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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > ネットビジネス① (マーケティング、創造(アントレプレナーシップ)/川上慎市郎)

ネットビジネス①

川上慎市郎 マーケティング、創造(アントレプレナーシップ)

16/06/23

前回まで、「プラットフォームとしてのブランド」についてお話してきました。今回からは、そもそもプラットフォームとは何か、ということと、今日、世界を変えてしまうぐらいに大きく、強力になっている、インターネット上のプラットフォームビジネスについて、詳しくみていこうと思います。

インターネット上のプラットフォームといえば、みなさんはどんなものを思い浮かべるでしょうか。代表的なのは、「Gang4」と呼ばれる4つの企業です。すなわち、Amazon、Google、Apple、Facebookのことで、この4社はとにかく巨大で強力だ、ということで、4つの「ギャング」という言い方をされています。

では、この4社の規模について、Amazonから順にみてみましょう。2015年の売上高は13兆円に上ります。日本で今一番売上の大きい小売業はイオングループですが、イオングループの売上が約8兆円です。これに比べてみて、Amazonの規模がいかに大きいかがよくわかると思います。現在、Amazonの売上を越える小売業というのは、売上高が約50兆円と言われる、ウォルマートしかありません。
Amazonの特殊な点として、これだけの売上があるのに、実は利益がほとんど出ていないことがあります。今年はけっこう利益も出ているのですが、その利益の大半は、物を売った利益ではなく、インターネット上のウェブサーバーを人に貸し出すという、クラウドサービス事業によるものです。約1兆円の利益を出しているこのクラウドサービス事業を除けば、それ以外は全く利益が出ていません。Amazonは、利益を出すよりも投資をすることのほうが大事だという考え方をしているので、あえて利益を出していないといえます。その分、どんどん規模を大きくしていっているという会社です。

次に、Googleを見てみましょう。Googleは直近四半期(2016年1~3月)の売上高が約2兆2000億円で、しかも、利益が4600億円に上っています。つまり、大体20パーセントの利益率を上げています。今、日本の会社で利益率が20パーセントの会社というと、数えるくらいしかないです。おそらくほとんどの会社の利益率がせいぜい2、3パーセント、あるいは5パーセントくらいです。しかもGoogleは、20パーセントの利益率を維持しながら毎年20パーセントの勢いで成長しています。世界の広告市場で30パーセントのシェアを占めるGoogleは、すごい勢いで伸び、かつ利益も上げているという会社です。

続いては、Appleです。最近iPhoneの売上が落ちてきていると言われてはいますが、Appleの昨年7~9月の売上高は、6兆2000億円、純利益が1兆3000円に上ります。スマートフォンメーカーは世界に1000社あると言われていますが、実は、この業界全体の利益の92パーセントをAppleが占めています。

最後に、Facebookについてみてみましょう。この会社は、他の3社よりも規模は小さいですが、成長力がすごいです。昨年10~12月の売上高が約7000億円ですが、前年比で50パーセント以上伸びています。売上の中身は広告収入がほとんどですが、いま、Facebookがソーシャルメディア広告では約6割のシェアを持っていると言われています。

これまで見てきたように、凄まじい業績を上げている会社がごろごろしているのが、このプラットフォームビジネスの特徴です。

さて、こうしたプラットフォームビジネスが、私たちの生活に果たしている役割について改めてみてみましょう。
日本だと、Googleで検索したり、Gmailでメールのやりとりをしたり、Facebookで友だちと連絡をとったり、というようなものだと思いますが、実はプラットフォームビジネスは、コミュニケーションだけでなく、ビジネスを支える基盤になっています。
たとえばフィリピンにおいて、ほとんどのネット販売はFacebook上で行われています。Facebookで商品を出して、それに興味を持った人が連絡を取り、実際にどこかで会って商品とお金を交換する、といったことが当たり前に行われています。Facebookは商売道具なのです。
このように、プラットフォームビジネスは、近年、生活とビジネスに欠かせないツールになってきていると言えます。

それでは今日のまとめです。
今日、プラットフォームビジネスは、世界中を覆い、物凄い利益を上げていくビジネスになってきています。

分野: ネットビジネス戦略 |スピーカー: 川上慎市郎

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