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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 福岡市の成長と九州の離島広域連携② (国際経営、国際物流/星野裕志)

福岡市の成長と九州の離島広域連携②

星野裕志 国際経営、国際物流

16/04/28

昨日は、福岡市がさらに成長するためには、住みたい、行きたい、働きたい都市にしていく必要があり、3月末に発表された「福岡市・九州離島広域連携協議会」の発足が、今後の成長への取り組みのひとつとのおはなしをしました。

福岡市は国内の大都市でも珍しい今後も人口増が期待できる都市ですが、福岡の成長は、福岡の単独でできるものではありません。特に九州の中でも、福岡が突出した成長として独り勝ちを考えるのではなく、九州の各地との連携で持続的な成長を考えていく必要があります。

昨日も少し触れたように、福岡市は内外からのアクセスの良さから、高いゲートウエイ機能と食の豊かさで定評がありますが、観光資源となると残念ながら非常に限られています。温泉、阿蘇や桜島といった自然、熊本城や様々な歴史や文化の魅力が九州にはたくさんありますので、福岡にはなくても、連携効果でさらに人が呼び込めるということになります。

福岡を目的地とするのではなく、福岡と九州のどこかの組み合わせで、魅力を高めるということです。そのような中で、今回福岡市と九州の離島4島による広域連携協議会が立ち上がって、内閣府から地方創生加速化交付金の対象事業に指定されました。この交付金は、(1)しごと創生 (2)地方への人の流れ(3)働き方改革 (4)まちつくりのような分野で、地方創生を目指す取り組みです。
今回連携する壱岐、対馬、五島、上五島、屋久島の5島は、飛行機か高速船で、福岡からほぼ一時間で行くことができます。まだすべてを回ったわけではないですが、壱岐・対馬は魏志倭人伝にも書かれた歴史の宝庫であり、豊かな自然の島でした。屋久島の縄文杉のような世界遺産の島もあれば、50もの教会が点在する五島列島では、世界文化遺産の登録を目指されていますし、ビーチの美しさは特別とのことです。

これからの連携で、具体的には、共同の調査研究、人材交流、アイデアの共有、情報発信を含めた共同のプロモーションなどによって、観光客の誘致に相互で協力していくということになります。

ひとつの例ですが、最近MICE(マイス)が注目されています。Meeting(会議・研修・セミナー)、Incentive Tour(報奨旅行), Convention /Conference(大会・学会・国際会議), Exhibition/Event(展示会・イベント)のそれぞれの頭文字をとった言葉で、ビジネス関連の訪問者のことですが、これらの誘致が注目されています。

福岡で開催された国際会議は、東京に次いで日本で6年連続2番目の回数でした。それであれば、福岡に来られるビジネス客が、会議などの前後に離島にショート・トリップとして足を運ぶことによって、福岡と島の両方にとって利点になります。

ゴールデンウイークからは、フィンランド航空もヨーロッパから福岡への乗り入れが始まります。福岡を起点に九州の魅力を味わっていただくには、福岡と離島は良い組み合わせだと思います。

これからは、福岡プラス島への航空券などを働きかけていくことも必要ですし、それぞれ固有の島の魅力と組み合わせて、どのように周遊性を高めるかが課題かと思います。人の流れができれば、そこには仕事が生まれ、まちづくりが見直され、地域の活性化につながっていくと思います。

福岡市と壱岐、対馬、五島、上五島、屋久島の組み合わせで、それぞれの魅力を高め観光客の誘致に相互で協力していくことを目的に、「福岡市・九州離島広域連携協議会」が発足しました。人の流れを作ることが、地域の活性化、地域創生に繋がることが期待されています。

分野: 国際ロジスティクス 国際経営 |スピーカー: 星野裕志

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