.だからよくわからない」と言うという場面も沢山ありますので、気にする必要はありません。

この番組では、この地域のこの名前の店が美味しいという話はあまりできませんが、パブの見つけ方について少しお話ししましょう。これは観光ルートではないところを探す場合です。少し裏に入っている住宅街で基本これは住宅街の区画だよなというちょっと入り込んだところ、地元の人が沢山いるところですね。そして出来れば入り口に大手系列のビールの名前の看板をでかでかと出しているようなところを避ける。そうするとローカルな品揃えをしているということが多いです。そんな風にしてパブを見つけると珍しい美味しいものに出会える可能性が高くなり、観光客がわさわさいるところではなくて、地元の人がいつもの話をしているところへ交わることが出来る可能性が高いです。

現地の人がどんなふうに受け入れてくれるかというのは、その村がどのくらいの大きさかとかにもより、中には、「あ、来やがったな」と一斉に振り向かれるというとかというところもありますが、そのへんはずうずうしくなりましょう。

では、今日のまとめです。
パブのお話を沢山してきました。皆さんもイギリスへ行かれたら、イギリスではなくても、パブのような制度のお店はヨーロッパに沢山ありますから、是非一人であっても勇気を奮って、外国人の方しかいなくても入ってみましょう。

分野: 異文化コミュニケーション |スピーカー: 鈴木右文

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