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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 福岡市の成長と九州の離島広域連携① (国際経営、国際物流/星野裕志)

福岡市の成長と九州の離島広域連携①

星野裕志 国際経営、国際物流

16/04/27

3月の末に、福岡市と九州の離島5島の広域連携による地方創生のプロジェクトが発表されました。今日と明日で、これからの福岡市の成長と九州の離島連携の意義について、お話ししたいと思います。

福岡市と九州の離島5島との広域連携ですが、長崎県の壱岐、対馬、上五島、五島と鹿児島県の屋久島の5つの島との連携になります。これらの5つの島の共通点は、福岡から飛行機または高速船で、ダイレクトにアクセスできるという点です。

福岡市の人口が、最近神戸市を抜いて国内の政令市で5番目になったことはよく知られています。4番目の札幌市は、面積が福岡の3.4倍もあり、札幌市の人口の195万人に手がとどくことはなさそうですが、福岡市の人口は、2035年まで増加すると言われています。少子高齢化で、どこでも人口減少が言われる中で、これからもなお160万4千人まで増え続ける福岡市は、いろいろな意味でまだまだ成長が期待できます。

今から2年前の2015年に、これからの福岡市のあるべき姿としての基本戦略が策定されましたが、そこでは「住みたい、行きたい、働きたい、アジアの拠点都市福岡」というキャッチ・コピーが作られました。これには、成長に向けた大きな意味があります。

私もこの福岡市の基本戦略の策定に参画し、今回お話しする九州の離島との広域連携にアドバイザーとして加わっていますが、福岡の成長には、「住みたい、行きたい、働きたい」の3つが大切だと考えています。

まず昨年の福岡市の調査では、市民の95.3パーセントの人が、福岡は住みやすいと答えていますが、多くの人が快適と感じる福岡をさらに快適にして、企業や人をさらに呼び込み必要があります。これが「住みたい福岡」です。

次に「行きたい福岡」ですが、昨年は博多港の外国クルーズ船の寄港が245隻で、今年は400隻になることが期待されています。市内の各地に、中国や韓国からの旅行者を始めとして、たくさんの観光客が目に付きますが、福岡への来訪を一過性のブームに終わらせることなく持続的にするためには、もっと国内からあるいはアジアに留まらず広く海外から観光に来ていただく必要があります。これが、後にお話しする福岡市と離島の広域連携の主な目的になります。

そして、三番目が「働きたい福岡」です。もちろん福岡市は、現在スタートアップ・シティとして、新たに投資がされることや新たな起業に向けて様々な取り組みをしていますが、もともとがサービス産業中心の都市ですから、来訪者が増加することで、これらの関連産業がさらに活性化することが期待できます。

まだまだ人口が伸びる福岡をさらに成長につなげていくには、「住みたい、行きたい、働きたい」福岡にしていく必要がありますが、そこで出てくるのが、福岡市と九州の離島5島との広域連携です。最近このプロジェクトに参加してから、ひとつひとつ島を訪問していますが、ピーク時に比べて来島者数が大幅に減っているようです。まさに観光客の誘致と地域活性化に向けて何らかの手を打つ必要がありますが、それは福岡市も同様です。

福岡市は、2014年に1,855万人の来訪者がありましたが、国内外からのアクセスの良さは高く評価されるものの、観光資源は非常に限られていると思います。福岡に観光で来られる人たちは、食についてはとても満足されますが、大宰府も九州国立博物館も市内ではないですから、市内に観光名所は少ないです。

福岡市・九州離島広域連携協議会の発足の狙いは、ゲートウエイとしての福岡で食や町を楽しんでいただき、島に足を伸ばすことで、各島のもつ自然、文化、歴史や様々特色と組み合わせで味わっていただくという取り組みです。福岡市と5島が一緒になって、地方創生を目指すということになります。

今日のまとめ:日本の政令都市の中で人口が5番目になり、さらに2035年まで人口が増加すると言われる福岡市ですが、さらなる成長のためには、住みたい、行きたい、働きたい、アジアの拠点都市を目指す必要があります。    


分野: 国際ロジスティクス 国際経営 |スピーカー: 星野裕志

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